台所のファンタジスタ　料理の別人

お魚でもスナック菓子でもない。
久しぶりに更新しようとしたら、本ブログサービスが終了するとのお知らせ、
霹靂一閃である。

もちろん、終わらせも消滅もさせる気はないので、お引越しの準備にかからねば。
詳細はできるだけ早く決めてご案内するとして。
とりまどーするよ、このアーカイブｗｗｗ

例によって、油や酒がわきはじめた。
二、三日あと、梅雨が明けた。
可能な限り、食材や調味料を冷蔵庫に避難させた。

この季節が来たか。生きのびてはいる、ということだ。

熱気。
正気を保つのが一苦労、的なレベルで頭が回らない。
体力の衰えを差っ引いても、去年より今年はひどいことになりそうだ。

連休は300をこえたところで数えるのをやめた。
心身とは、一度損ないきるとなかなか治らんものだな。

もがき続けて25年。

今日も、生きのびるために、加熱調理。

トシを追って体が冷えやすくになってきたので、
ショウガやその加工品はありがたく、年中手放せない。
動物性たんぱく質の臭い消しにも重宝するが、
保温、代謝の理由のほうが大きい。

塩、コショウ、ガーリックとセットで、
比率はともかく和洋中とわず、ほとんですべての調理に使う。

調味料としては粉タイプが圧倒的に多く、
開封後要冷蔵のチューブ入りは食材よりの使い方をする。

ほかに、寒い時期なら粉をワインや酒に入れてレンチン。
暑い時期ならチューブタイプをビールに入れて
なんちゃってつぶ入りジンジャーラガーだｗ

好きなんだからショウガねえｗ

パート２ｗｗｗ　まあ…　しばく、とは言わんのだがな。

比較のため、同量の粉で、ひとつはそのままカップでいただき、
もうひとつを高さをとって泡立つように注ぎ、
もうひとつは茶碗＋茶筅でしばく。
はたして。

ペーパードリップのときと同じ傾向だった。

ざっとやってみて思ったのは、
それなりの濃さでペーパードリップしたのを、
某警部の紅茶のように高いところから注ぐ、のが
一番ラクなそれっぽいことなのかも、ということ。
かなしいかな、茶筅って、いまどきキッチン常備ではないだろ…

ただ、機会があれば、
茶筅でコーヒーはぜひ試してみてほしい。世界が変わる。
そして、それをきっかけに、抹茶の世界も気軽に楽しんでほしい。

まあ…　しばく、とは言わんのだがな。

コーヒーを茶筅でしばいてみた。
某ハリウッドスターの段取りのまねだ。

本家の豆にはまだ手が出ないので、
手持ちの、すでに挽いてある豆をペーパードリップ。
お湯の注ぎ方もまねた。

比較のため、多めにつくり、一方はそのままカップでいただき、
もう一方を茶碗にそそぎ、茶筅でしばく。
まあ…　しばく、とは言わんのだがな。

ふだん飯碗としてつかっている茶碗だが、幸い、
抹茶茶碗として使えるほどの大きさと曲線をもつ。
使い古しの茶筅は、もう何年も棚で寝てたものだが。
しばき方は、免状持ちの母親に子供の頃教わった。
…しばく、とは言わんのだがな。

まず、原液ｗの味。
豆の量は変わらないはずだが、より太い味が出たような気がした。
ストレートに力強く舌のセンターラインを流れ落ちてゆく感じだ。

次に、しばいたやつ。しばく、とは言わんのだがな。
一瞬マイルドに感じ、次の一瞬で風味が口の中全体に膨張した。

例えが適切かどうかわからんが、アイスクリームの、
溶ける前のものと、一度溶けたのを凍らせたものとの違い、みたいなもんなんか？？
いやいやいや、どうせ例えるなら、ワインのデキャンタだろ？ｗｗｗ

あと味の残りが段違いで長い。油成分のせいか、泡も抹茶並みに残っている。

思い立って、残っている原液ｗを、
別の同型のカップに、某警部の紅茶のように高さをとって
泡立つように注いでみた。
温度がちがうから断言できんが、最初の原液ｗより香りが立つような気がした。

ともあれ、茶筅。こいつはおどろいたぜ。
ぜひ、ためしてみるといい。
しばく、とは言わんのだがな。