2020年09月18日
大学教員が語る「よく単位を落とす学生」3つの特徴
大学教員が語る「よく単位を落とす学生」3つの特徴
️勉強ができるできない以前の問題?
コロナ禍によって大学のかたちは大きく変化した。
これまで学生が単位を取得するためには、学期末テストの点数やレポートの質が評価されていたが、オンライン講義の導入に伴い、インターネットリテラシーやパソコン所有の有無、ネット接続環境などの条件も、そこに影響を与えるようになった。
特に新入生は慣れない大学の課題にてんやわんやしていたことだろう。
こうした特殊な状況も含めて、「単位を落としてしまいがちな学生」にはどのような共通項があるのだろうか。
三つの特徴が表れた。
ここから詳しく説明していきます。
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️【特徴1】問題を先送りにしてしまう
単位を落とす学生の典型が、問題を先送りにするタイプ。
⏹️レポート提出期限の後
『今から提出しても良いですか?』
『遅れたのでメールに添付します』
『レポート締め切りにネットが接続できず提出できませんでした』
などと言ってくるパターンはとても多い。
他にも成績評価が終わった後で『就職活動が忙しかったので、出席できずレポートも書けなかった。
今から特別に課題を出してほしいなどと頼んで来る学生もいる。
前期の講義も終盤に差し掛かるころに、ようやく『先生、パソコンを持っていないので今日まですべて受講できていませんでした。どうしたらいいですか?』
このようなメールが来た。
もっと早く言えば、貸し出しもできたのに。
こうした事後報告タイプは単位不可になる場合が多い。
逆にどんなことであっても、事前に、そしてマメに教員へ連絡や相談をする学生は考慮の対象となることも多い。
問題が生じたら先送りにしないことを心得てほしい。
️【特徴2】基本的なコミュニケーションのマナーを知らない
よく言われることだが、教員や大学の事務方に対して敬語が使えなかったり、当たり前のメールマナーを知らない学生は単位が取れないことが多い。
教員には講義以外にも膨大な仕事がある。
メールで名前や所属を名乗らない、敬語を使わない、一方的な要求が書かれている。
教員側も、こういった類のメールが来ると、精神的にも対応できないことが多い。
⏹️レポートがまったく指定通りに書けておらず、単位不可とした場合
うちの大学には成績評価に対する異議申し立ての制度がある。
文書に、『こんなに自分は頑張ったのに、教員はおかしい!』といった攻撃的な口調で修正依頼を出す学生がいる。
正直、残念だな、と思う。
『自分なりに努力して書いたのですが、どこが減点対象だったのか教えてください』
この質問状には、こちらも真摯に指導をしたいという気持ちなる。
️【特徴3】「誰かに相談する」ことができない
最近よく感じるのは、誰かに相談することが習慣化されていない学生が一定数いる、ということ。
保護者や友人、教員や事務員など、とにかく誰でも良いからまずは相談してほしい。
自分の中で問題をすべて受け止めてしまい、それで頭や心がグチャグチャになってしまい、最悪の場合、音信不通になったり退学することになったりする学生をたくさんいる。
パソコンが使えない、Wordを使ったことがない、学費が払えないかもしれない。
こういった悩みは相談してもらえれば、こちらで対応可能な選択肢を提示することもできる。
中には相談すること自体が恥ずかしいことだ、悪いことだと思ってしまう学生もいる。
学力以前に、まずは人にサポートしてもらうことを恐れないで欲しい。
このように、教員への聞き取りから、学力や講義参加への積極性、出席回数などとは別の能力が、単位取得に大きく左右するという側面も見えてきた。
近年、単位が足りず卒業できない学生や留年学生に向けた“救済プログラム”を採用している大学も少なくない。
補講を行い、その受講によって単位を認定し、成績が芳しくない学生をフォローするシステム。
そもそも日頃からたびたび単位を落としてしまうという学生には、上記で指摘されたような共通項も見受けられる。
そうした学生は、安易に救済プログラムを頼る前に、まずは自分の行動と習慣を見直してみることから始めてみるとよいかもしれない。
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️勉強ができるできない以前の問題?
