2010年04月11日投稿。
お題で無茶修行企画その二。
「追憶の苑」より、お題を借りてきました。
「籠の鳥で5つのお題」
1.小さな檻の中で
はばたくこともままならないから
唄うことしかできなくて
ただ、
伝えたいだけなのに
君は聞いているかも分からなくて
届かない
2.堕ちた羽根の行方
ふわふわふわ
もがいて落とした
白い羽根
君のために心を堕として
さて
どこに散ってしまったんだろう
3.囀る声の、うつくしいこと
歌っている
君への想い
聞こえるのは
ただのさえずり
それでも惹かれるのは
夢を見ているから
4.つぶらな瞳で何を想う
その小さな眼球の
奥底の網膜に
映し出された影
愛しい人の
形にも似て
5.いつしか声も嗄れて
君のために声を上げていた
泣きそうな心で
唄っていたんだ
僕なりの愛を
だけど、
届かないから
どんなに叫んでも
ただのさえずりで終わってしまって
逃げ出せない
君の
作り出した檻の中から
「ねぇ、この声が嗄れても、愛してくれる?」
お題で無茶修行、第二弾は、牧石さまの「追憶の苑」よりお借りしてきました。
何を言っても蛇足にしかなりませんが、イメージは、白鳩さんです。
鳩は空を飛びまわってこそ、平和の象徴になり得るのです。だからこそ、籠の中に閉じ込めてみました。
でも、この思いを唄うのは籠の鳥なのか、それとも閉じ込めた本人なのか。それは、また、別のお話。
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