本当にリッチなのは「年収1000万円世帯」か「年収300万円世帯」かA
️手取り20万円の方が「幸福感」を得やすい
お金を稼ぐ苦しさは、低収入の家庭でも変わらないはずだが、平均年収より少ない「年収300万円世帯」においては、生活はさほど困難ではない。
⏹️額面は月25万円なので手取りは20万円程度
職場から多少離れていても、家賃は10万円以下程度の安いところを選ぶ。
車は持たず、外食も会食もコスパ優先で月2万円もかからない。
児童手当は満額受け取れ、結局、日々の生活費に使えるお金は年収1000万円の家庭と大して変わらない。
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️毎日の食費、光熱費、携帯料金などの生活費は、節約の腕の見せどころ
金銭感覚は、年収300万円の人の方が健全なことが多い」。
年収1000万円の家庭では、使途不明な出費が非常に目立つ傾向があるが、年収の少ない家庭は“危機感”が常にあるため、お金の流れをしっかり把握している人が多い。
食費に明らかな差が出る。
・忙しい年収1000万円世帯
家族そろっての食事といえば外食が当たり前で、「たまのぜいたく」が高級レストランになるパターンが増える。
・年収300万円世帯
節約が身についているため、自炊はもちろん、飲み物も水筒に入れて持ち歩くなどの心がけを忘れない。
ぜいたくは頻繁になるほど麻痺して、幸福度が下がる。
月1回程度のイベントなら、近所のファミレスでも充分満足できる。
現代は工夫しだいでいくらでも出費を切り詰められる。
運動なら、ジムに通わなくてもインターネットで動画を見ながら自宅でトレーニングが可能。
子供の習い事も、自治体が無料で開いているカルチャースクールに通わせたっていい。
光熱費や携帯電話料金は生活スタイルに合わせて契約会社を乗り換えれば安上がりになる。
たくさん買い物をするときは、郊外のホームセンターやディスカウントスーパーへ行った方が割安。
️収入の低い家庭は、そういった情報収集がうまい
日本は長くデフレ経済が続いた。
生活必需品は100円ショップでだいたい手に入り、ファストフードやファミレスも品質は上がりつつ低価格化が進む。
家計が“低予算”でも、充分に裕福な生活を送れる「新型リッチ」が次々に生まれている。
コロナ禍のいまは、物価の安い地方在住の方が得をすることが多い。
都会の人は、海外旅行どころか県外への移動すらできない状況たが、感染者数の少ない地方の人たちは、近くの温泉へ気晴らしに出かけることができる。
️『Go To キャンペーン』による助成金がもらえる
テレワークの普及により、働く場所や時間を選ばない時代になった。
幸せになるための最小限度のコストを『ミニマムライフコスト』という。
趣味や家族、仕事のやりがいなど、自分なりの幸せポイントを厳選すれば必ずしも高級品が必要ではないとわかるはず。
️幸せとは、それほどお金のかかるものではない
人生100年時代といわれるいま、高収入のため、24時間闘う「モーレツサラリーマン」のままでは、健康も幸せも失う恐れがある。
無駄を削り、自分なりの価値観を持つ余裕こそ、本物の「リッチ」な暮らしである。
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2020年07月21日
本当にリッチなのは「年収1000万円世帯」か「年収300万円世帯」か@
本当にリッチなのは「年収1000万円世帯」か「年収300万円世帯」か@
️年収1000万円と300万円で暮らしはどう違う?
