日中の暑さは35℃近くまで上がり、駅でひたすら8時間遅れの電車を待つしかなかった。線路には牛が何頭もいて、喉かな風景に見えるが電車が来るたびに汽笛を鳴らされて、仕方なく牛達は動き出すと言った感じだった。地面に座ったり、横になって寝たりしていたが、あまりにも暑いのでジュースを買いに行ったりして時間を潰していた時に、日本人の大学生っぱい2人組が自分の所へ近づいてきた。彼らも、自分と同じ電車みたいでチケットを見せてもらった。やっぱり一緒であったので、「あと8時間以内に来ると言われましたよ。」と教えてあげると、「え!?」みたいな顔で口を開けた。「どこに聞いていいのか分からずに、とりあえず日本人を探していました。」と言われて、よくぞ自分を探してくれました。と言う感じになり、デリー方面からの出発便で遅れが出ていると駅員に聞いた事を話し、彼らは落ち込んでしまった。まだ、服装も綺麗な格好だったので、旅は短いのか聞いた所、大学の卒業旅行でインドだけを旅行する為にきて、最初にバナラシを選んだらしく、これからカルカッタに行き、南周りで最終地点がデリーだと話してくれた。とにかく電車は来ないので待つしかないけど、夕方まで来ないからバナラシ観光するなら、たっぷりと時間がある事を勧めてみた。彼らは夕方までボーっと待ちたくないみたいで、再度観光してから戻ってくると言い、その場で別れた。なんとも初々しい感じの大学生であったが、やはり学生は金を持っているんだな。と感じた。チケットを見せてもらった時に、1等寝台車でエアコン付と書いてあったのだ。自分は2等のエアコンなし寝台車で取ってあり、移動の際に一番上のクラスでお金を払う事は勿体ないと感じていたからだ。とにかく何もしないで待つのは、時間が経つのが遅い。夕方5時にやっとバナラシに自分が乗る電車が着いた。
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