2018年07月31日
また出た「内政干渉だ」と中国
また出た「内政干渉だ」と中国
アメリカのペンス副大統領がウイグル族の住
民について「数十万、あるいは数百万とみら
れる人たちが、再教育施設に移され、政治教
育を強いられている。宗教的な信条が脅かさ
れている」とワシントンで講演したというこ
とです。
トランプ政権で人権問題を担当するカリー国
連経済社会理事会大使は議会の公聴会で、習
近平指導部が昨年4月以降、イスラム教徒へ
の抑圧を強めていると指摘。ウイグル自治区
内ではイスラム教徒の食生活や名前、宗教教
育にも当局の介入が続いているとし、「中国
にこうした政策をやめるよう求めた」という
ことです。
アメリカ政府がウイグル自治区内の収用所に
ついて公表と批判を始めたのは、中国警戒の
一環と思われます。中国側は例のごとく「内
政干渉だ」と強く反発しています。
2番目の記事はウイグル自治区の北に接する
カザフスタンの記事です。ウイグル自治区には
カザフ人が150万人住んでいるということなの
ですが、中国政府の弾圧を受けるようになっ
て、カザフスタンに逃げ込む人が多数発生して
いるということです。
この記事はカザフ人なのですが、ウイグル自治
区からカザフスタンに入り、当局に密入国で拘
束され、裁判となっている。ウイグル自治区の
再教育キャンプで働かされていて、その証言が
キャンプの実情におよび、聞く人を驚かしてい
るということです。
この証言によると「中国当局は政治キャンプと
呼んでいますが、実態は山の中の刑務所です」
ということです。弁護人は「彼女を中国へ帰し
てはならない。もしも返せば、彼女はただ消え
てしまうだろう」ということです。
この政治キャンプについて話していること自
体、中国側ではすでに国家機密を暴露している
ことになり、中国側の法律には違反することに
なります。以下をぜひ読んでみてください。
「内政干渉だ」で済むことなのかどうか。
民について「数十万、あるいは数百万とみら
れる人たちが、再教育施設に移され、政治教
育を強いられている。宗教的な信条が脅かさ
れている」とワシントンで講演したというこ
とです。
トランプ政権で人権問題を担当するカリー国
連経済社会理事会大使は議会の公聴会で、習
近平指導部が昨年4月以降、イスラム教徒へ
の抑圧を強めていると指摘。ウイグル自治区
内ではイスラム教徒の食生活や名前、宗教教
育にも当局の介入が続いているとし、「中国
にこうした政策をやめるよう求めた」という
ことです。
アメリカ政府がウイグル自治区内の収用所に
ついて公表と批判を始めたのは、中国警戒の
一環と思われます。中国側は例のごとく「内
政干渉だ」と強く反発しています。
2番目の記事はウイグル自治区の北に接する
カザフスタンの記事です。ウイグル自治区には
カザフ人が150万人住んでいるということなの
ですが、中国政府の弾圧を受けるようになっ
て、カザフスタンに逃げ込む人が多数発生して
いるということです。
この記事はカザフ人なのですが、ウイグル自治
区からカザフスタンに入り、当局に密入国で拘
束され、裁判となっている。ウイグル自治区の
再教育キャンプで働かされていて、その証言が
キャンプの実情におよび、聞く人を驚かしてい
るということです。
この証言によると「中国当局は政治キャンプと
呼んでいますが、実態は山の中の刑務所です」
ということです。弁護人は「彼女を中国へ帰し
てはならない。もしも返せば、彼女はただ消え
てしまうだろう」ということです。
この政治キャンプについて話していること自
体、中国側ではすでに国家機密を暴露している
ことになり、中国側の法律には違反することに
なります。以下をぜひ読んでみてください。
「内政干渉だ」で済むことなのかどうか。
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カザフスタン・アスタナ・画像
<米政権>「ウイグル、数十万人を拘束」 中国当局を批判
毎日新聞 7/28(土) 21:33配信
【ワシントン工藤哲】中国新疆ウイグル自治区のイスラム教を信仰する少数民族ウイグル族をめぐり、トランプ米政権が「中国当局がテロ対策を名目に数十万人を拘束している」と批判を強めている。中国側は「内政干渉だ」と強く反発している。
ペンス副大統領は26日、ワシントンで講演し、ウイグル族の住民について「数十万、あるいは数百万とみられる人たちが、再教育施設に移され、政治教育を強いられている。宗教的な信条が脅かされている」と懸念を示した。
