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2018年10月16日

モンタナ州と私 その1

モンタナ州は私にとっては忘れがたい思い出がある州である
ひとつは、Crow Indian の居留地へ通って、Inter-tribal Festival に3日間通って、
彼らの魂の祈りを目の当たりにしたことである

確か8月の半ばあたりだったと思う
仕事でCrow Indian reservationを訪れるアメリカ人の知り合いに同行して
彼が仕事をしている間に、私はネイティブアメリカンの祭りを見学させてもらおうと
1週間の予定で一緒にモンタナ州を旅する計画をたてた

Billings という町で待ち合わせをして、毎朝一緒に食事をしてから、一緒に祭りへ車で1時間のドライブ
夏の暑い日、炎天下での祭りなので覚悟して出かけていたが、モンタナ州は乾燥しているので、気温が上がってもそれほど体に堪えなかった。まあ、あの時自分は20代後半だったので、元気だったからかもしれない

Crow Indianのドラムと歌を生で初めて聞いたとき、すべての時が止まり、心が震えたのを覚えている
日本の和太鼓もときどき魂が揺さぶられる気持ちになるときがあるが、彼らの甲高い声とドラムのビートが若干催眠術のような作用をもたらしたのかもしれないが、意識がとんだ気がした

Montana Sky 
は有名である。
白い雲、真っ青な空、済んだ空気、自然と対峙することで、自分の内面を見つめることもできる静寂があった

トランス状態になっているのではないかと思われるほどの激しいダンスを目の当たりにして、
見ている自分たちも、だんだんと入っていく感覚・・・
時間の感覚がわからなくなり、そこにただよう心地よさ・・・
とても貴重な体験だったと、今はわかる

そこで初めて食べたFried Bread
日本の給食で昔食べた揚げパンのような懐かしい味
バッファローの肉を燻製にしたものを、スープに入れて、ジャガイモ、ニンジン、そして玉ねぎが入っている素朴な味のスープ、狩りをしながら生活してきた彼らのかつての厳しい生活に思いをはせながら、味わいながら食したのを覚えている

彼らは生き方を探す旅にでることがあるという
一人ずっと歩き、山の頂上で天の声を聴くまで、帰って来ないこともあるらしい
魂を探すというか、自分の生き方を定めるというか、自分ひとりになって、自然と対峙し
内なる声を聴くことに、私はとても共感を覚えた

自分が迷うとき、テレビも、電話も全てオフにして、じーっと動き出したくなるまで動かないことがある
でも、迷いが消えた時、一皮むけて、迷わずに一歩踏み出すことができる
誰かに言われたとか、人にどう思われるかを気にするのではなく
自分がどうしたいのか、自分の声を、体の声を聴いていくことは、本当に大切なことだ
自分の人生を生きるためには
人の期待になんて応える必要はない
タクシーの運転手みたいに、人の行きたいところへ行く必要はない
自分の自動車を自分で運転して自分の行きたいところへ行けばいい
そのためには、少々変な人だったり、嫌な人になったりするかもしれない
でも自分の人生ですから・・・・

ただただ広い草原に降り立って、夕日を見つめながら、少し肌寒い風はほてった肌に心地よく
このまま時間が止まればいいのに・・・・と太陽が地平線に沈むまでの様子を眺めていたことは
私にとってはトランキライザーになっている



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おばさんだけど、挑戦することを放棄したくない。 この年だから広い視野で物事をとらえられる。 少々からだはポンコツで、記憶力もときどき怪しい時があるけれど、いろいろなことにチャレンジしていきたい。悪あがき?でも等身大の私のジャーナルです。
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