2018年10月15日
消費税増税の話
正式に来年10月に消費税が10%になることが
発表されました。
黒田日銀総裁は消費税の10%への引き上げが
日本経済に与えるマイナスの影響は大きくない
と述べています。
正直、立場上そう言わないといけないですし
私は行動経済学の視点からは
けっこう影響は大きいと思っています。
とはいえ社会保障は待ったなしで
基本的な増税方向は仕方ないと思います。
特に今回は食料品などが軽減税率で8%に据え置かれる
こともあり、4年前に5%から8%に引き上げた時に比べ、
影響が少ないという見立てもありますが
影響が少ないとすると
一年前に「絶対にやる」と告知したことでしょう。
人は駄々をこねると変わるかもしれないものは
抵抗する傾向がありますが
もう仕方ないと思うものは受け入れてしまいがちです。
軽減税率もいいですが
ベイシックインカムなど「得をする」という
目に見えるものがいいと思います。
後、クレジットカードのポイント還元なども
検討しているようですが
最近の研究ではポイント付与よりも
値引きのほうが心理的な効果が高いことが
わかっています。
損失回避性が高まる心理の中
増税受け入れることはなかなか難しいでしょうね。
物販などはけっこう大きな影響が
出ると考えます。
人は感情で動くので
心理的なケアを政府には考えてほしいと
思います。
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