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2024年05月18日
使い分けが釣果につながる!「フリーフォール」と「テンションフォール」
「フリーフォール」と「テンションフォール」。
どちらもルアーを沈めることを指します。
しかし、フォールと言ってもそれぞれの特性は全くの別物。
釣果を上げるためには、この2つのフォールを状況に合わせて使い分けることが大切です。
フォールとは?
出典・photoAC
“フォール”という言葉、みなさん耳にしたことありますよね?
フォールとは、ルアーや仕掛けを水中に沈めることを指す言葉です。
このフォールには、方法や特性が異なる「フリーフォール」と「テンションフォール」の2つがあります。
今回は、特性の異なるフォールの“使い分け”について紹介します。
「フリーフォール」について
フリーフォールとは、ラインにテンションを掛けずにルアーを落とす方法。
スピニングリールの場合はベールを起こした状態で、ベイトリールの場合はクラッチを切った状態でラインを送り込みながらルアーを落とします。
メリット
●フォールスピードが速い。
●素早く底(ボトム)をとることが可能。
●ルアー・ターゲット・状況によってはバイトを誘発できる。
●フォール時のルアーの移動距離が少なく、手前に寄せることなく落とすことができる。
デメリット
●フォール中のバイトがわかりにくく、慣れないとアタリに気づけない。
●対象魚や状況によっては、フォールしてるルアーを追いきれず、ミスバイトが多くなる。
●歯の鋭いタチウオやサワラなどの牙魚による、ラインカットが起きやすい。
フリーフォールの特性
素早く的確に底(ボトム)をとれるのが、フリーフォール最大の魅力。
ただ、ラインが風に煽られたり、余分なラインを出しすぎないように、ラインの放出をコントロールする必要があります。
また、フリーフォールだからといって放っておくと、ボトムに付いたのが分からなかったり、根掛かりの原因にもなるので注意しましょう。
『テンションフォール』について
テンションフォールはカーブフォールとも言い、ラインにテンションを掛けながらルアーを落とすことです。
リールのベールを戻した状態やクラッチを繋いだ状態で行います。
着水点から手前に弧を描くようにカーブしながらルアーが沈みます。
メリット
●フォールスピードが遅く、ルアーを長くアピールでできる。
●ゆっくりフォールすることで、バイトの間を作れる。
●ラインが張っているので、フォール中のバイトが分かりやすい。
●フォール中にルアーとラインが干渉しないので、フックとラインが絡みにくい。
デメリット
●フォールスピードが遅いので、水深のあるエリアなどでは着底まで時間が掛かる。
●フォール時の移動距離が大きく、ルアーが手前に寄ってくる。
●対象魚や状況によっては、ルアーが見切られる。
テンションフォールの特性
テンションフォールは“喰わせの間”として使うと良いでしょう。
キャスト直後はフリーフォールでボトムまで落とし、アクション後のフォールをテンションフォールする・・・などのように使うと効果的です。
「タダ巻きやジャークに反応した魚を、テンションフォールで喰わす」みたいなイメージです。
フォールを極めて釣果UP!
「仕掛け・ルアーを沈めて喰わせる」
言ってしまえば、フォールは釣りの基本かもしれません。
フォールをマスターすれば、釣果が伸びるかもしれませんね。
「フリーフォール」と「テンションフォール」をうまく使い分けて、釣果をUPさせちゃいましょう!
最後までご覧いただきありがとうございます。
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スナップを使って簡単直リグセッティング
フックに直接シンカーを装着するリグ「直リグ」。
韓国のバスフィッシング発祥で、バスフィッシングはもちろんのこと、ロックフィッシュゲームでも定番のリグになっています。
本来直リグはスプリットリングを使用しますが、今回はスナップを使った簡単セッティングを紹介します。
「直リグ」とは?
直リグとは、文字通りフックに直接シンカーを装着するリグです。
カバー狙いに強いことから、バスフィッシングやロックフィッシュでは定番のリグになっています。
直リグの他にも、「リーダーレスダウンショット」や「ゼロダン」などとも呼ばれます。
垂直にフォールするのが特徴のリグです。
直リグのセッティング
直リグは、オフセットフック・シンカー・スプリットリングで構成されます。
今回はスプリットリングを“スナップ”に変えた、簡単セッティングを紹介します。
●必要なもの
必要なアイテムは、オフセットフック・シンカー・スナップ。
それとフックにセットするお好きなワーム。
●セッティング
セッティング方法は変わりませんが、スプリットリングをスナップに変えることで、セットしやすくなってます。
まず、スナップにシンカーをセットします。
次に、オフセットフックを装着して完成。
後は、お好きなワームをフックにセットして釣りをするだけ。
たったこれだけ。
スナップを使うことで、スプリットリグプライヤーなども必要なく、簡単に直リグを作れます。
小さめのオフセットフックを使ったり、ワームをセットしづらいというときは、先にフックにワームをセットしてからスナップに装着すればOK。
また、ソルトで使う場合はワームだけでなく、イカの切り身やサバの切り身などエサを付けて釣りをすることも出来ます。
直リグの特徴
直リグは、リーダーが無いことが最大の特徴。
フックの下にシンカーが直接付いているので、限りなく垂直にフォールさせることが可能で、カーブフォールをできるだけ抑えたアプローチができます。
また、水面を覆うゴミやウィードなどのカバー貫通力が高いのも特徴。
さらには、シンカーが常にボトムにコンタクトするので、ボトム感知力が高いのも特徴です。
あらゆるリグの中でもボトム感知力はトップクラスなので、ゴツゴツしたボトムを中心に攻めることが多いロックフィッシュゲームで使われるのも頷けますね。
直リグのデメリット
もちろんデメリットもあります。
フックにシンカーが直接付いていることで、シンカーがフッキングの邪魔になってしまうことがあります。
また、フックとシンカーが一体化しているので、魚が違和感を感じやすくワームを咥えても離してしまうことも。
非常に優秀な直リグ
直リグは、フックの下に直接シンカーが付いていることで、カバー貫通力・ボトム感知力に優れたとても優秀なリグです。
他のリグだと攻められないようなエリアも攻めることができます。
攻めづらいエリアは魚へのプレッシャーも少ないので、魚が口を使いやすいエリアでもあります。
直リグを使って、さらなる釣果を狙ってみてはいかがでしょうか?
