2021年05月26日
雑念を0にする究極の方法とは? 仏教信仰入門FAQ
雑念を0にする究極の方法は以下の3つです。
1.大金剛輪陀羅尼を唱える。
2.壁に真言を書いて貼っておく。
3.真言を唱える事によって、脳の働きが良くなるので、前向きなアイデアなどが思いつく場合、一度お祈りを止め、どこかに書いておく。
4.連想を止める。
ひとつひとつ説明していきましょう。
大金剛輪陀羅尼を唱える。
これは陀羅尼(だらに)と言い、私が最初に暗記した陀羅尼です。
この陀羅尼は罪障や魔忿を取り除くとありますが、そしてその理由で暗記したのですが(罪業が多いので)、お坊さんが、勤行の時に間違えたりした時、これを唱えるそうです。
また、大金剛輪とは、密教における曼荼羅の上から見ると丸い大きな区切り、それはあたかも相撲の升席の如く、円を描いている仕切り、これを指すそうです。
ただ、読む本聞く人によって、言っていることが違い悩んでいました。曰く
1.在家信者は、光明真言などをお唱えする前にこれを唱える。何故なら、正式な灌頂を受けていないから。唱える事で全ての生類は金剛薩埵と等しき位を得ると。
2.経を読み間違えたら、その場でその間違えた分だけ唱える。
3.7回唱える。
4.3回唱える。
5.密教の作法を間違えた時唱える。
ということで、よくわかりませんが、雨法院の住職様によれば、念誦の時に雑念が生じたら、これを唱える事で、雑念は解消されるとのことです。ですから、ここまで長々と雑念解消のことを一生懸命やってきましたが、これだけで何とかなるのなら、今まで何をしてきたのかしら?という事になります。
大金剛輪陀羅尼については、いずれまた、スライドを作り詳細しますのでよろしくお願いします。
本当に、凄い陀羅尼ですが、しかし、念誦中に、今日の晩御飯のことを考えていても解脱できるという事もないと思うので、あくまで有効な一手段としてとらえています。
壁に真言を書いて貼っておく。
これは、文献の中で真言宗僧侶の大森義成氏が書かれていました。
実際にやってみてかなり効果がありました。
例えば、読んだことのないお経があって、それをたどたどしく、お経の文字を追いながら読んでいる時は、その時点において雑念は無い筈です。ところが慣れてくると、読みながら同時に雑念を呼び込むことが出来る。
特に真言においては、短いのですぐ暗記してしまいますので、脳内の余裕が、多くの雑念を呼び込んでしまいます。
ところが、壁に真言を貼ってき、それを読みながら唱えると、不思議と関心は制御され統合され単一化され、7割がた、雑念が消える筈です。これは凄いことです。
是非お試しください。人のことは言えませんが、奥さんから目を逸らしている人は、奥さんの名前を壁に貼って唱えてみてください。
3.真言を唱える事によって、脳の働きが良くなるので、前向きなアイデアなどが思いつく場合、一度お祈りを止め、どこかに書いておく。
真言を唱えると、私のように頭の悪い(頭の弱い)人間でも、脳の働きが活発になります。
そして、私なら聖天様ですが、聖天様から様々な知恵を授かります。
特に、最近は、このブログを一生懸命やっていますので、これに関する色々なアイデアを授かります。
虚空蔵求聞持法という密教の修法があります。
弘法大師空海がこの修法を行い、飛躍的に記憶力が向上し、その後の密教の勉強にも大いに役立てた手法です。
そもそも、仏陀の時代は、仏陀の教えを紙に書いたわけではなく、アナンダと言う弟子がこれを記憶し、後にお経を書いたわけですから、お経はまず、如是我聞(私はこう聞きました。)と書くわけです。
SDもUSBもコピペも、隠しマイクもない時代、人間の記憶こそが記録媒体の主役だったのです。
虚空蔵菩薩の真言
のうぼう あきゃしゃ きゃらばや おん ありきゃ まりぼり そわか
この真言を100万遍唱え、一遍でも不足、超過が許されず、100日か、50日で終わらせる。これを弘法大師空海は四国の山の中で、やってしまったのです。そして、日本に密教を確立し、本家本元よりもシステマティックに真言宗を立上げ、今日まで栄えているのですから。
そこで、突然レベルが下がりますが、私の場合、このように脳の働きが活発になり、特にブログや、仕事探しのアイデアなどが頭に浮かびます。失くしたものの場所を思い出したりもする。
これをこのまま放置しておきますと、確実に尾を引き、雑念になりますので、一度お祈りを止めて、何か紙に書きつけます。すると不思議なもので、雑念は、私から切り離され、忘れることが出来ます。
いずれにしても、これもまた、大きな効果を感じています。
何か忘れては困ることがあれば紙に書くのではなく、
何か忘れたいことがあれば、紙に書く。
これこそが仏教の智慧ではないでしょうか?
4.連想を止める。
3に関連しますが、人は連想する生き物です。何かをきっかけに何かを思い出し、そこから、また何かを思い出そうとします。それは、自分の記憶を辿るだけですから、簡単に勝手に進んでいきます。
これも雑念ですが、これについては連想を止める、としか考えようがありません。
ただ、このFAQで、「刹那」について考えますので、そこで再度考えます。
上記の方法で、9割方の雑念は綺麗に無くなると考えています。
皆様もお試しください。
合掌
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