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2024年06月11日

超危険!釣り場で遭遇する危険な生き物たち




釣りをしていると時には遭遇してしまう危険な生物。


「知らなかった」じゃ済まされないような危険な生物と出会うことだってあります。


でも、事前に知っていれば大丈夫!釣り場で出会う可能性が高い危険な生き物を見ていきたいと思います。




知らない生き物は触らない!食べない!


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出典・illustAC



日本の海・川には魚だけで約3000種いると言われています。他の生き物は数万種いると言われ、毒を持っていたりトゲなどを持っているものも少なくはありません。


基本的に見たことない魚が釣れた場合は、触ったり食べたりしない方が無難です。



たまに釣り場で放置されている魚を見ます。ただ、毒魚の毒は死んでもすぐに毒が無くなるわけではありません。


子ども達が触ったり踏んでしまったりする可能性もあるので、気をつけましょう。また、できるだけ安全に気をつけながら、リリースできる場合はリリースしましょう。











触ると危険なヤツラ



釣れたとしても触るな危険!


素手では触らず、プライヤーなどを使ってハリを外しリリースしましょう。




わりとよく釣れる『ハオコゼ』

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出典・photoAC


全国に広く分布していて、特に内湾域の藻場などに多く生息する。防波堤や漁港などの投げ釣りやサビキ釣りなど、子どもが遊べるエリアにも多いので家族連れの方は要注意!


背ビレ、腹ビレ、尾ビレに毒を持ったトゲがあります。


刺されると激しい痛み、しびれ、知覚麻痺、発熱や悪心、嘔吐、下痢等を引き起こします。


対処方法は、刺された傷口を洗浄し、43℃前後のお湯に30分〜90分程度温浴すると痛みの緩和が期待できます。




堤防釣りや夜釣りの常連『ゴンズイ』

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出典・photoAC


胸ビレと背ビレに強い毒を持つナマズの仲間。磯、砂浜、防波堤などあらゆる所に生息し、特に夜釣りで釣れる魚です。


リリースされずに放置されているものを踏んで刺される事例も多いので、釣れたときは放置しないようにしましょう。


刺されると、激痛、腫れがひどく、数日続くことがあります。




綺麗だけど超危険『ミノカサゴ』

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出典・photoAC


深く切れ込み長い胸ビレと背ビレが綺麗で、観賞魚としても人気が高い魚。しかし背ビレ、腹ビレ、尾ビレに強い毒を持っています。


刺されると、激しい痛みと腫れ、しびれ、知覚麻痺、発熱、悪心・嘔吐、下痢等を引き起こし、ひどい場合には死亡することもあります。


刺されたときの対処方法は、ハオコゼと同じで43℃前後のお湯につけると痛みの緩和が期待できます。ただ毒性が強いので、容体が悪化しないうちに病院に掛かりましょう。




尻尾のトゲに要注意『エイ』

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出典・photoAC


日本全国に広く分布していて、投げ釣りやルアーなどでしばしば釣れる魚です。


尾ビレに強力な毒を持ったノコギリ状のトゲがあります。触れるだけでも皮膚は切れ、刺さってしまうと容易には抜けず、抜けても傷口が広がってしまい感染症などのリスクも高くなります。


釣り以外にも潮干狩りなどで、砂浜や干潟などに入り、誤って踏んでしまうこともあります。


症状としては、失神、筋力低下、悪心、嘔吐、下痢、発汗、全身痙攣、呼吸窮迫など。死亡例も少なくありません。
刺されてしまったときはすぐに病院へ行きましょう。











関東でも急増中『アイゴ』

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出典・photoAC


元々は南西日本に分布する魚でしたが、近年では関東でも増加しています。堤防釣りや磯釣りでよく釣れます。


多くの毒魚と同様、背ビレ、腹ビレ、尻ビレに多くの毒針を持ち、刺されると激痛が起こり腫れ上がります。また、死んでいても毒針は危ないので放置しないようにしましょう。


アイゴは釣り上げると毒ヒレを立てて威嚇してきます。フィッシュトングなどで固定してプライヤー等で針を外しましょう。
持ち帰るときは、クーラーなどに入れる前にキッチンばさみなどでヒレを切っておくことをお勧めします。




見た目通りの『ウミケムシ』

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出典・photoAC


海底に住むゴカイと同じ多毛類で、名前の通り体中に毛が生えています。海底で活発にエサをあさるので、時より投げ釣りなどのエサに食いついてきます。


見た目からあまり触る人はいないと思いますが、誤って触ってしまうと鋭い毛が皮膚に刺さり、強いかゆみやミミズ腫れが起る。ひどいときには1週間以上続くことも。


皮膚に刺さった毛はガムテープなどを使い除去し、かゆみには軟膏タイプのかゆみ止めが効きます。ただれてしまった場合はステロイド系の軟膏が有効です。




打ち上げられていても危険『クラゲ』

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出典・photoAC


釣り針にかることは少ないですが、目にすることが多い生物です。岸際などに打ち上げられていたとしても毒性は残っているので要注意!クラゲの毒は、毒針で刺す毒で、強い物では死に至るほどの強い毒がある。


