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リクライニングマナーは日本特有？　座席倒し時の声かけ、どう考えるか


️座席倒し時の声かけは日本人特有


乗り物での移動中、リクライニングに気を遣い、倒す前に後ろの座席の人に一声かけたり、会釈したりする日本人は少なくない。


「座席を倒していいですか？」と問われることを面倒に感じる人もいる。


訪日外国人には不思議に映る行為らしく、リクライニングマナーをめぐり、ちょっとした認識の食い違いがある。


座席を倒す際の声かけは、必要なのだろうか。


ここから、詳しく説明します。


️40代男性会社員・Aさん


出張で新幹線や飛行機に乗る機会が多いが、前の座席に外国人が座っていた場合、声をかけられた経験は一度もない。


「日本人からは大体『倒していいですか？』と聞かれるが、外国人からは一度もそのようなことはない。


不快というほどではないが、マナーだと思っているので、少し違和感が残る。


⏹️“文化の違い”だと思い、そこまで気にしなかったが、なかには我慢できないこともあった


新幹線で、外国人の団体客がうるさいうえに、こちらがテーブルを使用しているのに、それを確認もせずに勢いよく最大まで席を倒してきた。


その豪快さにもはや怒るというより、呆れてしまった。


⏹️Aさん自身は、「基本的にリクライニングを利用することはほとんどない」


「他人に迷惑をかけたくないし、トラブルを誘発するようなことをできるだけ避けたい」と他者への配慮。

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️30代の女性会社員・Bさんは普段から度々声かけを実践してきた


⏹️もともと、後ろの人に一言声をかけていた


子どものときに親からそう教えられ、大人になったときに、いきなり倒されると自分で不快に思うことがあったので、やっぱり他の人も不快なのかなと思うから。


外国人が後ろのときも英語で言う。


キョトンとした顔をされたこともありますが、笑顔で『OK！』と言われることも」。


そんなBさんは、子どもが生まれてからは必ず声かけをするようになった。


子どもがはしゃいだりして迷惑をかけることもあるので、以前より余計に気を遣うように。


座席を倒すときに一言断りを入れるために少し後ろを見ることで、相手がどんな人かわかるのも良いように思う。


前の席に子供がいることを知っているのと知らないのとでは、何かあった時の受け止め方もだいぶ違う。


️30代の男性会社員・Cさん


⏹️時々、面倒くさいこともある


日本人であっても声かけをしない人もいる。


僕も無駄な配慮だと思って声かけをしないでいたら、高齢の方から、何回か『勝手に倒すな』とお叱りを受けてしまった。


️日本に留学経験がある30代の中国人男性・Dさん


日本人から座席を倒す前に声をかけられたことはよくあり、日本人は丁寧だなと感心。


中国人は基本的にはそういった“配慮”はしない。


料金をしっかり払っており、自分にとっての快適な空間が大切。


日本人のリクライニングに対する考え方について、「何か言われるのが怖くて、予防線を張っているのではないか」と推察。


⏹️座席を倒しすぎて後ろの人から『倒しすぎ』だと指摘されることがしばしば


『ごめんなさい』と謝り、リクライニングを調整して元のポジションに近づける。


私も前の座席の人が倒しすぎている場合は、声かけすることもある。


日本人は先回りして相手を思いやる人たちだが、裏を返せば、はっきり言われることにも言うことに慣れていないから、事前にそのような声かけで衝突を避けている。


お国柄によって様々な意見があるようだが、なるべくなら乗客同士のトラブルは避けたいものである。

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