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2015年04月21日
アスピリン喘息
さあ、頑張って書こう!って思ったら、
いきなりフリーズして、記事が消えたので、はやくも遠ざかってしましましたσ^^;;;
いいわけは、さておき、先日アスピリン喘息の患者さんがいらっしゃいました。
アスピリン喘息は、アスピリンなどの非ステロイド性消炎鎮痛薬(NSAIDs)の投与により、アナフィラキシー様症状(血圧低下、呼吸困難など)とともに気管のれん縮がおこり、重篤な喘息発作から死に至ることもあります。
大人の喘息患者さんの1割はアスピリン喘息を合併しているとのことで、割合は意外と高いです。
このLTへの代謝が過剰におこり、NSAIDsによって、アナフィラキシーの喘息発作が誘発されるのが、アスピリン喘息です。
飲み薬だけではなく、他の剤形でも誘発され、注射薬、坐薬>内服薬>貼付薬、塗布薬の順に強く症状がでます。
<喘息誘発作用が強い薬物>
・アスピリン、インドメタシン、ロキソプロフェンなどの酸性NSAIDs
・コハク酸エステル構造をもつ静注用ステロイド(サクシゾン、ソルコーテフ、水溶性プレドニン、ソルメドロールなど)
ただし、COX II 選択性阻害薬は、PG類への代謝を選択的に阻害するため、喘息発作誘発作用は低いと言われています。
そのため、モービック、セレコックスなどは比較的安全に使用されます。ただし、患者さんによって異なるので使用経験があるか確認しましょう。
今回来たアスピリン喘息の既往をもつ患者さんには、
カロナール、レルベア、アラミスト、キプレス
の処方がでました。
この中で、疑義照会が必要な薬剤はどれでしょうか?
いきなりフリーズして、記事が消えたので、はやくも遠ざかってしましましたσ^^;;;
いいわけは、さておき、先日アスピリン喘息の患者さんがいらっしゃいました。
アスピリン喘息の病態
アスピリン喘息は、アスピリンなどの非ステロイド性消炎鎮痛薬(NSAIDs)の投与により、アナフィラキシー様症状(血圧低下、呼吸困難など)とともに気管のれん縮がおこり、重篤な喘息発作から死に至ることもあります。
大人の喘息患者さんの1割はアスピリン喘息を合併しているとのことで、割合は意外と高いです。
アスピリンのようなNSAIDsは左図のように、アラキドン酸をPG(プロスタグランジン)類に代謝するCOXという酵素を阻害することでPGEの産生を抑え、鎮痛効果を発揮します。 |
一方で、アラキドン酸はPG類への代謝が阻害されるため、LT(ロイコトリエン)の産生が促進され、喘息が誘発されます。 |
このLTへの代謝が過剰におこり、NSAIDsによって、アナフィラキシーの喘息発作が誘発されるのが、アスピリン喘息です。
飲み薬だけではなく、他の剤形でも誘発され、注射薬、坐薬>内服薬>貼付薬、塗布薬の順に強く症状がでます。
<喘息誘発作用が強い薬物>
・アスピリン、インドメタシン、ロキソプロフェンなどの酸性NSAIDs
・コハク酸エステル構造をもつ静注用ステロイド(サクシゾン、ソルコーテフ、水溶性プレドニン、ソルメドロールなど)
ただし、COX II 選択性阻害薬は、PG類への代謝を選択的に阻害するため、喘息発作誘発作用は低いと言われています。
そのため、モービック、セレコックスなどは比較的安全に使用されます。ただし、患者さんによって異なるので使用経験があるか確認しましょう。
質問です。
今回来たアスピリン喘息の既往をもつ患者さんには、
カロナール、レルベア、アラミスト、キプレス
の処方がでました。
この中で、疑義照会が必要な薬剤はどれでしょうか?