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2024年08月20日
フロロカーボンラインのメリット・デメリット
魚と自分を繋ぐ釣りでは欠かせない“ライン(釣り糸)”。
中でも「フロロカーボンライン」は、タフさ・比重・感度を備えています。
今回は、フロロカーボンラインのメリット・デメリットを紹介します。
フロロカーボンラインとは?
フロロカーボンラインは、低伸縮(伸びが少ない)で、耐摩耗性に優れているラインです。
“ポリフッ化ビニリデン(PVDF)”というプラスチックで作られています。
バス釣りではメインラインとして使われることも多く、ソルトではリーダーやハリスとしてよく使われます。
それでは、フロロラインのメリットとデメリットを見ていきましょう。
高感度・低伸縮
硬くて伸びが少ないのが特徴です。
感度が高くボトムの地形や水中の障害物、魚のアタリなどが伝わりやすいです。
根ズレに強い
フロロカーボンラインは耐摩耗性が高く、表面が傷つきにくいです。
擦れに強いことから、濃いカバーを攻めるバス釣りのメインラインとしてよく使われています。
また、岩場を狙うロックフィッシュゲームのリーダーとして使われることが多いです。
最近ではバス釣りもPEラインを使うことが多くなっているので、リーダーとして用いられることが多いですね。
高比重
フロロラインは、水に対して比重が1.78前後となっています。
ナイロンラインよりも高比重で、水に沈みやすいという特徴も。
ルアーを狙ったポイントに沈めやすく、浮き上がらせたくないルアーなどは、フロロの比重をいかしてレンジをキープすることもできます。
デメリット
フロロカーボンラインは硬いのでクセが付きやすく、ライントラブルを起こしやすいです。
また、フロロは同直径のナイロンと比べると、引っ張り強度が弱いです。
そのため、若干太く作られています。
同直径のナイロンラインと比べると、硬く太いので“飛ばない”ということに。
フロロラインの選び方
フロロカーボンラインを選ぶときは、コストはもちろん、デメリットがカバーされたラインに注目しても良いかもしれませんね。
初めてでよくわからないという方は、はじめは「300メートル以上の巻き量が多くて安価なもの」を選べばOKです。
ある程度感覚をつかんだら、様々なフロロラインを試し、自分の好きなものを選んでみてください。
海水〜淡水まで大活躍!
感度が高く、高比重で根ズレに強いフロロカーボンライン。
メインラインとして、リーダーとして、ハリスとして、幅広い釣りに使えるラインです。
1度良さを味わえば、手放せなくなるかもしれませんね。
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ナイロンラインのメリット・デメリット
釣りのラインには色々な種類があります。
その中でも、ナイロンラインはしなやかで初心者でも扱いやすいラインです。
そんなナイロンラインのメリット・デメリットとを紹介します。
ナイロンラインのメリット・デメリット
ナイロンラインはしなやかで扱いやすいので、あらゆる釣りに適している釣り糸です。
初心者でも扱いやすく、色々な釣りで使われる最もポピュラーなラインと言えます。
そんなマストアイテム「ナイロンライン」の特性を紹介します。
ライントラブルが少ない
PEラインに比べてコシがあり、フロロカーボンラインよりもしなやかで柔らかいナイロンラインは、ライントラブルが非常に少ない。
ライントラブルは少ないと、ストレスなく釣りを楽しめますよね。
また、フロロと比較すると、同じ号数あたりではラインの直径も細く、激しいコイル状にならないので飛距離もしっかり確保できます。
トラブルが少なく扱いやすいのことが、初心者にオススメな理由ですね。
魚が暴れにくい
ナイロンラインは柔軟性が高く、適度な伸縮性を持ったラインです。
ラインが適度に伸びることで、魚の強烈な引きを吸収します。
魚の暴れを最小限に抑えてくれて、バスやシーバスの場合は、エラ洗いの回数も少なくできるでしょう。
魚が暴れても伸縮性で引きを吸収するので、バレる可能性も少なくなります。
ハリが伸びにくい・外れにくい
ラインの伸縮性がクッションの役割を果たすので、ハリへの負荷が減ります。
なので、結果としてハリが伸ばされにくいのもナイロンラインの特徴です。
また、魚の走りや首振りなどの急激なショックを緩和してくれます。
ラインテンションが安定するので、ハリが外れることも非常に少ないです。
釣り人にとって一番ダメージがくる、バラシを減らせるのは有り難いですね。
安価
ナイロンラインは、PEラインやフロロラインと比べると、比較的安価で手に入れることができます。
また、フロロカーボンラインと比べると、カラーバリエーションがあるので視認性の良さで選ぶこともできます。
糸巻き量の多いお徳用があるのも嬉しいですね。
デメリット
扱いやすさなどのメリットがあるナイロンラインですが、感度が低いなどのデメリットもあります。
ナイロンラインは吸水性が高く、劣化しやすいラインです。
引っ張られることに対する強度や結束強度はありますが、表面が柔らかいので根ズレなどでキズが付きやすいです。
また、紫外線にも弱いので、保管などには注意する必要があります。
ナイロンラインの特徴を最大限発揮できるベストな状態を保つには、適度にラインを巻き替えることが重要です。
釣行毎、もしくわ2〜3回に1度の交換をオススメします。
扱いやすさはピカイチ!
