2016年11月27日
良き心と悪しき心を語る、ダライ・ラマ
講演をしました。どちらもチベットを追われ難
民となったチベット人を支援しているところで
の講演です。
ダライ・ラマは仏教を自ら分析し、信心する
21世紀の仏教徒になってほしいということで
す。
「悪心が起きる」との質問に、「心に清らか
なものが本来的に備わっている・・」、
「心の価値に目を向けることができなのは
・・」と答えています。
また、「良き心を高めていくことで悪き心を
沈めることができる」ということです。
「病気の人には優しく笑顔で接してください」
ということです。以下の記事を慎重に読んで
みてください。
聞く人の心に響く話が自然に出てくるようなの
ですが、ダライ・ラマは観世音菩薩の化身とさ
れています。そういうことなんだ、と納得せざ
るを得ないですね。
ダライ・ラマだから即座にこういう答えを言え
るのかもしれませんが、約2500年前に仏陀の
周辺でこういった心の作用や動きが詳しく議論
され、記録されているのかもしれません。仏陀
の時代にはすでにサンスクリット語が使われて
いたということです。
「悟る」という目的のために人が集まり、自由
に議論したのでしょう。ダライ・ラマが「仏教
は心の科学」という背景には、色々と悟るまで
の過程がたくさんサンスクリット文字で残って
いるように思われます。
ということで、チベット問題への関心からチベ
ット文化へと進み、その根幹であるチベット仏
教の奥の深さ、さらに2500年前の仏教の世界
へと関心が進んだとしても、何も後悔すること
はないように思われます。僧侶になることを目
的とするのではなく、心の作用をちょっと科学
するだけとしても十分価値がありそうです。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
「21世紀の仏教徒に」 ダライ・ラマ、金沢で法話
北國新聞社 11/26(土) 2:55配信
石川県を訪れているチベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ14世(81)は25日、金沢市内で法話し、「全ての仏教徒は過去の慣習にとらわれず、仏教の教えを自ら分析し、学んだ上で信心する21世紀の仏教徒になってほしい」と呼び掛けた。
チベット難民支援グループ「佛性會(ぶっしょうかい)」のメンバーら約100人を前に、悟りや他の救済を強く願う「菩提心(ぼだいしん)」や「空(くう)」の思想について説いた。会場からの質問にも応じ、「悪心(あくしん)が起きる」と悩む人に対しては、「心に清らかなものが本来的に備わっていることを確信しなさい」と助言した。「心の価値に目を向けられないのは、物質志向となった現代社会の過失だ」などと指摘したダライ・ラマは26日、石川を離れる。
北國新聞社 11/26(土) 2:55
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
ダライ・ラマ、日高・埼玉医科大学で講演「心からの優しさを病人に」
埼玉新聞 11/27(日) 10:30配信
チベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ14世が26日、埼玉県日高市の埼玉医科大学を訪れ、学生ら約860人に愛と慈悲の心の大切さなどを説いた。
両者の交流は、1965年に同大創始者の故丸木清美氏がチベット難民の子どもを日本に招き、生活や教育支援などを行いながら医師や看護師を養成したことがきっかけ。その後、ダライ・ラマ14世は67年と2000年に同大で講演するなどしており、今回が3回目の訪問。
この日の講演でダライ・ラマ14世は「人間に与えられた素晴らしい能力を怒りや嫉妬、傲慢(ごうまん)さ、利己主義として使うと、人類に苦しみを与える」と指摘。そうならないために、「愛や慈悲の心、忍耐、持っているもので満足するという良き心を高めることで、怒りや嫉妬などの悪い心を沈めていくことができる」と説いた。
同大の学生や医療に携わる人たちには「心からの優しさを病人にかけることで、より早い回復が期待できる」と助言。「笑顔は人間だけが持っているもの。笑顔で人と接することをしてほしい」と期待していた。
講演の冒頭で、前夜に同大名誉理事長の丸木清浩氏が亡くなったことが報告され、全員で黙とう。講演の最後には、ダライ・ラマ14世が学生ら聴講者の質疑に応じ、質問者全員の質問に答えていた。
ダライ・ラマ、日高・埼玉医科大学で講演「心からの優しさを病人に」埼玉新聞11/27(日) 10:30
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
時事通信 11/26(土) 9:09
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/5663557
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。