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2020年12月31日

税務大学校での思い出 part1

【読んで欲しい人】


需要はごく一部だと思いますが、
50記事記念というのと
年越し間近ということで、
自分の思い出を兼ねた
国税庁時代の「研修」について
話せる範囲でお伝えしていきます。




目次:



training-3185170_1920.jpg



@3年かかってやっと受かったけど・・



まず、僕は公務員試験に受かるために3年かかりました。
その間、税務職員(国税庁)に受かるのに2年かかってやっと受かりました。

そこで、受かったときはめちゃくちゃ嬉しかったのですが、
入庁する前の内定者懇親会(ただ座ってるだけ)のときに、
「10年働いたらこうなるよ」とか「職務内容」について話されるわけですが、
魅力が湧かなかったのかそこで「あ、俺一生はやらへんな」と直感で感じました。

※参考記事
ブラック企業に入らないためには?【特徴・対策】

かつ、最後に一人ずつ写真を撮られるのですが、
そのときの撮影者が後にカンポと呼ばれる寮での生活教官だったのですが、
僕は当時パーマをかけていたせいで、嫌な人間の雰囲気を出している目つきで
「その髪切ってこなあかんのは分かっとるよな?」と言われました。

まあ、日本で公務員というか社会人になるのなら当たり前の話なのですが、
話を聞いていたのもあってなんせ雰囲気が嫌でしたね。

そんなことがあったので、その帰り道は今までにない
モヤモヤが半端なかったです。

家に帰って、親にそのことを話すと、「まあ最初なんかどこ行ってもそうや」
言われたのですが、正直そんなことは分かってるつもりでした。

が、やっと受かってこれからいい人生を歩んでくれると期待している
親の前ではそんな雰囲気を出すことができず、部屋で買い込んだ酒を
ひたすら飲んで現実逃避してました。

という心境で公務員生活が近づいてくるわけですが、
最初の一年間は研修で全員寮に入らなければいけなかったので、
時間がたつのが嫌で嫌で、眠れないときもあったくらいでしたね。

しかも、周りの友達も皮肉なことにやたら喜んでくれてて、
地元やバイト先で祝賀会的なのを開いてくれてたので、
何とも言えない気持ちが3/28くらいまで続いてました。


Aいよいよ入庁


そして、いよいよ迎えたくなかった4/1が。

ここまで来たときは「まあ一年耐えたらどうにかなるやろ」
軽い気持ちしかなく、正直舐め腐ってました。

僕は大阪国税局で採用されていたので、
実家のある神戸から大荷物をもって、
入庁式のある天満橋まで電車を乗り継いで向かいました。

で、着いてから人数の多さに圧倒されました。
多分、150人くらいの同期が集まってたはずです。

まあ、やることと言えば新規採用の代表者挨拶であったり、
局長の挨拶など眠くなるトップ行事で、
それが終わっていよいよ研修所に電車とバスを乗り継いで向かって、
横に座っていた金沢出身の同期と談笑してました。

このときまではまだ、半分旅行気分でしたね。
「はよたばこ吸いたいな〜」とか言ってるくらいでしたから。

で、最寄りのバス停を降りて、研修所を1分ほど歩いた瞬間です。

遠くから「〇×▼〇〜!!!」と怒鳴り声が聞こえてきました。
列の後ろの方にいた僕は「なんやなんや?」となってよーく前を見ると、
100m位離れた先に教官二人が立ってました。


「うわーこれが言うてたやつか〜」となりましたが、
その人たちに近づいたときに「お前ら挨拶ないんかい!」「社会人やろが。」
といきなり怒鳴ってきました。

周りにいた同期を見ると、びくびくしていたのですが、
僕もその人たちの前を通るときはさすがにビビりましたね。

で、その直後に食堂で全員そろっていきなり昼ご飯を食べる予定だったのですが、
食堂に入るときも教官が立っていました。


さっきの流れがあったのでもちろんそいつには挨拶をして
行こうとしたら、「おい!お前。待たんかい」と。

「うわーなんやねん」と思って振り向いたら、
「お前調理師さんに挨拶したんかい」と。

「いや、入ってすぐやし見えてへんがな」と思いましたが、
食堂でもこんな息を詰まらされるんかとなったので、
そのときのカレーは人生で5本の指に入る不味さでした。

まあ、その日はそのあと、話を聞いているときも
挨拶の仕方も何をしても怒られましたね。

でも、この日一番面白かったのが、寮の中にある喫煙所の説明を
教官がしているときに、僕の隣にいた男の子が「お前どこ見とんねん!」と
急に怒鳴られだしたんです。

それで、後で「あのときどこ見とったん?」と聞いたら、
「あんとき後ろ女子通ったやろ?でもあんま可愛ないな〜
と思いながらぼーっとしとったらめちゃくちゃ怒られたわw」
とその週はその子を見たとき、「あ、女好きや」と笑ってしまうような、
面白さもありましたね。

今思えば、ほんまにくだらんなとなりますが、
これくらいしか楽しみはなかったですね。


B安らげるのは風呂と喫煙所だけ


そんな感じで税大(税務大学校)生活が始まったわけですが、
くつろげる場所がタイトル通り風呂と喫煙所しかなかったんですよね。

部屋も二人一部屋やし、食堂もそんな教官もいるし、
もちろん仕事中(研修中)も安らげるわけもなかったので。

なので、でかい声で教官の悪口や物まねをげらげら笑いながら
過ごせるそんな場所(相当でかい声だったので多分聞こえてた)
が勇逸の憩いの場だったんですよ。

なので、仲間意識は絶対できますね。
嫌いというか「こいつ気合わへんやろな」と思う子でも、
とりあえず最初の一週間は教官に怒られないようにしようと
お互い支えあうので、自然と気はあってきますから。

とそういう雰囲気でいたという話を今回はざっくりとお話ししましたが、
次回はもう少し先の話と踏み込んだことをお伝えしていきます。




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コメントもいただけると、可能な限りでお答えしますので、ぜひお願いします(´ω`)

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ではよいお年を!
posted by YOReeeeN at 18:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 経験談
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YOReeeeN
元税務職員(国税庁 高卒)です。 色々あって誰も知り合いのいない沖縄に1人でやって来ました。 ここでは公務員試験を中心とした経験談や、好きなことをして生きる勇気を1歩踏み出せる場所になればなと思います。
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