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2020年01月28日
パス回し
今回は、『少年サッカー パス回し』と言う検索ワードをお題にしてみます。
今は、パス回しを重視するチーム、指導者が多いのかな・・・って思います。
単にパスして終わり・・・って訳じゃ無く、パスを継続して繋いで行く・・・そんなイメージですね。
パスしたら動く、パスしたら動く・・・この繰り返しを子供達に強いる事になります。
御年配の人なら、かつてオランダ代表が見せたトータルフットボールなんかを連想するのかも知れませんね。
今なら、ティキタカに代表されるFCバルセロナやスペイン代表の様な非常に高度なサッカーのスタイルを連想する人もいるのかも知れません。
どちらにも、故ヨハン・クライフが関わっていると言う事は、サッカーファンならご存知かと・・・。(^-^)b
子供達も動画でFCバルセロナの試合なんかは見ていますから、イメージはし易いのかも知れませんね。
ただ・・・次々とパスを繋ぐ事って、見ていても気持ちが良い物かも知れませんけど・・・その事自体には大した価値って無いのかなって思います。
「あ〜上手いね〜」って感心はするかも知れませんけどね。(^^;
要するに、何の為のパスなのか・・・を子供達自身が理解してプレイしているのか・・・が重要なんですよね。
ポゼッション(ボール支配率)を気にし過ぎる、重要視し過ぎる為に、ボールを回す事自体が目的となってしまっているチームも時々見受けられますかね。(^^;
『数字スライドパズル』って言うのでしょうか・・・ばらばらになっている数字プレートをスライドしながら数字を順番に並べて行くパズルゲーム・・・昔やった記憶が在るんじゃないかと思います。
好い加減にスライドを繰返しても数字が全て順番に揃ってくれる事って先ずありませんよね。(^^;
あれと同じで、ただパスを回し続けているだけでは、失点はしないのかも知れませんが、得点も期待できない訳なんです。
そこに狙いを持った動きが無いのなら、延々とパスだけを繋いで行く事になってしまいます。
指導する側の持っているイメージを子供達に伝える事って難しいんです。
何処で攻撃のスイッチを入れるのか・・・とか、子供達の間でイメージを共有する事だって簡単じゃありませんしね。
ちょっと、高度な事を子供達に求め過ぎているのかな・・・って思わないでも無いんです。
それが在る程度出来ているチームも勿論あって、そう言うチームは強豪なんて言われるチームばかりなんですよね。(^^;
指導者の腕・・・そう言う側面も確かに在るのだろうと思います。
ただ、それ以上に子供達のレベルにかなり左右されてしまうと言う点も在る訳なんです。
足し算も出来ない子に掛け算や指数を仕込もうとしている様な・・・そんな背伸びし過ぎなチームもチラホラ見受けられる様な気もします。(^^;
まぁ、そのチームの方針ですから・・・良いのですけど。
パス回しばかりを重要視し過ぎる為、子供達の目、意識からゴールが見失われてしまっている・・・そんな気もします。
パス回しの合間にドリブルを挟むにしても、ゴールに向かって行く訳じゃ無く、パスコースを作り出す為のドリブルしか見られないなんて事も在る訳で・・・。
サッカー本来の目的である、ゴールを奪うと言う点に意識が向いていない時間帯が多過ぎるんじゃないかと・・・。
もちろん、焦って前へ前へって急いでも・・・それも又、上手くは行かない物なんですけどね。(^^;
パス回し自体は、多かれ少なかれサッカーに必要な事ですから、何時から始めるのが良いかなんて論争はナンセンスなのかも知れません。
子供達の能力を見ながら適切な時期に導入して行けば良いのだとは思うのです。
ただ、パス回しがサッカーの目的になってしまう様な愚は冒したくは無いですよね。
パス回しさせる事の意味、パス回しする事の意味、指導者も子供達もそれぞれに考え、理解した上で導入して行けると良いのかなって思います。
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