米政権で人権問題を担当するカリー国連経済社会理事会大使も同日、議会の公聴会で、習近平指導部が昨年4月以降、テロや過激主義者に対処するとの目的で、イスラム教徒への抑圧を強めていると指摘。自治区内ではイスラム教徒の食生活や名前、宗教教育にも当局の介入が続いているとし、「中国にこうした政策をやめるよう求めた」と述べた。
中国外務省の耿爽(こう・そう)副報道局長は27日の定例会見で、「中国政府は信仰の自由を十分に保障している」と表明。「米国は中国の民族政策を中傷している。宗教を利用した内政干渉をやめるべきだ」と反論した。
<米政権>「ウイグル、数十万人を拘束」 中国当局を批判
7月28日(土) 21時33分-国際総合(毎日新聞)
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中国が存在否定の「再教育キャンプ」、カザフの裁判で元職員が証言
AFPBB News 7/23(月) 10:00配信
【7月23日 AFP】イスラム教徒が住民の多数を占める中国西部には、内密にされた「再教育キャンプ」に数十万もの人々が収容されているとみられる。最近、隣国カザフスタンで開かれた裁判で、この中国の再教育キャンプに焦点が当たることになった。
カザフ系中国人のサイラグル・サウイトバイ(Sayragul Sauytbay)さん(41)は、カザフスタンにいる夫と2人の子どもに合流するために違法に国境を越えたとして裁判にかけられている。しかし最も注目を集めたのは、中国・新疆ウイグル自治区(Xinjiang Uighur Autonomous Region)にある再教育キャンプで強制されたという彼女の仕事に関する証言だった。
中国政府は分離派分子に対処すると称して、新疆ウイグル自治区への弾圧を強めてきた。サウイトバイさんは公判で、職務において再教育施設の広範なネットワークを明らかにした機密文書へのアクセスを許可されたと述べた。
こうしたキャンプに収容されている人々の大半は、中国の少数民族の大部分を占めるイスラム教徒たちだとみられている。公式文書による証拠や、さらに脱走してきた元被収容者たちの証言が増えているにもかかわらず、中国当局はこうしたキャンプの存在を否定している。
サウイトバイさんは法廷で、中国の国家公務員としてキャンプで働いていたと証言。そのキャンプについて尋ねられたサウイトバイさんが、2500人のカザフ人がいたと答えると、法廷内の傍聴人たちは息をのんだ。「中国当局は政治キャンプと呼んでいますが、実態は山の中の刑務所です」と彼女は話した。
さらにサウイトバイさんは、自分の家族が市民権を獲得したカザフスタンへは決して入国してはならないと、当局から命じられていたという。「こうして法廷でこのキャンプについて話していること自体、すでに国家機密を暴露していることになるのです」。彼女は中国へ送還しないでほしいと、カザフスタン政府に懇願した。
■この人を返せば「消えてしまう」
分離派および過激派の脅威を引き合いにして抑圧的な諸政策を正当化する中国政府が、新疆ウイグル自治区で弾圧を繰り広げて以来、この一家のように多くのカザフ人の一族が、国境を挟んで離れ離れになってしまった。
新疆ウイグル自治区に住むカザフ人の人口は約150万人。だが彼らは、同じイスラム教徒でチュルク語(Turkic)系の言葉を話し、同自治区の多くの地域で多数派となっているウイグル人とは異なり、以前は中国政府による激しい弾圧の対象とはなっていなかった。
カザフ人は長い間、歴史的なルーツがあるカザフスタンと中国の間を自由に行き来していたのだ。そして、1991年のカザフスタン独立以来、約20万人がカザフスタン人となった。
しかし、2016年にそうした自由が消滅。チベット自治区(Tibet Autonomous Region)での攻撃的な監視・統治手法で知られる中国当局が、その矛先を名目上は自治区である新疆ウイグルにも向け始め、イスラム教徒の大量拘束と再教育プログラムを統率。同年末にはイスラム教徒のパスポートを回収し、国外への渡航が必要な場合は当局に申請させるという前例のない措置に出た。
サウイトバイさんの夫であるワリ・イスラム(Wali Islam)さんは、妻が国立の幼稚園での仕事から再教育キャンプへと転任させられた後の数か月間、家族間で連絡が取れなかったと証言。サウイトバイさんは、当局にだまされて再教育キャンプで働かさせられたと述べた。
家族は4月、国境を越えてきたサウイトバイさんとようやく再会できた。だが5月21日、カザフスタンの治安当局が彼女を拘束した。
