最初から豚丼にするつもりはなく、乗っければ丼になるな、程度のノリで作り始めた。
もともとは、母親が四、五年前?に作って放りっぱなしのピクルスを消費すべく、
酢飯が炊けないか、との思いつきが始まりだ。
これ、ピーマンかパプリカがみじん切りにされていたはずだが、退色してどちらかは不明、
お酢の香りもすっかりオーバー・ヴィンテージ…。ピクルスとしては残念な状態。
しかし、手間隙かけたであろうものなので、捨てるにも忍びない。
だが、わが家の空間は戦略爆撃機の操縦席並みに限られているのでな…。
豚小間が200グラムほどあったので、タマネギの中2個、小1個を細く切り、一緒に煮ることにした。
フライパンにタマネギを敷き詰め、塩、胡椒を振り、ピクルスを少々まく。
そこに、冷凍豚小間をのせて、これにも塩、胡椒、ピクルス、加えて、
これまた母親が、三十年ほど前に作って、しかし飲まずに放りっぱなしの
豪快に甘い梅酒を、これまた消費するべく料理酒としてたらす。目安はお肉がぬれるぐらい。
で、ふたして中火。
梅酒は、ピクルス以上に手間隙かかっていることはわかっている。捨てるには忍びない。
だが、わが家の空間は戦略爆撃機の操縦席並みに限られているのでな…。
肉が解凍されたらほぐすが、最初はタマネギの上においておき、
ひと煮立ちしてからタマネギと混ぜた。そういえば今回は、油を加えていない。
話は前後するが、酢飯については、洗米にピクルスを混ぜるだけだが、
香りが褪せたというより古臭い状態だったので、匂い消しに通常の料理酒を入れる、
そのため、ピクルス分とあわせて水は控えておく。
塩味の具材とあわせていただくことを考え、こちらには塩味を足していない。
飯単体でいただくのであれば、出汁醤油なりを足しておけばよいのだろう。
で、飯が炊けてからお肉を調理したのだが、これが!!
見事にハマり、どストライクの豚丼の具ができてしまった!
牛丼チェーンのようには煮込めないので、あの独特のソフト感はないが、
豚小間の歯ごたえとタマネギの食感がちょうどいいバランスだ。
しまった、紅生姜も用意しておけばよかったな…。
梅酒にピクルス、おそるべし。当分はこの方程式でキッチンを断捨離するぞ。
…今年中におわればよいのだが。
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