東の山際が、暗虹色に彩られている。
西の中空に、大きく淡い金メダル。
月の入り0718時、日の出0646時、月齢15.2。
遠くで烏が鳴く。
昨日の皆既月食はうっかり見逃して部分月食で見た。
宇宙に生きていることを実感する瞬間。そして、今も。
山際は刻々と日の出に備え、暗く濃い琥珀色と紺のグラデーションとなっている。
寒い季節が苦手になって久しい。だが、無理なく起きる時間にこれらが見られる。
これはいい。とても、いい。
部屋に戻る。
ケトルに異物が混じっていないことを確かめ、マグカップ一杯に白湯を注ぐとレンジに。
インスタントコーヒーのスティックを準備、熱めにあたためた白湯に半分だけ入れる。
濃さは個人的な好みで、半分ぐらいのほうがリアルに感じている。
冷蔵庫からチーズをひとかけら。昨日の残りのゆで卵からとりかかる。
すべてを平らげ、コーヒーで流し込む。胃腸がひとりごとを言いはじめた。
クイックスタンバイ、完了。
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