2011年05月05日
『PayPal』の登録詐欺、危うく難を逃れる
『PayPal』の登録詐欺、危うく難を逃れる
≪始めに≫
PayPalは、e-Bayと言う世界最大のオークション会社の子会社で、ネット上で安全にクレジット決済する方法を提供しています。
だから、PayPalとは、この会社、またはこの会社が提供するサービスを指します。
本来の趣旨としては、この通りであり、
PayPal自体も適切に、セキュリティも高く、運用されているようです。
そのためか、順調に業績を伸ばしているようです。
≪『PayPal』登録が必要になった≫
ある商品を購入しようとしたところ、
支払いがPayPalだけなのです。
PayPalは、今までに、何度かホームページを確認したことがありますが、
クレジットカード(あまり使いたくない)を使わなければならないことと、
なんとなく不安があったので、今まで登録してきていません。
しかし、この商品をぜひ欲しかったので、
あらためてPayPalの情報を集め、
調べながら、検討してみました。
多くのサイトや無料レポートなどには、
良い事がたくさん記載されています。
そして、どれもほぼ同じような、
メリット・デメリットが記載され、
『注意すべき点』も同じで、
ほぼ、こんなものかな、と、
確認を終え、
申し込みをしようと決めます。
ところで、
英語で申し込もうか日本語で申し込もうかと悩んでいたので、
(英語だと、e-Bayを使う時に便利)
念のため、『PayPal詐欺』を調べると、
『フィッシング詐欺』や『不正クレーム詐欺』が見つかります。
『ああ、そうだよね、個人情報を聞いてくるのは怪しいね。
こんなクレームもあるのか。』
詐欺に対する知識を更新し、満足。
そして、何の気なしに『PayPal』で検索し、
各サイトを覗いていました。
≪『PayPal』で検索していると…≫
『あれっ、おかしいぞ』と感じます。
個人が『PayPal』について解説しているサイトは別として、
(おそらく、これらの中にも怪しいのもあるはず)
サイトを覗いているだけなのに、妙な違和感があるのです。
最初に『はっきりと気付いた』のは、
『なんで、日本語公式サイトがいくつもあるんだ?』と言うこと。
おかしいですよね?
それで、各サイトを見直し始めました。
まずは、URL(正しくは、URI)がおかしい。
『PayPal』の公式サイトは、『www.paypal.com』のはず。
それなら、日本語のページは、サイトを別に作らない限り、
『www.paypal.com/jp/』などであって、
『paypal.○○』とか、『paypal-○○.com』とかではないはず。
※○○には、『jp』とか『japan』とか、が入っていました。
そして、『PayPal』程の会社なら、
必ず、緑の証明書がURLの前に表示されるはずだと。
ありました。『www.paypal.com』には、『VeriSign』の緑のカギの証明書が。
そして、怪しい『PayPal』サイトには、証明書がありません!
なんの疑いもせずに、各サイトを見ていたので、
びっくりしてしまいました。
(危機管理が足りませんね、反省!)
実は、日本語で登録するなら、
義援金(正しくは、義捐金)の広告が出されていたサイトで、
登録しようかな、と、漠然と思っていたのです。
考えてみれば、義捐金では広告を出さないだろう!と思います。
このサイトでは、URLを見直すと、ちょっと待てよ!でしたし、
証明書もありません。
もし、日本語で登録していたなら、恐らくこのサイトは不正なサイトなので、
詐欺にあい、どうなっていたことかわかりません。
※日本語のサイトで登録するのが危ないわけではありません。
上記画像『www.paypal.com/jp』の正規の日本語のサイトなら、もちろん、大丈夫です。
私は、危うく難を逃れましたが、
登録時の詐欺にかかわらず、
重要な情報の入力時には、
上記の図の2つのポイント、
1.URLを確認すること、
2.緑の証明書を確認することを、お勧めします。
≪追記≫
PayPalを英語で登録し、商品を購入しました。
【その他の最新記事】
この記事へのコメント