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2019年05月16日

「死んでしまった人形達」

「無意味な言葉が僕の翼になる」より。
2010年05月01日投稿。




無茶修行第十八弾は、「オペラ」よりお借りしてきました。
このお題について詳しくは後ほど。










「死んでしまった人形達」




1.首の落ちた椿

貴方を待っていたの
ずっと昔から
いつしか着物は色褪せて
枯れてしまったけれど
嗚呼、眠りのときが近い
うつらうつら
首が上下に揺らめいて
かくんっ
あるとき急に
落ちてしまった
貴方と逢う夢を見ながら




2.永遠に続くものの終焉

生まれたときから
死ぬことのない運命だと
願ってこの世に落とされた
けれど今
貴方はもういない
永遠を
夢見る気持ちも
愚かしくて




3.花籠の中の死

一面が、
花の中
もうずっと昔から
その中で
貴方に逢える夢を見ていた
でも、もう、夢も見られない
一面が、
花の中
逝きすぎたこの身への
手向けにもならない




4.終わりのない冬がきて

時間さえ凍ってしまう
貴方が動かしてくれないと
このまま動けないまま
寒さの中
凍え死んでしまうわ




5.最後は子守唄を唄おう

だってそれは
貴方が私を抱いてくれたとき
いつも
唄ってくれた唄だから




「ただ、逢いたい」











お題で無茶修行、さくさく進めております。
無茶修行、またの名を、現実逃避、と、言います(爆)
今回は、ケイ様の「オペラ」より、お題をお借りしてきました。
人形というものは、いつ、死ぬのでしょう。
もともと、命なんてないのに。
たぶん、それは、愛してくれた人が、いなくなったとき、なんだと思います。
きっとそのまま、愛してくれた人に抱かれることもなくなって、放っておかれて、着物も色褪せて。
そんな人形が望むのは、たった一つ。
「ただ、逢いたい」
タグ:2010 オペラ
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