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2016年01月09日

duet 2000年9月号 大野智

表紙 V6

P.6 ALLアイドル撮影小道具プレゼント
大野くん写真あり

P.16 いとおかしな清涼物語
青い浴衣の大野くん
大野智の夏、鍋の夏
・浴衣を着ると、幼稚園のときのお祭りを思い出す。
なぜか、お祭りっていうと風船をくわえてた思い出が
あるんだよね(笑)
ひさびさに着てみると・・・・浴衣って風を通さないから、
けっこう暑いね。こうしていると、日本人なんだって感じがするけど、
本当はボク、日本人ってイヤなんだよ。なんか、
チョコチョコしてるというか、ケチケチしてるイメージが
あるというか・・・。
反対に外国人はおおらかな気がする。インド人とか、なってみたいな。
・でもね、メシは日本のが好き。さしみ、寿司、焼きとり・・・いいねぇ。
今日の朝ゴハンは、自分で作ったんだよ。
ふだんは、母ちゃんがパンを用意してくれてるんだけど、
今日はなかったの。で、ハムと玉子とタマネギをいためて、
ネギを切ってミソ汁を作って・・・。
ゴハンは炊いてあったから、それで食べた。
いっぱい作ったのをひとりで食っちゃったから、
ちょっと気持ち悪くなった・・・。
このごろ”早起きくん”だから、そういう余裕もあるんだよ。
夏の朝って、気持ちいいんだよね。
・休みがあったら、野外で鍋を囲みたい。
目の前に川があって、橋があって…。
でもバーベキューじゃなくて鍋。スポーツもしつつね。
”アツイ”ことを一日中、朝から晩までやりたい。
暑くても、そういう汗のかき方は、気持ちいいもん。
それにやせそうだし(笑)夏といえば”クーラーがないとダメ”って
言ってる人もいるけど、ボクはあえて扇風機派。
扇風機で十分でしょ。なんか、オヤジっぽいかな?
そうそう、オヤジといえば(笑)、原(知宏)くんとバーベキューに行くと
いう約束をしてたんだよ。
でも原くんって、舞台(サウンド・オブ・ミュージック)があるから、
忙しそうでさ、こないだ、ひさびさに会ったから
「バーベキューいつやるの?」って聞いたら
「あっ、オレ、稽古入っちゃった、ゴメン。」って。
めちゃめちゃ楽しみにしてたのに、さみしいよね。
原くんも仕事だからしょうがないけど。
仕方がないから、秋を目標に、また、計画を立て直そうかな。

P.49 嵐 5つの少年物語
危うい大器。  第5弾 大野智
東京都下のとある住宅街で、大野は自転車をこいでいた。
額に汗を光らせ、がむしゃらにペダルをふむ。
ふだんのおっとりとしたイメージとは違い、じつは
運動神経もバツグン。
彼は97〜98年の2年間、京都で舞台(KYO TO KYO)に出演していた。
そこで、流れるようなダンスに磨きをかけたのだ。

京都の2年間、2回、泣いた。毎日、毎日、おなじことをやってると、
自分がなにをしてるかわかんなくなる瞬間があるんだよね。
で、突然、家に帰りたくなって、涙が出た。
ちょうど、牛若丸の衣装を着て、舞台のソデでフライングのスタンバイをしてるとき。
そのまま上げられて、ステージ上で宙づりになりながらも泣いてた。
汗ダクだったから、涙だって、見てる人には気づかれなかったと思うけど。
そういうことが、1年目も、2年目も、1回ずつあったんだ。
でもね、なにがイヤだってワケじゃないの。
京都での生活は楽しかったし。けど、突然、不安にかられたというか・・・
精神的に追いつめられてるころだったのか?
だけど、1回泣くとフッきれて、また新たな気分で舞台に立つことが出来たよ。
確かにツラいこともあったけど、あの2年間がなかったら、
いま、ボクはここにいないと思う。

大野にとって、かけがえのない2年間。
公演で座長をつとめて、ひとまわりもふたまわりも
大きくなれた期間だった。
それなのに、この東京を離れた時間は、
嵐のメンバーに選ばれた彼にとっては、不安の材料にもなった。

京都から帰ってきて、光一くんの「MASK」に出たり、少年隊の
「プレゾン」に出たり。
MAの初期メンバーとしても活動してたでしょ。
いまだから話せることだけど、じつは「プレゾン」のころ、
自分の将来について悩んでた。イラストレーターにも興味があったから、
そういう仕事もいいかなって、迷ってた。
でも、決心がつかずにいて・・・。
そんなとき”Jr.のレコーディング手伝って。大野のソロあるから・・・”
って事務所の人から連絡があったの。
何の曲だろうって思って、歌ったのが「A・RA・SHI」だった。
で、その曲でデビューすることになって・・・。
突然のことで、ビックリした。メンバー的には、不思議と心配はなかったね。
それ以外での不安はあったけど。とにかくボクだけ出遅れてたから・・・。
京都にいた2年間、ほかのみんなは、TVに出てたわけでしょ?
自分だけが、あんまり知られてないんじゃないかって気がして。
だから春のコンサートまで、半年以上ずっと不安だった。
実際、コンサートが始まってみたら、自分のファンが思ってたより
たくさんいて「あ、よかったぁ」って(笑)それで自信がついたんだ。

Jr.として活動することと、もうひとつの夢の狭間での葛藤・・・・。
悩んできた彼の背中を、運命の女神がそっと押したのだった。

この10ヶ月は、本当にあっという間だった。
嵐のみんなはね、やさしい。こんなに合うメンバーって
絶対めずらしいと思う。
自己主張するけど、自己中心ではない。
”自分より人のことを思う5人組”って感じ。
メンバーは、みんなボクより年下だけどしっかりしてるよ。
自分の世界を持ってるんだよね。

と言って、ふと視線をそらす。話題が嵐のメンバーのことになると、
大野の顔がニッとほころんだ。
持ちつ持たれつ。支え合いながら、日々昇進し続けてる嵐。
そのなかでも彼は、ゆっくりとだけど、着実に力を付けて行くタイプ、
大器晩成型なのだろう。そんな彼に、将来のことを聞いてみた。
10年後、どうなってる?なにをしていたい?

ん〜29才でしょ?結婚していたいね。理想は28才くらいで。
っていうのも、自分の子どもが見てみたいの。
で、”正義の味方”に育てるんだ。”世の中を変えてやるぞ!”ってくらいの
気持ちを持ってる子どもにね(笑)
奥さんは、素直でやさしく、ボクに似た人がいい。わかってくれる人が・・・。
それがなかなかいないんだけどさ。仕事面では、このままのペースで・・・。
きっと、自分も変わらないし、みんなも変わらないでいてくれると思うけど。
とりあえず、目先のこととしては、夏のコンサートに向けて腹筋をしてる。
そのために腹筋マシン買ったんだもん(笑)
今回、ソロの部分は踊り中心にしようかと思ってるんだ。
ファンの子も、ボクにはジャズを踊ってほしいと思ってるはずだからさ、絶対。


posted by kahokaho at 22:46| Comment(0) | TrackBack(0) | duet
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