2018年07月29日
タイとマレーシアの中国の影
ーケットでダイビング用のボートが転覆し、中
国人乗客47人が死亡しました。当時は悪天で
で警報が出ていた。タイ政府は犠牲者1人当た
りの補償金を100万バーツ(約335万円)に定
め、プラユット暫定首相が現地入りして、中国
人負傷者を見舞う配慮をした。悪天という自然
災害の一面があり、政府は犠牲者へ補償金を出
すことで、中国人観光客の訪問の回復を祈って
いるようです。政治的には解決の方向と見えま
す。観光では大きな事故ではあるのですが、タ
イの政権に中国の力が入り込んでると見てもい
いでしょう。
船の転覆が悪天のためということなら、その土
地の天候であり、その土地の長年の蓄積から天
候と安全性の判断をするのが的確と思われま
す。天気予報と船の能力に基づいて安全を判断
できる人は多くはないでしょうが、安全を優先
する習慣を作るには、詳しく調査ができる公的
な窓口が有効でしょう。今回の事故から反省し
安て、全のための根拠をまとめ、観光客は安全
のための判断には従わなければならない、と言
って再発を防ぐべきでしょう。
さて中国の観光客はこれが分かるでしょうか。
ちょっと期待できません。自然災害からの安全
感覚を忘れて自分の要望を繰り返すなどはよく
あります。なぜかというと、それは自分らが何
かと優れているように振舞うのが好きです。ま
た、何でも他人のせいにする能力に長けていま
す。そして、周りの者に負担や犠牲を負わせる
のも好きです。そうしているうちに自然の威力
を忘れるのです。もちろんタイ人の方もこのこ
とはすでに熟知していて、あまり近づかないよ
うにしているようです。観光客を止めてホテル
に空き部屋を作り、圧力をかける方法は力を見
せ付ける中国式でしょう。「ここを中国にしよ
う」の延長のように見えます。
2番目の記事はマレーシアのお話です。「総選
挙の時期はマレーシア上層部は汚職まみれだっ
た」ということです。そういうのはマハティー
ル新首相です。「信頼出来ない人物と働く場
合、やって欲しい仕事をうまくこなしてくれる
のか見当が付かない」ということです。意味深
長ですね。
選挙の時はお金の票集め動き、選挙が終わると
本来の仕事はおいといて、それ以外のところで
お金しだいで動く政治家が何人かいるという意
味でしょうか。以前からの汚職体質がそれなり
に残っているということでしょうか。勘ぐりに
なるかもしれませんが、まだ中国の「一帯一
路」を期待している政治家がいるということか
もしれません。
以下の記事に、トランスペアレンシー・イン
ターナショナルの「汚職指数ランキング」とい
うのが掲載されています。マレーシアは180
カ国中62位ということです。それでマレーシア
周辺の汚職指数ランキングを覗くと、中国81位
タイは76位、フィリピン95位となっています。
日本の周辺では韓国37位、日本18位、アメリカ
16位となっています。雰囲気として結構当たっ
ているのではないでしょうか。「汚職指数ラン
キング」については実際に滞在しているビジネ
スマンからも情報を得ているということです。
中国人客つなぎ留めに躍起=観光船転覆で予約激減―タイ
時事通信 7/20(金) 16:02配信
【バンコク時事】タイ南部のリゾート地、プーケット島で中国人観光客が犠牲になったボートの転覆後、中国人客の宿泊予約取り消しが相次いでいる。
中国人はプーケット島の観光業を支える「上客」。タイ政府は補償金の支払いを決めるなど、つなぎ留めに躍起になっている。
103人が乗ったダイビング用のボートが5日に転覆し、中国人乗客87人のうち47人が死亡した。当時は荒天で警報が出ていた。
ボート運営会社の名義上の経営者はタイ人だったものの、事実上の所有者は中国人とみられている。また、警察は経費節減のために安全管理がおろそかにされていたと疑っている。プラウィット副首相は「中国人が中国人を傷つけた事故。われわれに責任はない」と主張した。
これに対し、中国英字紙チャイナ・デーリーは「挑発的で無責任。安全を守るというタイ政府の責任は免れない」と批判。タイ南部ホテル協会によると、プーケット島周辺で中国人団体客向けの7〜8月の予約が1万室分取り消された。損失は2000万〜3000万バーツ(約6700万〜1億円)に上る。中国人向けホテルの予約率は通常の90%から50%に低下した。
中国側の反発を受け、副首相は「不快な思いをさせたなら謝りたい」と発言を撤回。プラユット暫定首相が現地入りし、中国人負傷者を見舞う配慮を見せた。タイ政府は犠牲者1人当たりの補償金を100万バーツ(約335万円)に定めた。
南部ホテル協会のコンサック会長は、観光への影響は短期的にとどまるとの見方を示す一方で、「観光客の信頼回復に向け、安全対策を見直す必要がある」と話している。
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中国人客つなぎ留めに躍起=観光船転覆で予約激減―タイ
7月20日(金) 16時2分-アジア・オセアニア(時事通信)
政権継承時に「上層部の大半が汚職まみれ」、マレーシア首相
7/26(木) 18:53配信
クアラルンプール(CNN) マレーシアで今年5月に実施された連邦下院選で野党陣営を率いて勝利し、首相職に返り咲いたマハティール・モハマド氏(93)は26日までに、政権を引き継いだ当時の内部状況に触れ、汚職体質に満ちており信頼出来る高官はほとんどいなかったと振り返った。
首都クアラルンプール南方のプトラジャヤにある自らの事務所でCNNと会見し、述べた。外部からも汚職の弊害は見て取れたが、それほど広範に巣くっているとは予想していなかったとし、「政権上層部の大半は汚職にまみれていた」とも述べた。
ナジブ前首相は政府系ファンド「1MDB」の不正資金流用疑惑に絡む多数の汚職容疑で訴追されている。
マハティール氏は政権を引き継いだ当時、「容疑者でもある一部の人物と共に働かなければならなかった」と指摘。「極めて困難な職務だった。信頼出来ない人物と働く場合、やって欲しい仕事をうまくこなしてくれるのか見当が付かない」と語った。
ドイツの国際NGOトランスペアレンシー・インターナショナルの最新の汚職指数ランキングによると、マレーシアは180カ国中、62位となっている。
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政権継承時に「上層部の大半が汚職まみれ」、マレーシア首相
7月26日(木) 18時53分-国際総合(CNN.co.jp)
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