これ、旅行のガイドブックと近いアングルで撮ったのですが?11月8日撮影
伏見稲荷から、歩いているのでかなりきつかったです。伏見稲荷は、就学旅行生がタクシーの運転手さんに「さてここでのミッションは?」と聞かれていました。今は、修学旅行も、グループでタクシー移動になっているようです。グループ行動は高校生くらい生徒で、公共交通機関移動のグループもいました。でも、ここはそのコースに組み込まれていないし、話題の外国人観光客も来ないのでゆっくり静かにできます。出来れば、ごろんと寝て庭を眺めていたいです、ずっと!
ここでは、庭の紅葉を期待で、行ったのですがまだ早かったです。(前に記事にしています)今回は、書斎ではなくお庭の写真を載せます。しかし、初夏に行ったときとあまり変わらないのでアングルを変えています。でも今年はあまり紅葉がきれいに色が出ていません。(^▽^;)やっぱり雨不足の原因のようです。台風もなかったからのようです。
東福寺 塔頭 光明院
室町初頭の1391年(明徳二年)、
東福寺の塔頭として金山明昶によって創建される。
山門より入ってすぐの、前庭である雲嶺庭には
勝負の守護神「摩利支尊天」が鎮座する。
「虹の苔寺」の異名をとり、苔と砂の見事な調和を見せる主庭、
「波心庭」は、昭和の作庭家・重森三玲の手になる枯山水庭園で、
東福寺方丈庭園とともに昭和十四年につくられた。
方丈庭とは趣を異にする平安式の州浜型庭園である波心庭は、
寺号の光明にちなみ、
大海を表す白砂に浮かぶ三尊石組を基点に、立石が斜線状に並ぶ。
その背後のサツキ、ツツジは大刈込としてダイナミックな雲紋を与えられ、
さらに視線をあげれば茶亭「蘿月庵」の佇まいが目に入る。
禅語「無雲生嶺上 有月落波心」(雲ハ嶺上ニ生ズルコトナク、
月ハ波心ニ落ツルコト有リ)を由来とする蘿月庵は、 昭和三十ニ年の建築。
窓、壁、障子に月のモチーフを抱き、波心の庭から眺めることで
東の空に昇る月を愉しむ仕掛けになっている。
先の摩利支尊天はまた、月に乗る姿で描かれることもあるといい、
寺号である光明から蘿月庵まで一貫した、精緻で巧みなしつらえが
佳景と心の和みをもたらす。
煩悩をしりぞければ、月(仏心)が波に映る。
東福寺 塔頭 光明院 ホームページより転載