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2017年11月26日

労働基準監督署の恐怖

最近は労働基準監督署が怖くて皆さん残業をあまりしない、させない、ようになりました。
初期研修医の帰宅時間が早くなりましたね。もともと何をするわけでもなくというと失礼ですがカルテを代理で書いたりムンテラに同伴みたいなことで時間を費やしていたわけです。
そして院内講習会というやつでCVだとか感染の講義を受けていたわけでそういうものを時間内でやろうと試みているんですね。
しかしやればできるものです。たかが数ヶ月でなんとなく形がおさまっていますからね。
逆に今までのだらだらした労働形態はなんだったのかというのが今の後期研修医たちです。非効率世代の最終世代ですからね。
まあ患者の家族の時間に合わせたムンテラだとか他科との合同カンファなんてのを相手の都合に合わすと時間の浪費になるのは当たり前ですが日本の文化だから仕方ありません。
ところが日本企業と同じように欧米式のシステム化をするといとも簡単に解決です。
日本のおもてなし思いやり文化は労働効率が悪くなるのは承知の上で成り立っていたのですから。
国民皆保険を維持する上で財源も見通しが絶望的で医者の確保もままならない状況でサービス残業を止めにした医者の労働時間の短縮というなかなか面白い試練がやってきました。
全てはお金でしか解決できない問題ですからどこまで医者にお金を出すかの落としどころのお話が全てだと思います。
とりあえず聖路加国際病院を槍玉に挙げて話題を作った労働基準監督署はなかなかの知恵者です。

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