2024年03月16日
リーダーの結束はこれで決まり!最速最強の『SCノット』の結び方
PEラインとリーダーの結束において、強度はもちろん、釣り場での結びやすさも重要ですよね。
摩擦系ノットの代表格FGノットは、強度はあるけどフィールドで結ぶのはやや大変。
しかし、今回紹介する『SCノット』は強度・結ぶ速度を両立した結び方です。
『SCノット』とは?
SCノットとは、正式名称“ショックアブソーブド・キャプテンノット”といわれ、新潟のとある遊漁船の船長さんが考案したとされるノットです。
釣り場でも素早く組める、強度と速度を両立した摩擦系ノットになります。
摩擦系ノットの代表格FGノットよりも、素早く結べちゃいます。
『SCノット』の結び方
「結束強度が強い=複雑で難しい」と思われるかもしれませんが、SCノットの結び方をざっくり言うと、2つ折りにしたPEラインをリーダーに巻き付けるだけの作業です。
摩擦系ノットが苦手な初心者の方にも安心で簡単にマスターできますよ。
それでは詳しい手順を紹介します。
手順@
PEラインを2つ折りにします。
手順A
2つ折りにしたPEラインの上にリーダーを重ねます。
手順B
リーダーに2つ折りにしたPEラインを巻き付けていきます。
25〜30回ほど巻き付けます。
10回ごとに巻き付け部分を密になるように形を整えると、締め込みやすくなります。
巻き付け部はラインが重ならないように注意。
手順C
リーダーの先端をPEラインの輪っかにくぐらせ、軽く締め付けます。
手順D
PE本線とPE端線、リーダー本線、リーダー端線を、画像の矢印のように三方向からゆっくりと締め込み仮止めします。
ゆっくり形を整えるように締め込むのがポイント。
仮止めしたら、結び目をしっかり湿らせ、PE本線とリーダー本線を引っ張り締め込みます。
すっぽ抜けてしまう場合は、巻き付け回数を増やしたり、締め込み部が綺麗に密になってるか確認しましょう。
手順E
PE本線とリーダー端線にハーフヒッチを2〜3回入れます。
余分なリーダーをカットします。
この際、焼きコブも作るとすっぽ抜け防止に役立ちます。
手順F
PE本線にハーフヒッチを4〜5回ほど入れます。
手順G
最期にエンドノットを施し、余分なラインをカットしたら完成です。
SCノットのコツ
SCノットは、しっかり結束できていないと、すっぽ抜けやすいノットです。
コツとしては、リーダー端線をPEの輪っかに通して仮締めする際、PEループのたわみをとってから仮締めすること。
たわみをとらずに仮締めすると、結束部分が“ぐちゃ”っとなってしまいます。
なので、PEループのたわみを取り、仮締め時には形を整えるように締め付けましょう。
習得必須!
時合やナブラが起きたタイミングなど、スピードが求められるシーンに素早く組めるノットは、やはり強度に不安が残る。
SCノットはそんな悩みを吹き飛ばす神ノットとも言えるかもしれません。
しかし、しっかり結束するにはコツと慣れがいるので、当たり前のことですが練習が大事です。
ただ、マスターしてしまえばかなり重宝するのではないでしょうか?
ぜひ、最速最強のSCノットをマスターしてみてください。
最後までご覧いただきありがとうございます。
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