ライントラブルが少なく、魚のバイトが乗せやすいなど、メリットが多いナイロンライン。
適時交換は必要ですが、ナイロンラインならではの恩恵も多いです。
初心者からベテランまで幅広く、あらゆる釣りで使えるナイロンライン。
今一度ナイロンラインの魅力を体験してみてはいかがでしょうか?
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2024年08月17日
PEラインの【4本編み・8本編み】って何が違う?
ルアーゲームの主流となっているPEラインには、“4本編み”とか“8本編み”とかありますよね。
それぞれどのような違いがあるのか?
今回は、PEラインの編み数による違いについて紹介します。
PEラインって?
PEラインは、ポリエチレン製の原糸(イザナスやダイニーマ等)を編み込んで作った釣り糸のことです。
ルアーフィッシングでは定番で、強度が高いのが特徴のラインです。
編み数で違いがある
PEラインは、数本の原糸を編み込んで作られる“編み糸”です。
編み込まれる原糸の本数によって、PEラインの性質に違いが生まれます。
編み数は、4本編み・8本編み・12本編みなどがあります。
6本編みのちょっと特殊なPEラインも。
今回は、一般的に使われることが多い4本編みと8本編みの違いについて解説していきます。
4本編み
●擦れに強い
4本編みの一番の特徴は、8本編みに比べて“ちょっとだけ擦れに強い”こと。
なぜ擦れに強いのかというと、上の画像のように赤の線までキズが入ったとします。
すると、4本編みは50%残るのに対し、8本編みは37.5%しか残りません。
また、4本編みは原糸1本1本が太いことも擦れに強い理由になります。
といっても、ナイロンやフロロと比べると圧倒的に弱く、あくまでPEラインの中で“ちょっとだけ強い”だけです。
また、1本1本の原糸が太くラインにハリとコシがあるので、ライントラブルが少ないです。
●糸鳴りがする
4本編みは原糸が太いので表面の凹凸も大きいです。
なので、ガイドとの摩擦で糸鳴りが起りやすく、負担を掛けて巻いた際やルアーをジャークしたときにも音がなります。
個人的には実釣には何の問題もないと思っていますが、糸鳴りが煩わしく感じることもありますよね。
「糸電話のように魚に音が伝わる」と言う方も。
また、凹凸が大きいことでガイドとの摩擦抵抗が大きくなってしまい、飛距離も若干落ちてしまいます。
●リーズナブル
4本編みは製造コストが低いので、8本編みよりもリーズナブルです。
「ダメだから安い・安いからダメな糸」というわけでなく、製造コストが低いから安いだけで品質には何の問題もありません。
PEラインは値が張るアイテムなので、実売価格が抑えめな所も4本編みの魅力ですね。
8本編み
●飛距離が出る
8本編みは表面が滑らかなので、4本編みよりも飛距離が伸びます。
ガイドとの摩擦抵抗が少ないことで、ルアーが失速せずに飛んでいってくれます。
数値的には数%セントの差ですが、「後5メートル飛ばせれば・・・」といったシチュエーションに遭遇することも多いですよね。
●表面が滑らか
表面の凹凸が少なく滑らかなので、4本編みのような糸鳴りもしません。
巻いたり、ルアーを操作したときのノイズがないので、「釣りに集中」できます。
ただ、原糸1本1本の太さは4本編みよりも細いので、摩擦に弱いです。
また、糸が柔らかいため絡みやすいという弱点も。
編み目は一つの目安に!
今回は、PEラインの編み数についてみてきました。
ですが、これはあくまで目安として考えてください。
例えば、原糸の質や編み方、編み込み密度、ライン表面のコーティングなどによって糸の性質は大きく変わります。
なので、編み数はラインの性質を決める“1つの要素”というわけです。
今回の記事を参考にしながら、ルアーやロッド、リールにこだわるように、ラインにもこだわってみてはどうでしょうか?
自分のお気に入りのPEラインを見つけて、釣りを楽しんでくださいね。
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