2018年06月20日
W杯、日本代表のユニフォームの色
今回のW杯で日本代表が着ているユニフォーム
「勝色(かちいろ)」という
色です。
はい、この色です。
「勝色」なんていうと
新しく作った色と思われている人も多いようですが
実際は日本の伝統的な色のひとつです。
藍はタデ科のタデ藍という植物による染料のひとつで
日本には1500年前に中国から
朝鮮を経由して伝えられました。
日本は昔から青、紺の色を出すときには
藍で染めていました。
藍染めはとても不思議で
最初は黄土色に見えるのですが
干して空気に触れると
緑色から藍色に変化します。
この工程を繰り返して
色を濃くしていきます。
「瓶覗き」という薄い緑から
「浅葱色」「納戸色」
「縹色」「濃藍」と続き
「紺色」
そして最後にもっとも濃いものが
「勝色」です。
「褐色」とも書きます。
鎌倉時代には武士が鎧の下に
縁起をかついでこの色の服を身に着ける慣習がありました。
藍には消炎や解毒、止血の作用があることから
都合が良かったみたいです。
まさに日本のサムライの色なのです。
こうした濃い青は人を冷静にさせて
知的に行動させる心理的な効果があります。
そして
日本のW杯初戦は
なんと強豪コロンビアに勝ちました。
ラッキーな勝利な部分もありましたが
予想を超えた動きをしていました。
次の試合で
真価が問われますが
とても楽しみです。
実はこの「勝色」は
本当は紺よりも濃いい色なので
本当は
「納戸色」「縹色」「濃藍」あたり
やや明るい色なんです。
でも
いいんです
大事なのは
イメージ
だって
「納戸色」なんていったら
戸を開けて帰ってしまいそうな雰囲気ですし
「縹色(はなだいろ)」
とかよく分かりません。
だから
「勝色」で。
大事なのは良い
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