専門医の勝手なつぶやき

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6年連続の株高に街中景気もよさそうです。
今年一年は致命的なミスもなく終了となります。
株のほうもなかなかのパフォーマンスで終わることができました。
医療制度改革で来年はどうなるのでしょうか？
政策次第で自分の生活が左右されるような愚かな人間にはなりたくないですね。
とりあえず一年間お疲れ様でした。来年もがんばりましょう！

11月くらいからビットコインの話を突如しだして100万円突っ込んだ先生がいました。騰がるよね、儲かるよねと何を根拠にしているのか知りませんが遂にルビコン川を渡ったわけです。
先日お会いしたらウーーーという顔していました。
なんだかんだで結構な損失だそうです。100万円を皮切りにそれなりの金額を逐次投入したそうです。
ビットコイン長者が確かに多数います。でもその人たちはすでに去年から遊び感覚でやっていた人たちばかりです。今の状況だと、みんなバブルだといってるんだから危ないよねーといって参加しない性根が真面目な人が正解です。
私自身も遊びで数千円だけ去年取引してみました。そしてずーっと放置。取引所のパスワード忘れて再発行してアクセスして値段見て大笑い。たったそんだけです。
しかし税金がめんどくさそうなので放置です。ビットコインのバブルボブルに参加して臨場感を味わったというネタで病院であほな話をしてそのネタの対価に数千円支払ったことにしておしまいです。
ビットコインで儲けるにはどうしたらいいかはとても簡単です。大きく暴落した時に買えばいいんです。今でも30%下げて全戻ししたりしていますね。そういうフェーズを狙う。これは後からチャートを見て誰でも言える儲ける方法です。
こういう虚実のゲームで勝てる割合は５０％弱。バカラと同じでしょう。なぜか？根拠なく値が動いているからです。不確実なニュースで上にも下にも行く。若干下圧力が強い。ランダムウオークするなら戻りを狙うのもありですからね。
そしてそれを信じてナンピンして大損している人もたくさんいます。が、儲けている人もいます。
参加しないのが一番賢明です。

最近は労働基準監督署が怖くて皆さん残業をあまりしない、させない、ようになりました。
初期研修医の帰宅時間が早くなりましたね。もともと何をするわけでもなくというと失礼ですがカルテを代理で書いたりムンテラに同伴みたいなことで時間を費やしていたわけです。
そして院内講習会というやつでCVだとか感染の講義を受けていたわけでそういうものを時間内でやろうと試みているんですね。
しかしやればできるものです。たかが数ヶ月でなんとなく形がおさまっていますからね。
逆に今までのだらだらした労働形態はなんだったのかというのが今の後期研修医たちです。非効率世代の最終世代ですからね。
まあ患者の家族の時間に合わせたムンテラだとか他科との合同カンファなんてのを相手の都合に合わすと時間の浪費になるのは当たり前ですが日本の文化だから仕方ありません。
ところが日本企業と同じように欧米式のシステム化をするといとも簡単に解決です。
日本のおもてなし思いやり文化は労働効率が悪くなるのは承知の上で成り立っていたのですから。
国民皆保険を維持する上で財源も見通しが絶望的で医者の確保もままならない状況でサービス残業を止めにした医者の労働時間の短縮というなかなか面白い試練がやってきました。
全てはお金でしか解決できない問題ですからどこまで医者にお金を出すかの落としどころのお話が全てだと思います。
とりあえず聖路加国際病院を槍玉に挙げて話題を作った労働基準監督署はなかなかの知恵者です。

遂に財務省と与党のお話し合いで医療費抑制の一環として人件費つまり医者の給料にも踏み込む方針となったらしいです。
やっぱりきましたかということになりましたね。
増大する医療費の根本的な原因を解決しないで目に見える誰もが気持ちよく攻めることのできるところを攻めますね。
医師不足がどうせ辞めてしまう女医の増加のせいだという原因を見ないで医者の数を増やして更に地域枠で医者の質も下げている滑稽な政策に似ています。
老人の医療費負担割合を増加させる、治療する価値のない人間に過大な無駄な治療を止める、必要もないのに儲けのために処方する薬を切りまくる。
これだけで解決です。
とある開業医で過剰に薬を出しているところを徹底的に審査で切ってマスコミを動員してを徹底的に人の命で金儲けする守銭奴と祭り上げて大騒ぎしておけば一気に問題は解決です。
田舎の薬を出すだけの開業医を潰すだけでも大きな医療費削減ができます。
都市部の若くてやる気の医者の給料を下げることはとんでもない愚策です。

