男のお凌ぎレシピ

あれは悪魔だ。本当に無限。そう思った。


若くして義父が亡くなり、呑み仲間が減った。酔っ払って小さな湯船に一緒に浸かったのは良い思い出だ。言葉を選んで書いたが、普通の家庭のバスタブの容積に１８０cmと１７４cmだ。想像しないことをお勧めする。

倒れたときはどうなることかと思ったが、幸い快方に向かった。身の回り品を持ち寄る際、コロナ対策でガラス越しではあるがインターホンで会話も出来た。徐々に入院先の柏に行くのが楽しみになってきた。いつしか目的を家系ラーメンへと替えて。

汁、麺、肉、草、卵、米。そして蒜。あの醤油大蒜。そう、禁断の果実を口にした。以来、同系の店舗に行く際は必ずライスの注文を欠かさない。これは妻も同様だ。

ラーメンの到着を前に届けられる白米。待ってました！と叩く膝頭、捲る袖。勢い良く箸を割りご飯を均し例の大蒜をかける。忘れるな、マヨを忘れるなど有ってはならん。そして和えるのだ。糖が来るぞと鼻息を荒くする脳を錫杯の聖水で鎮める。そして調理に目をやり着丼を待つ。早く持ってこーい。

材料
ニンニク　　３片
醤油　　　　大さじ１〜２

作り方
�@湯を沸かす
�Aニンニクをみじん切りにする
�B沸いたらみじん切りニンニクを茹でる
�C１〜２分茹でてざるで濾しキッチンペーパーで水気をとる
�D容器に移し替え浸るぐらいの醤油を入れ、染みたら完成



ニンニクの大きさや漬ける容器で分量は加減して欲しい。残りの醤油は薄まっているがニンニク醤油として再利用。醤油の加減でお好みに。マヨネーズと白飯で喰え！