アラサ−女子の一人旅〜歴史と美術に癒されて〜

モンサンミシェルへ向かう道中
大型バス車内でお聞きした
ガイドさんのお話をまとめました


※注：こちらの地図はおおよその位置を示すもので正確ではありません


モン・サン・ミシェルまでの道中、バスの窓からは
水色の空からの柔らかい日差しと、
グレーの混ざった雲、薄い緑
印象派画家達が魅了された
ノルマンディー独特の風景を見ることができます



ガイドさんから伺ったのは
ノルマンディーの牧畜、林檎の栽培、おおまかな歴史です


メキシコ湾からの暖かい風が吹くノルマンディーでは
雲が多く、雨が降ったりやんだりします

その気候によって、草が美味しく育ち土地が豊かなのだそう
人1人に対して牛が2頭いるとのことで
牧畜が盛んな地域なのだそうです

中世からチーズ作りが行われており、
３つの有名なチーズの名前は産地の村からとられています
カマンベール、ポン・レヴェック、リヴァロです




モン・サン・ミシェルでおすすめされて購入した生乳から作られたチーズ↑
生乳なので日本では製造できない製法だそう
濃厚でとっても美味しかったです！


また、ノルマンディーは林檎の栽培でも有名で
80種類位作られているのだそう

土砂崩れを防ぐため、並木で区切られた小さな畑の風景は
ボカージュと呼ばれ、印象派の画家達に描かれてきました


ノルマンディの林檎のタルト↑
甘すぎずめっちゃ美味しいです！


元来ケルト人が住んでいたフランスはガリアと呼ばれていました
一番古い記録、ガリア戦記に記されています
紀元前58年、ユリウス・カエサルの侵攻によってガリアはローマの属州となりました

5世紀になるとゲルマン系諸集団が東方から侵入し、
ガリアを占領して諸王国を建国しました

476年、西ローマ帝国が滅びると、
ゲルマン人のフランク族が建国したフランク王国が勢力を伸ばし始めました
8世紀フランク王国のカール大帝は、ヨーロッパをほぼ統一
その後3国に分裂し、ノルマンディーは禿げ頭のシャルルの西フランク王国の領土となります（禿げ頭なのは強い信仰心から、髪を剃っていたからとのこと）

911年、バイキングであるノルマン人の度重なる侵攻に悩まされた西フランク王国は、バイキングに一部領土を渡し条約を結びました
それがノル（＝北）マン（＝人）ディー（＝国）です
もともとは、北の人の国を意味していました

その後、1204年にはフランス領となり、
100年戦争ではイギリス領になったこともあったのだそうです



パリの街並みがローマに似ているのは
西ローマ帝国が滅んでからも、ローマから受け継いだ文化が残っているからなのだとガイドさんが教えてくださいました

大好きな歴史のお話をたくさん聞けて
楽しい道中となりました
帰りもバスで5時間、ホテルに着いたのは22時位だったような

大満足のツアーでした
明日は午前中の飛行機で日本へ帰ります


読んで頂きありがとうございます！
次回は、フランス一人旅旅行費内わけを書きたいと思います☆