やっとブッタガヤに行く電車が来て乗り込んだら、寝台車とは言え通路には自由席の人達が座っており人混みを掻き分けて自分のベッドを探した。自分のチケットを何回も確認したが、初老のインド人が自分のベッドで寝ているではないか!ふざけるな!と思い、男性を起こして自分のチケットを見せて、ここから離れるように注意したのだが、男性もチケットを見せてきた。自分のチケットと見比べてみたが、なんと同じチケットでベッドの番号まで一緒なのにはビックリした。男性はベッドの半分を自分のスペースにしてくれたが、どうも納得いかないので聞いてみた。インドでは良くある事みたいでチケットがダブって発券されているのだ。と説明してくれた。1年近く中国から旅をして電車は移動手段で使っていたが、まさか同じチケットが発券される事は初めてであった。男性は慣れているらしく、しょうがない程度で我慢するしかないと話してくれた。これもインドなのかと割り切るしかなかったが、これから電車に乗る事が何回もあるので、その度にベッドをシェアしなくてはいけないのかと思うと先が思いやられた。バックパックも置く場所がなくてベッドの半分の自分のスペースでなんとかバックパックと一緒に座り、電車の中は暑く走る電車の熱風を受けながらブッタガヤまで我慢するしかなかった。(泣)
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