もし君に手紙が届くなら

「無意味な言葉が僕の翼になる」より。
2010年04月10日投稿。




お題で無茶修行第三弾。
「紅い金平糖」より、お題を借りてきました。










「一人ぼっちな５のお題」




いつも独りにされたから
馴れ合うことに、慣れなくて
いつしか自ら
他人を突き放すようになって
まじないのように繰り返すんだ
愛されるということに
慣れないから
慣れる気がしないから
ならば、いっそ、
「拒絶されたい」




じゃあ、傍にいるよ
君が寂しくないように
そう言って抱かれた肩に
恐怖を覚える
最後までその保証がないから
愛されることに怯えてしまう
抱きしめた腕に縋りたいのに縋れなくて
裏腹について出るのは
「救えもしないくせに」




突き放して
それをしたのは自分
それなのに
本当は求めていただなんて
バカバカしい
触れられることに怯えていたくせに
怯えて殻にこもっていたくせに
本当は求めていただなんて
まぁ、結局のところは
「世間からの隔離」




傷を負っているから
それだけで
痛む
それがいつか傷を癒すのだと
気付くこともしないで
口にした
「触らないで」




それを受ける幸せを知らないから
逃げてるだけ
「本当はね」
ただ、愛してもらいたいのに




「全てから逃げても、愛してもらう術を探している」











お題で無茶修行第三弾は、黒木さまの「紅い金平糖」というサイトからお借りしてきました。
お題は「」の中のものです。最後の一文は僕の言葉です。
たまには違う雰囲気を出したくて、こんな答え方をしてみました。
たぶん、一人ぼっちな人は、世界で一番、自分を愛せる人、なのだと思います。
まぁ、たぶん、なのですが。