サウイトバイさんの弁護人はAFPに対して先週、もしも彼女を中国へ帰国させれば何が待っているか、彼女の証言自体が十分示していると主張。「偽造文書を使って不法入国した彼女が罪を犯していないとは、われわれも主張していない。裁判所に対しても、その部分は認め、罰を受け入れると言っている。われわれの主張は、彼女を中国へ帰してはならないという点だ。もしも返せば、彼女はただ消えてしまうだろう」と語った。
映像は13日撮影。(c)AFPBB News
カザフ系中国人のサイラグル・サウイトバイ(Sayragul Sauytbay)さん(41)は、カザフスタンにいる夫と2人の子どもに合流するために違法に国境を越えたとして裁判にかけられている。しかし最も注目を集めたのは、中国・新疆ウイグル自治区(Xinjiang Uighur Autonomous Region)にある再教育キャンプで強制されたという彼女の仕事に関する証言だった。
中国政府は分離派分子に対処すると称して、新疆ウイグル自治区への弾圧を強めてきた。サウイトバイさんは公判で、職務において再教育施設の広範なネットワークを明らかにした機密文書へのアクセスを許可されたと述べた。
こうしたキャンプに収容されている人々の大半は、中国の少数民族の大部分を占めるイスラム教徒たちだとみられている。公式文書による証拠や、さらに脱走してきた元被収容者たちの証言が増えているにもかかわらず、中国当局はこうしたキャンプの存在を否定している。
サウイトバイさんは法廷で、中国の国家公務員としてキャンプで働いていたと証言。そのキャンプについて尋ねられたサウイトバイさんが、2500人のカザフ人がいたと答えると、法廷内の傍聴人たちは息をのんだ。「中国当局は政治キャンプと呼んでいますが、実態は山の中の刑務所です」と彼女は話した。
さらにサウイトバイさんは、自分の家族が市民権を獲得したカザフスタンへは決して入国してはならないと、当局から命じられていたという。「こうして法廷でこのキャンプについて話していること自体、すでに国家機密を暴露していることになるのです」。彼女は中国へ送還しないでほしいと、カザフスタン政府に懇願した。
■この人を返せば「消えてしまう」
分離派および過激派の脅威を引き合いにして抑圧的な諸政策を正当化する中国政府が、新疆ウイグル自治区で弾圧を繰り広げて以来、この一家のように多くのカザフ人の一族が、国境を挟んで離れ離れになってしまった。
新疆ウイグル自治区に住むカザフ人の人口は約150万人。だが彼らは、同じイスラム教徒でチュルク語(Turkic)系の言葉を話し、同自治区の多くの地域で多数派となっているウイグル人とは異なり、以前は中国政府による激しい弾圧の対象とはなっていなかった。
カザフ人は長い間、歴史的なルーツがあるカザフスタンと中国の間を自由に行き来していたのだ。そして、1991年のカザフスタン独立以来、約20万人がカザフスタン人となった。
しかし、2016年にそうした自由が消滅。チベット自治区(Tibet Autonomous Region)での攻撃的な監視・統治手法で知られる中国当局が、その矛先を名目上は自治区である新疆ウイグルにも向け始め、イスラム教徒の大量拘束と再教育プログラムを統率。同年末にはイスラム教徒のパスポートを回収し、国外への渡航が必要な場合は当局に申請させるという前例のない措置に出た。
サウイトバイさんの夫であるワリ・イスラム(Wali Islam)さんは、妻が国立の幼稚園での仕事から再教育キャンプへと転任させられた後の数か月間、家族間で連絡が取れなかったと証言。サウイトバイさんは、当局にだまされて再教育キャンプで働かさせられたと述べた。
家族は4月、国境を越えてきたサウイトバイさんとようやく再会できた。だが5月21日、カザフスタンの治安当局が彼女を拘束した。
サウイトバイさんの弁護人はAFPに対して先週、もしも彼女を中国へ帰国させれば何が待っているか、彼女の証言自体が十分示していると主張。「偽造文書を使って不法入国した彼女が罪を犯していないとは、われわれも主張していない。裁判所に対しても、その部分は認め、罰を受け入れると言っている。われわれの主張は、彼女を中国へ帰してはならないという点だ。もしも返せば、彼女はただ消えてしまうだろう」と語った。
映像は13日撮影。(c)AFPBB News
中国が存在否定の「再教育キャンプ」、カザフの裁判で元職員が証言
7月23日(月) 10時0分-国際総合(AFPBB News)
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