2024年08月17日
PEラインの【4本編み・8本編み】って何が違う?
ルアーゲームの主流となっているPEラインには、“4本編み”とか“8本編み”とかありますよね。
それぞれどのような違いがあるのか?
今回は、PEラインの編み数による違いについて紹介します。
PEラインって?
PEラインは、ポリエチレン製の原糸(イザナスやダイニーマ等)を編み込んで作った釣り糸のことです。
ルアーフィッシングでは定番で、強度が高いのが特徴のラインです。
編み数で違いがある
PEラインは、数本の原糸を編み込んで作られる“編み糸”です。
編み込まれる原糸の本数によって、PEラインの性質に違いが生まれます。
編み数は、4本編み・8本編み・12本編みなどがあります。
6本編みのちょっと特殊なPEラインも。
今回は、一般的に使われることが多い4本編みと8本編みの違いについて解説していきます。
4本編み
●擦れに強い
4本編みの一番の特徴は、8本編みに比べて“ちょっとだけ擦れに強い”こと。
なぜ擦れに強いのかというと、上の画像のように赤の線までキズが入ったとします。
すると、4本編みは50%残るのに対し、8本編みは37.5%しか残りません。
また、4本編みは原糸1本1本が太いことも擦れに強い理由になります。
といっても、ナイロンやフロロと比べると圧倒的に弱く、あくまでPEラインの中で“ちょっとだけ強い”だけです。
また、1本1本の原糸が太くラインにハリとコシがあるので、ライントラブルが少ないです。
●糸鳴りがする
4本編みは原糸が太いので表面の凹凸も大きいです。
なので、ガイドとの摩擦で糸鳴りが起りやすく、負担を掛けて巻いた際やルアーをジャークしたときにも音がなります。
個人的には実釣には何の問題もないと思っていますが、糸鳴りが煩わしく感じることもありますよね。
「糸電話のように魚に音が伝わる」と言う方も。
また、凹凸が大きいことでガイドとの摩擦抵抗が大きくなってしまい、飛距離も若干落ちてしまいます。
●リーズナブル
4本編みは製造コストが低いので、8本編みよりもリーズナブルです。
「ダメだから安い・安いからダメな糸」というわけでなく、製造コストが低いから安いだけで品質には何の問題もありません。
PEラインは値が張るアイテムなので、実売価格が抑えめな所も4本編みの魅力ですね。
8本編み
●飛距離が出る
8本編みは表面が滑らかなので、4本編みよりも飛距離が伸びます。
ガイドとの摩擦抵抗が少ないことで、ルアーが失速せずに飛んでいってくれます。
数値的には数%セントの差ですが、「後5メートル飛ばせれば・・・」といったシチュエーションに遭遇することも多いですよね。
●表面が滑らか
表面の凹凸が少なく滑らかなので、4本編みのような糸鳴りもしません。
巻いたり、ルアーを操作したときのノイズがないので、「釣りに集中」できます。
ただ、原糸1本1本の太さは4本編みよりも細いので、摩擦に弱いです。
また、糸が柔らかいため絡みやすいという弱点も。
編み目は一つの目安に!
今回は、PEラインの編み数についてみてきました。
ですが、これはあくまで目安として考えてください。
例えば、原糸の質や編み方、編み込み密度、ライン表面のコーティングなどによって糸の性質は大きく変わります。
なので、編み数はラインの性質を決める“1つの要素”というわけです。
今回の記事を参考にしながら、ルアーやロッド、リールにこだわるように、ラインにもこだわってみてはどうでしょうか?
自分のお気に入りのPEラインを見つけて、釣りを楽しんでくださいね。
最後までご覧いただきありがとうございます。
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