2024年03月16日
会社の数字、損益分岐点は知ってください!
損益分岐点は知ってください!
売上−経費=利益、誰でも知っています。
コスト(経費)意識を持て、上司や先輩に言われることがあります。
コスト(経費)とは何であり、それが売上と利益にどう関係しているのか?
それが分からなければ、何をどうすればよいのか分りませんね。
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具体例で説明します。
独立して飲食店を始める予定です。
赤字にしないため必要な売上はどれだけですか?
経費は、人件費:40万円、家賃など:20万円、食材(材料費):売上の25%
もし、60万円の売上の場合、25%の材料費(15万円)がかかります。
60万円の売上では経費を賄えません。
25%の材料費を考慮して、60万円÷0.75=80万円が必要です。
80万円が損益分岐点です。
20万円の利益を出すために必要な売上はどれだけですか?
人件費と家賃などに固定費60万円に加えて、利益20万円、80万円の固定費と考えます。
25%の材料費を考慮して、80万円÷0.75=106.7万円が必要です。
値引きして同じ利益を得るために必要な売上はどれだけですか?
売価2,000円の商品、仕入原価が1,400円、1個売れば利益は600円です。
1日に100個売れているので、利益は60,000円です。
売れ行きが悪いので、値引きして売上を増やしたいと思っています。
20%の値引きなので、売値1,600円、仕入原価は1,400円で変わりません。
1個売れば利益は200円です。
60,000円の利益を出すには、60,000円÷200円=300個を売らなければなりません。
3倍の売上が必要です。
※これは変動原価が仕入だけとした場合です。
一般的には、下記の計算式で求めることができます。
必要な売上増=値引き率÷{(1−変動比率)−値引き率 }
むずかしい解説は省きますが、安易な値引きは大きなマイナスです。
関西地区では値引き交渉は当たり前の文化ですが、、、、
こんな風に考えるとお店で値引き交渉がしづらいですね(笑)、、
なんぼマケテくれるの?
値引きしても構わない場合
たとえば映画館は固定費比率が高い業種、来場者が増えても経費が変わりません。
だから、値引きをしてでも来場者を集めた方が得策です。
スーパーでの閉店間際の値引きはOK?
スーパーでは閉店時間が近くなると、生鮮食料品が半額などに値引きされます。
私は、いつも閉店時間が近くなってから買い物に行きます(笑)。
売価1,000円のお魚、仕入原価が600円とします。
廃棄すれば600円が無駄になりますので、500円でも売った方が損失は小さくなります。
知らないと損する、売上、経費、利益、少しがんばって損益分岐点!
こんなに忙しいのに、売上も増えたのに給料が上がらない!
もし値引きをして売上が増えたのであれば、利益が出ていないかもしれません(汗)。
理解すると見えるモノが変わります。
・知らなければ、現状を正しく判断できません。
・知らなければ、適切な目標を立てることができません。
・知らなければ、間違った努力をしてしまいます。
・知らずに闇雲に頑張っても結果は出ません。
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