最後までご覧いただきありがとうございます。
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2024年05月17日
【変温動物】魚の適水温を知ろう!Part.2
魚は“変温動物”です。
1℃の水温変化にも敏感だったりします。
今回は、代表的な9種の海釣り対象魚の適水温をご紹介します。
Part.2は『アジ、メバル、キジハタ、ヒラメ、アオリイカ』の5魚種!
狙う魚の適水温とポイントの水温を知れば、あなたの釣りが変わるかもしれませんよ。
水温って結構大事
出典・photoAC
魚は“変温動物”です。
人間よりも遥かに温度変化に敏感で、たった1℃の水温差でも、彼らの活性を大きく左右します。
同じポイント同じ時間帯でも、水温によっては釣れたり、全然釣れなかったり。
しかし、狙う魚の適水温とポイントの水温を知れば、彼らが今どこに居てどんな状態なのかを予測できるはずです。
彼らの適水温を知ることで、ポイント選びや釣り方、アプローチの仕方も変わってくるでしょう。
Part.2の今回は、『アジ、メバル、キジハタ、ヒラメ、アオリイカ』の5魚種の適水温を紹介します。
アジの適水温:16〜26℃
出典・photoAC
アジの適水温は16〜26℃程度。
水温が安定している場所では、活性が高くなるようです。
水温が26℃を超えるような夏場は、水温の安定しやすい河口部に移動します。
水温が急激に下がってしまうと活性も下がり、食い渋ってしまうようです。
10℃以下の水温だとアジを狙うのは難しいでしょう。
メバルの適水温:12〜16℃
出典・photoAC
1年を通して楽しめるメバルの適水温は12〜16℃。
数少ない冬のターゲットとして人気で、適水温も他の魚と比べるとやや低め。
水温が高くなる夏場は深場へ移動するので、ショアから狙うのは難しくなります。
また、低水温が適しているメバルでも、10℃以下または水温の著しい低下が見られる厳寒期では活性が下がってしまいます。
キジハタの適水温:15〜25℃
出典・photoAC
キジハタの適水温は15〜25℃。
水温が20℃を越える暖かい時期に産卵のために接岸します。
ショアから狙う場合は水温20℃以上が指標になり、一般に、海水温25℃で最も成長すると言われています。
海水温が20℃以下になると沖へ移動し、15℃以下の水温では活性が低下するとされています。
ヒラメの適水温:15〜25℃
出典・photoAC
ヒラメは、水温が18℃前後で安定する春や秋の時期が最も活性が高くなると考えられています。
15〜25℃の範囲外では、多くのヒラメが深場へ移動してしまい、サーフなどショアから狙うのは難しくなります。
しかし、ヒラメを狙うには水温よりもベイトの有無が重要という考え方が主流で、水温10℃以下でもベイトが入っていれば釣果につながることも。
アオリイカの適水温:18〜23℃
出典・photoAC
暖かい海を好むアオリイカの適水温は、18〜23℃。
最も活性が高くなるのは浅場でも狙いやすい20℃前後の水温で、25℃を超えると水温の安定する深場や沖へ出てしまうようです。
また、16℃以下の低い水温でも、暖かい海域や水温の安定する深場へ移動してしまいます。
水温が13℃を下回ってしまうと、ショアからアオリイカを狙うのは厳しくなるでしょう。
適水温を知れば釣りが変わる!
魚が水温の変化に凄く敏感なことは言うまでもありません。
それもあり、釣行時に水温を計る釣り人も少なくないかもしれません。
魚種ごとに適水温は異なり、多くの魚が2〜3℃の水温低下で活性が下がってしまいます。
魚の適水温とポイントの水温を知ることで、釣りを最適化できるかもしれませんね。
また、釣行毎に水温を測って変化を記録してみると、釣果と水温の関係も見てくるかもしれませんね。
最後までご覧いただきありがとうございます。
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