2018年01月17日
企画者にもっとも必要なもの
私はずっと大学を卒業してから
企画系の仕事を続けています。
色々のコンテンツを考えたり
本の内容を考えるのも企画のひとつです。
心理学のコンサルティングもしていますが
聞かれたことに答えるだけでなく
いずれ破綻したり失敗するものが見えますので
それを見つけて、先に改善策を提案していくので
これも企画系の仕事かもしれません。
この仕事をずっとしていますので
人から「企画をする人にとって必要なものは何ですか?」
と聞かれることがあります。
そうした質問はやっかいです。
だいたい端的に答えを求めているので
ここで真面目に複数の要因がありますなどと答えてはいけません。
それは部長と部下の女性が倉庫に入って
いったのを見て、後で何をしていたのですかと
聞くぐらい野暮な話です。
だいたい端的な答えを求めているので
一言で言うなら
私は
「視点」
と答えます。
こんな私でも
会社員をしていた時代があります。
そこで新人やアシスタントを付けられて
「育ててくれ」みたいなことを何度も
言われてきました。
この人たちがものになるかならないかは
すぐにわかります。
・広い視点を持っているか
・人と違う視点を持っているか
です。
色々なものを見渡せる視野の広さ
この空から地面を見渡せる視野があると
色々なものに気づきます。
気づきは発想のトリガーになります。
地面で人を見ているだけでは
新しいものは何も生まれません。
もうひとつ人と違う視点です。
会社のフロアで大きな音がしたとします。
そのとき普通の人は音がしたほうを見ます。
私はそんなときは
音をした方ではなく、人の反応を見ます。
音に敏感に反応する人、しない人
顔の表情は何か、何を考えているかと…
そんなときに私と目が合う人
つまり私と同じように人の反応を確かめている
ような人ですと、ちょっとその人はおもしろいかもと
思います。
なぜこうした視点が大事かというと
視点は気づきを生み、新しい発想を作るからだけでなく
訓練して広がることはあるのですが
訓練でもなかなか直せないところだからです。
人の固定観念や思い込みはとても強いもので
なかなかその呪縛から逃れられないのです。
企画系の仕事をめざしている人は
頭が柔らかいうちからぜひ視点を意識してください。
キャリアがある人でも
この視点を持つように心がけていただけると
より良い企画が作れるようになると思います。
でも
一部の天才の人はそんな視点など気にしなくてもいい作品
が作れると思うのですが、私を含めて多くの人は凡庸です。
私はとても頭がかたく視野も狭いので
子どもの頃から今でもずっと
自分の視野の狭さや固定観念との戦いです。
視野を広げて柔軟にものを見て
観察力を高めていく
ことが大事かなと思います。
企画力とか
伝達力とか
プレゼン能力とかは
後天的にすぐに鍛えられます。
そうしたら
部下の女性とエレベータで
いちゃいちゃできるぐらいの
イケている部長やキャップに近づけます。
「いいなー」
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