私は自民党支持者です。まあ今の日本でそれ以外の選択肢はないですからね。ティーパーティーのような政党が待ち遠しいですね。
一方で貧乏人と社会のクズを標的に票集めをしているごろつき野党。こういう政党がのさばると何もいいことはありません。選挙はしっかりと働いて納税した人間が一番生きやすい社会を実現する党に投票するのが一番です。
誰もが活躍できる社会が現代の競争社会でどこにありますか（笑）パチンコ屋、競輪場で時間をつぶしているような人間がどこで活躍するんですか(笑）
時代の変化は早いです。昔言われた米粒一つ一つお百姓さんががんばって育てたなんてのも今や補助金まみれの税金泥棒ですからね。この前も日本の漁業の効率の悪さが出ていました。原因は内輪だけの漁業権。権利を持つ老いぼれは邪魔ですね。全部規制緩和で株式会社参入で効率的かつコストダウンが可能です。
三丁目の夕焼けみたいな社会はもうどこにも存在しません。自分の働き分に応じた報酬としての福祉、行政を受ける社会に変えていかないと日本の財政は破綻します。
さて、選挙です。良識じゃなくてそれぞれの階層の人間がエゴで投票するのですから選挙の結果が日本の縮図となるのですね。

みっともない今回の選挙。どう考えてもまともに考えたら自民党しか投票する先はありません。
ちんけな田舎の学校法人の話を延々とするバカな野党。
リベラルだとか原発だとかどうでもいいと思うのです。
いろんな議論を賛成も反対もできる人間を取り揃えているのが自民党です。それに対抗する野党の売りは何にもないですよ。自民党よりも学歴も経歴も劣るような人間たちが自民党と同じようなことを主義主張するんですから。
貧乏人、生活保護の票をあてにする政党なんてのもどうなんですかね。みんなが幸せな社会の実現をするなら努力しない人間を排除するとはっきり言えばいいのにそういうクズの票も欲しいわけです。というかそういうクズの支持が欲しいわけです。クズの数も多いからいい票田なわけです。

高額所得者から貧乏人へのお金の循環が社会を良くするというのは本当なんでしょうか？
という議論が起こらないのが不思議です。

学校でずっと言われ続ける努力しましょう、勉強しましょうをしっかりこなした層が社会的に高い地位につけて収入が多いのは当たり前でそれも教えられてきたことです。
それがなぜか高額所得者を悪者のように扱う。
たとえば医者や教師が万引きしたら全国ニュースになるのに土木作業員、百姓が万引きしてもせいぜい地方ニュース。これ逆差別でしょ（笑）
結局努力して成功しなかったマスが多いから妬みを爆発させているだけです。
そして高額所得者の税金を高くして貧困層の救済に使うべきだというお話。そこには貧困層がどうして貧困層になったのかという過程が抜けています。
病気、災害などの場合は当然救済されるべきです。しかし自らの労働、義務を放棄して貧困層になるような人間を救済する価値はあるのでしょうか。
こういう議論は倫理的に正しくないので当然皆さん嫌悪します。
でもはっきりしていることがあります。
中流階層で生活が貧しいと感じる人が増えているのは高額所得者が悪いわけではありません。納税もしているし社会に貢献しています。中流階層もしっかり役目を果たしています。
ということは、そうですよ、下層階級の何にも努力しないような連中がそういう努力を無駄にしてお金を無駄遣いしているのです。平日の昼間から競輪場や飲み屋にいるような連中の何割がしっかり働いて納税しているんでしょうね、そして何割が生活保護なんでしょうかね（笑）

自民党に投票しない人というのが理解できませんね。自民党のやることに反対するのはいいけれど自分たちの当選のために考えをコロコロ変えたりするような人間を見ていると笑えます。
そもそもリベラルだとか左派だとか言いますが努力のしない個人を救う政策自体する必要がないという根本を忘れていますね。票を得るために貧乏人に媚びて百姓に媚びるようなまねを平気でする政治家。
小池知事もはっきり地方切捨てを明言して選挙してみると面白いと思います。
地方、百姓に税金を投入するのはもうやめましょうというスローガンを出すのは面白いです。
そこでまた大きな反響で大騒ぎになればなるほど不都合な事実が出てきてまた更に火を注ぐという面白いことになります。

