もし君に手紙が届くなら

「無意味な言葉が僕の翼になる」より。
2010年04月30日投稿。




お題で無茶修行、十五弾ですー。
結構続きましたね。今回のお題は「紅い金平糖」より。










「少しグロい１０のお題」




1.死んでくる？

あなたはあたしを抱きしめて
離してくれなくなったから
愛していたはずなのに
なんでかしんない、嫌になって
そっと鎖を差し出した




2.赤い液ぽたぽた

あたしを見てくれない瞳なら
要らないでしょう
そう言って手を掛けた
あなたの眼球は
思いの外脆かった




3.食べちゃった

コラーゲンが多いんだって
どうせ片方残ってるんだし
取ってしまったんだし
もう、要らないでしょ？
美味しかったよ
あなたの眼球




4.握り潰した心臓

あなたのを
潰すわけにはいかないから
他の何かをいつも犠牲にして
握り潰す
愛おしさを込めて




5.殺してあげる

求めているはずなんだけど
そこまで寄られると鬱陶しくて
腕に抱かれたまま
首に手を掛けて
ねぇ、殺してあげようか？




6.囁かれる甘い言葉

とろける感覚は
一日一回でいい
聞きすぎると
感覚が麻痺して
殺意に変わるから




7.内臓を抉る

あなたは苦しみを知らない
この胸を抉るような感覚も
それなら
あたしが抉ってあげる
ただし
言葉じゃなく、この爪で




8.鈍い苦痛

ぽっかりと風穴を開けて
あなた
苦しそう
ずきり
心が鈍く痛んだ
あぁ、
まだ愛していたのかも、なんてね




9.銃口を向けた

見ていられなくて
涙を流すのはもう片方だけだし
それならいっそ
あたしの手で終わらせてあげる
あなたの脳髄を
一発で撃ち抜くから




10.月は今日も世界を嘲笑う

檻の中
月と目が合って
あたしは手を振った
あたし、幸せよ？
月に言う
でも
それは虚勢なわけで
月は今日も
あたしを嗤っていた




「あなたの目が濁るまで気付かない、なんて」











ちょっとグロい、無茶修行第十五弾目は、黒木様の「紅い金平糖」よりお借りしました。
実は、グロいとか、そういう感覚が麻痺している僕です。
あ、文章の中だけですよ？
日常の、生活では、ちゃんと、まっとうに、生きています。
病んでません(笑)
でも、実際に手にかけるより、頭の中で何度も手にかけて、文章化してしまう。これも一種の罪なのかもしれない。むしろこっちの方が罪は重いかもしれない。
とか、考えなくもありません。
でも、グロいのは、好きですー。止められない、止まらない、ですー(笑)