コロナ禍によって大学のかたちは大きく変化した。
これまで学生が単位を取得するためには、学期末テストの点数やレポートの質が評価されていたが、オンライン講義の導入に伴い、インターネットリテラシーやパソコン所有の有無、ネット接続環境などの条件も、そこに影響を与えるようになった。
特に新入生は慣れない大学の課題にてんやわんやしていたことだろう。
こうした特殊な状況も含めて、「単位を落としてしまいがちな学生」にはどのような共通項があるのだろうか。
三つの特徴が表れた。
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️【特徴1】問題を先送りにしてしまう
単位を落とす学生の典型が、問題を先送りにするタイプ。
⏹️レポート提出期限の後
『今から提出しても良いですか?』
『遅れたのでメールに添付します』
『レポート締め切りにネットが接続できず提出できませんでした』
などと言ってくるパターンはとても多い。
他にも成績評価が終わった後で『就職活動が忙しかったので、出席できずレポートも書けなかった。
今から特別に課題を出してほしいなどと頼んで来る学生もいる。
前期の講義も終盤に差し掛かるころに、ようやく『先生、パソコンを持っていないので今日まですべて受講できていませんでした。どうしたらいいですか?』
このようなメールが来た。
もっと早く言えば、貸し出しもできたのに。
こうした事後報告タイプは単位不可になる場合が多い。
逆にどんなことであっても、事前に、そしてマメに教員へ連絡や相談をする学生は考慮の対象となることも多い。
問題が生じたら先送りにしないことを心得てほしい。
️【特徴2】基本的なコミュニケーションのマナーを知らない
よく言われることだが、教員や大学の事務方に対して敬語が使えなかったり、当たり前のメールマナーを知らない学生は単位が取れないことが多い。
教員には講義以外にも膨大な仕事がある。
メールで名前や所属を名乗らない、敬語を使わない、一方的な要求が書かれている。
教員側も、こういった類のメールが来ると、精神的にも対応できないことが多い。
⏹️レポートがまったく指定通りに書けておらず、単位不可とした場合
うちの大学には成績評価に対する異議申し立ての制度がある。
文書に、『こんなに自分は頑張ったのに、教員はおかしい!』といった攻撃的な口調で修正依頼を出す学生がいる。
正直、残念だな、と思う。
『自分なりに努力して書いたのですが、どこが減点対象だったのか教えてください』
この質問状には、こちらも真摯に指導をしたいという気持ちなる。
️【特徴3】「誰かに相談する」ことができない
最近よく感じるのは、誰かに相談することが習慣化されていない学生が一定数いる、ということ。
保護者や友人、教員や事務員など、とにかく誰でも良いからまずは相談してほしい。
自分の中で問題をすべて受け止めてしまい、それで頭や心がグチャグチャになってしまい、最悪の場合、音信不通になったり退学することになったりする学生をたくさんいる。
パソコンが使えない、Wordを使ったことがない、学費が払えないかもしれない。
こういった悩みは相談してもらえれば、こちらで対応可能な選択肢を提示することもできる。
中には相談すること自体が恥ずかしいことだ、悪いことだと思ってしまう学生もいる。
学力以前に、まずは人にサポートしてもらうことを恐れないで欲しい。
このように、教員への聞き取りから、学力や講義参加への積極性、出席回数などとは別の能力が、単位取得に大きく左右するという側面も見えてきた。
近年、単位が足りず卒業できない学生や留年学生に向けた“救済プログラム”を採用している大学も少なくない。
補講を行い、その受講によって単位を認定し、成績が芳しくない学生をフォローするシステム。
そもそも日頃からたびたび単位を落としてしまうという学生には、上記で指摘されたような共通項も見受けられる。
そうした学生は、安易に救済プログラムを頼る前に、まずは自分の行動と習慣を見直してみることから始めてみるとよいかもしれない。
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