まあ時効ということでお許し願い面白いお話を。
在籍した病院の病棟ではなぜか面白いことがありました。時間内で書ききれなかったサマリーを残業したり次の日に早く来た場合も時間外手当を請求できないのです。婦長命令で慣習化していましたね。それぞれ時間外手当の請求は一月に何時間までという取り決めを各病棟の婦長が決めてそれぞれ一律申請という形です。更に有給休暇もなぜか一律消化する日数が決まっている。
ものすごい大昔の5年前のお話なので今の労働条件がしっかり整った状態では絶対にありえないと思います（笑）
都市伝説です（笑）
もしあればとても話題になりますね。可能性は限りなく0ですがいまだにこういう話を取材できれば野心のあるライターさんやテレビ局、更に労働基準監督署にはうれしいお話ですね。悪状況下に置かれている看護師も実際の話をして見返りとして心ばかりの報酬があれば悪いお話ではないですね。
まともな正常な労働市場を自分たちで構築できない場合は多少場違いな方面からの介入によって正常化するのも一つの手だと思います。

日本産婦人科学会が緊急声明を出しました。読んでみてだから何？という感じですね。できもしないようなシステムと理想論。
形だけの声明文でいかにも嫌々やりました感が出ています。
学会というのも学閥間の調整で人事を決めて理想論語って実働部隊のことは何も考えていない。
みんなが知りたいのは何でしょう。
東京医療センター産婦人科の医員たちがどういう労働体系で働いていたのか、この研修医だけに仕事の負荷がかかったのか、労働の差別的な偏重があったのか、管理者は心身のサポートをしていたのか等々。
学会というとポスター発表にディスカッションじゃないですか。みんな晴れ晴れした姿で去年と少し薬の用量を変えただけのデータを発表する。質疑応答ですばらしい発表ありがとうございましたが枕詞（笑）。
ということで、当時の当事者を全員参加させて学会会場の大ホールでディスカッションをする。大ホールに集まる500人ほどの聡明な医者が参加して議論すれば原因、対策がこじんまりした院内調査チームの出来レースのレポートよりももっと建設的で合理的な答えが出せるはずです
こんなことしたらとんでもないことになるから当然やらないでしょうけどね。
自分のみを守るためにはを考えないといけません。
嫌なら逃げろです。

研修医の先生たちにもう少しいろいろお伝えしたいなあと思い書きます。
最近m3.comでも働き方でいろいろな意見が出ています。
答えは一つです。自分で考えて自分のやり方を貫けばいいんです。
大学で偉くなりたいのもすばらしいことです。
年功序列体制が大好きでその中で気持ちよく生活しているならそれもいいです。
自分の技量をお金に効率よく変換して自分の時間も楽しむのもいいんです。
重要なことは医師というのは国の定めた基準をクリアしたからこそ国の認める裁量権を手に入れたわけです。
思想良心の自由なんて憲法を取り出すまでもなく自分の思い通り仕事をすればいいのです。
医者というのはこうあるべしと言うのが大好きな上司の言葉も気に入らなければ聞き流せばいいですよ。
そして上級医がみんな人として医師としてすばらしいなんて考えてはいけません。ただの年輪効果ですから。
研修医の先生たちはMRの接待を知らないでしょう。今までその上司さんたちがどれだけのタダ飯にありついてきたかわからないでしょう。
一見さんお断りの料亭から予約困難な焼肉や果ては風俗までなんでもありだったんですから。
欲しい本があれば買ってきてくれるし学会会場はグリーン車でなんてのもありましたね。
否定する先生はそういうおいしいことにありつけずに残念でしたねというしかないですね。
薬の知識を取り入れるのには必要だとしてそのついでの食事会親睦会だと称してタダ飯にありついたわけです。効果がほぼ同じ薬でも豪華な接待をしてくれた薬の処方が増えるなんてのは当たり前です。
今のくだらない薬の研究会の超豪華版だと思えばいいです。本当にある意味いい時代でした。
そういう牧歌的な医薬の癒着とそれに付随した医局制度も崩壊したのですから自分のライフスタイル重視でいいんですよ。
私自身も自分に合った病院で自分のしたい曜日だけ仕事をしています。文句がある奴がいたら公開の場で意見を言い合うようにしますと宣言しています。
年功序列とIF数だとIF数が重要だと思いますし、臨床の技能は年齢関係なくはっきり上下をつけるべきだと思います。そして学年が上というだけで仕事量を減らす、負荷を減らすことはする必要はないと思います。もしするならそれに比例して給料を減らす。
まあこの考えに賛同してもらおうとか考えていません。自分の考えで満足だし他人の意見はどうでもいいからです。
文句がある奴がいたら議論して勝てばいいし負ければ病院を辞めればいいだけです。
こんな生き方で医者をやっていれば自殺するとか鬱病になることはありませんよ(笑）