もし君に手紙が届くなら

「無意味な言葉が僕の翼になる」より。
2010年02月17日投稿。




「Liar Paradox」より、お題を借りてきました。
ちなみに、ふんわり、グロいです。そういうのが無理な人は、見ない方が、いいかもです。










「愛し合う者に5つの幸福」




1.ふわり、かおる、きみの、

刺す
吹き出た雫
紅く、紅く、
とっても
キレイ
ふんわりと香るのは
君の
雫
君の
鉄分




2.そっと手で触れたのはそう、愛しいというココロ

脈打つ
それをこの手で触れてみたくて
一番近いトコロ
筋を入れる
ぱっくりと口を開けて
指を誘う
どくんっ
脈打った
君のココロに
触れてもいいかい？
尋ねて
温かく波打つその塊に手を添えた




3.自然と笑顔になる魔法

ぐしゃぐしゃに
君の身体を
突き立てて
溢れ出した雫を
口で受けて
あの
鉄の味が
この舌を満たすたび
自然
顔が綻んで
これが
君の持つ魔力




4.背伸びして見えた世界

手の届かない
もの
君さえいない
壊れた
世界




5.朝のまどろみの中で

朝
まどろみの中
君の肢体を抱く
その身体は温かくて
この感情を
突き動かしてしまう
どこかで止めなければ
そう
思ったのに

朝
目覚めの中
君の死体を抱く
あぁ、
もう、冷たい











このお題は碧河さまの「Liar Paradox」というサイトからお借りしてきました。
ちなみに、こちらはダークサイド。闇に埋もれた、詩。
同じお題でダークサイドとライツサイドを書いてみました。
何故って？
僕、こういうの、好きなんです。
病んでるわけではないですよ？
ただ、たまにこういう詩を、歌いたくなるのです。
なんてね。