「あともう少し年収が増えたら生活が楽になるのに」そう嘆きたくなる気持ちはわかる。
しかし、現実には、必ずしも年収が増えたからといって、生活にゆとりができるとは限らない。
逆に言うと、節約の意識や、無駄を減らす努力を怠らなければ、たとえ年収が平均以下でも、1000万円世帯以上に余裕ある暮らしは可能。
ここから2回に分けて説明します。
️国税庁の調査(2019年)
会社員の平均年収は440万7000円で、そのうち女性の平均は過去最高の293万円。
厚労省のデータでも、1世帯あたりの所得の中央値(2017年)が423万円となっていることから、430万円前後が平均的な家庭の年収とわかる。
一方、国税庁によると平均年収が1000万円を超えているのは全体のたった5%しかいない。
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️「年収1000万円」は現代の日本人にとっての「ステータス」
「女性が理想とする結婚相手の条件や、ビジネスマンの目標として『年収1000万円』は掲げられやすい金額。
現実には日本人の平均年収の2倍以上もあり、かなり稀な存在。
“平均世帯”の庶民からすると、外車に乗り、タワーマンションに住み、海外旅行に毎年出かける「セレブ」な暮らしに憧れを抱く。
しかし実際には、高収入であっても苦しい生活を送っている家庭は少なくない。
️「生活が苦しい」と悩むお金持ちたち
⏹️年収1000万円世帯の家計
月々の額面は約85万円
そこから所得税、住民税、社会保険料が控除され、手取りが62万円程度となる。
固定費として大きいのが家賃。
年収1000万円世帯はハードワークのため、便利な都心のタワーマンションに住むことが多い。
すると、家賃が月々20万円はかかる。
タワーマンションに住むような家庭は周囲の視線を気にして「それなりの生活」を送ることを余儀なくされる。
車のローンと駐車場代、ガソリン代で月15万円程度、仕事仲間やママ友との交際費、洋服代に10万円以上かかり、家族との外食代や旅行代と次々に出費が積み重なる。
そこへ子供の教育費がのしかかる。
年収1000万円世帯は所得制限によって児童手当は満額給付の半分の年間6万円となり、『高校無償化』も対象外となることがある。
生活レベルが上がる一方で国からの補助は減り、貯金や投資に回すお金は意外と残らない。
️政府の調査「家計の金融行動に関する世論調査(二人以上世帯調査)令和元年」
年収1000万円以上1200万円未満の世帯の16%が「貯蓄をしなかった」と回答。
高収入の人たちにも出会ってきたが、『生活が苦しい』と話す人は少なくなかった。
物欲というのは際限がないので、収入とともに消費も増える。
やがて、『もっと稼がなくては』という強迫観念が生まれると、苦しさしか残らない。
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️年収1000万円と300万円で暮らしはどう違う?
「あともう少し年収が増えたら生活が楽になるのに」そう嘆きたくなる気持ちはわかる。
しかし、現実には、必ずしも年収が増えたからといって、生活にゆとりができるとは限らない。
逆に言うと、節約の意識や、無駄を減らす努力を怠らなければ、たとえ年収が平均以下でも、1000万円世帯以上に余裕ある暮らしは可能。
ここから2回に分けて説明します。
️国税庁の調査(2019年)
会社員の平均年収は440万7000円で、そのうち女性の平均は過去最高の293万円。
厚労省のデータでも、1世帯あたりの所得の中央値(2017年)が423万円となっていることから、430万円前後が平均的な家庭の年収とわかる。
一方、国税庁によると平均年収が1000万円を超えているのは全体のたった5%しかいない。
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️「年収1000万円」は現代の日本人にとっての「ステータス」
「女性が理想とする結婚相手の条件や、ビジネスマンの目標として『年収1000万円』は掲げられやすい金額。
現実には日本人の平均年収の2倍以上もあり、かなり稀な存在。
“平均世帯”の庶民からすると、外車に乗り、タワーマンションに住み、海外旅行に毎年出かける「セレブ」な暮らしに憧れを抱く。
しかし実際には、高収入であっても苦しい生活を送っている家庭は少なくない。
️「生活が苦しい」と悩むお金持ちたち
⏹️年収1000万円世帯の家計
月々の額面は約85万円
そこから所得税、住民税、社会保険料が控除され、手取りが62万円程度となる。
固定費として大きいのが家賃。
年収1000万円世帯はハードワークのため、便利な都心のタワーマンションに住むことが多い。
すると、家賃が月々20万円はかかる。
タワーマンションに住むような家庭は周囲の視線を気にして「それなりの生活」を送ることを余儀なくされる。
車のローンと駐車場代、ガソリン代で月15万円程度、仕事仲間やママ友との交際費、洋服代に10万円以上かかり、家族との外食代や旅行代と次々に出費が積み重なる。
そこへ子供の教育費がのしかかる。
年収1000万円世帯は所得制限によって児童手当は満額給付の半分の年間6万円となり、『高校無償化』も対象外となることがある。
生活レベルが上がる一方で国からの補助は減り、貯金や投資に回すお金は意外と残らない。
️政府の調査「家計の金融行動に関する世論調査(二人以上世帯調査)令和元年」
年収1000万円以上1200万円未満の世帯の16%が「貯蓄をしなかった」と回答。
高収入の人たちにも出会ってきたが、『生活が苦しい』と話す人は少なくなかった。
物欲というのは際限がないので、収入とともに消費も増える。
やがて、『もっと稼がなくては』という強迫観念が生まれると、苦しさしか残らない。
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