特に画像のカツオノエボシは、電気クラゲとも呼ばれるほど危険な毒クラゲで、打ち上げられてカラカラに乾いていたとしても毒性は残っています。


刺された場合は、すぐに皮膚に張り付いた触手をピンセットなどで取り除き、海水で洗います。水道水で洗うと逆効果の場合があります。また、患部をこすってしますと刺胞毒を広げてしまうので逆効果です。
抗ヒスタミン軟膏などは効果がありますが、病院へ掛かることをお勧めします。




安全にハリを外すには?



毒やトゲを持っていて、素手で触るのが危険な魚から安全にハリを外すにはどうすれば良いのか?


それには、「ハリ外し」や「プライヤー」が非常に有効です。


手軽に素早く針を外せるので、危険魚に限らず釣りの際には非常に便利!


ハリ外し、プライヤー、と同時に「フィッシュトング」や「フィッシュグリップ」も用意しておくと、さらに安全にハリを外すことが出来ます。










鋭い所に要注意!


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出典・photoAC


毒が無くても鋭い歯があったり、ヒレなどにトゲがあったりと危険な魚がいます。


タチウオなど歯が鋭かったり、ウツボやハモなどは積極的に噛みついてきます。


磯では、カキやフジツボなどで手を切ってしまうこともあるので注意が必要です。


ダツという魚は特徴的な鋭い口を持っていて、光に向かって突進する習性がある魚です。ダツが体に突き刺さる事故も...。


こういった魚にも素手で触るのは極力避けたいところ。なので、ハリを外す際は「魚ばさみ」を使ったりしましょう。

ハリを飲み込んでいる場合は無理にはずそうとせず、そのまま糸を切って逃がすなど、素手で触らないようにしましょう。




食べるな危険!の魚たち



毒を持った触ったら危ない生物、鋭い歯やトゲを持った魚と見てきて、次は食べてはいけない魚を見ていきます。











毒魚の定番『フグ』


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出典・photoAC


代表的なのは、クサフグ、ショウサイフグ、アカメフグ、キタマクラなど。


エサ取りの代表で、フグの仲間は広い範囲に分布しています。釣れ方もサビキや投げ釣り、ルアーとあらゆる釣りで掛かってきます。


種類によって毒のあるところが違いますが、多くの場合、皮膚・内臓・血液等にふぐ毒であるテトロドトキシンが含まれる。テトロドトキシンは加熱しても無毒化できません。


食べてしまうと、嘔吐、全身麻痺、知覚麻痺、言語障害、呼吸困難を感じ、血圧が低下し意識消失、心肺停止してしまいます。


絶対に自己判断で食べてはいけない魚です。




カワハギに見えるけど危険『ソウシハギ』

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出典・photoAC


大型のハギの仲間でカラフルなのが特徴的なソウシハギ。


ぱっと見ウマヅラハギのようにも見えますが、体表の青い文様と黒点があり、長い尾ビレで判断できます。


内臓に毒が含まれていて、フグのテトロドトキシンよりも強いとされるパリトキシンという毒です。
肉に毒は無いので食べることは出来ますが、内臓が傷ついていたり、捌くときに内臓を傷つけてしまったらアウト!危険を冒してまで食べるほど美味しい魚でもありません。




もしもの時は迷わず病院へ



毒魚を誤って食べてしまったり、刺されてしまったときは、最悪の場合死に至ることもあります。


ふぐ毒以外にもシガテラ毒を持つ魚を食べて中毒になってしまうこともあります。


クラゲやハオコゼなどに刺された場合は、1回目は大丈夫でも、2回目に刺されるとアナフィラキシーショックを起こし命に関わる場合もあります。


もしもの時は自分で判断せず、病院へ行きましょう。また、電話でも良いので医療機関に相談することが大事です。


どの魚が毒を持っていて危険なのか、どこに毒があるのか、事前に知っていればもし出会ってしまっても対処することが出来ます。


毒魚が釣れたときでも、慌てず焦らず落ち着いて対処しましょう。


そして、楽しい釣りの時間を過しましょう。




最後までご覧いただきありがとうございます。

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posted by くさふぐ at 09:15 | TrackBack(0) | 釣り

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初めまして、くさふぐと申します。                             小中高校と発達障害により人が多いところが苦手で、コミュニケーションを取ることも苦手で、まともに通えず。                       バイトや仕事をしても、鬱になり長続きしない。                  こんなどうしようもない人生の中で、唯一の救いが「釣り」でした。                 小学校の時に父親に初めて連れて行ってもらい、かれこれ15年位。                 未だに飽きることがない釣りの魅力を、釣りへの感謝も込めて広めていけたらなと思います。
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