2016年07月10日
領地をけん制するにはやはりこれに限る
香港についての見解があります。香港の返還19
周年デモと同じ日になります。香港の独立を言
う派をけん制しています。
香港は中国の領土とし、他所からの話に応じる
気はなく、一国二制度は揺るがないということ
です。
しかし、国際的には信用を失い始めています。
間もなく7月12日になりますが、仲裁裁判所
の判決によっては習政権は打撃を受けるかも
しれません。
2番目の記事に習近平主席の言葉として「国際
秩序の擁護者」という言葉があります。どうい
う意味なのでしょう。
このブログでは、この言葉は中国内では華夷
秩序と重ねて聞こえるのではないかと心配して
います。擁護者と言われても誰か擁護を頼んだ
のでしょうか。演説なので「華夷秩序の孤立者」
などと言うわけにはいかないでしょうが、本当
にお上手なんですから。
演説では国内の問題にも触れています。反腐敗
運動、規律の学習などにも触れたようです。
中国政府も悩みは尽きないようです。
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【北京=西見由章】中国の習近平国家主席は1日、北京の人民大会堂で開かれた中国共産党創設95周年の祝賀大会で党総書記として演説し、
「いかなる困難や挑戦に直面しようとも『一国二制度』への信念と決意は絶対に揺るがない」と異例の表現で香港に言及した。
「香港独立」の機運の高まりを念頭に、党中央の強硬な姿勢を示す狙いがあるとみられる。
習氏は「行政長官と香港政府が法に基づいて施政を行い、職責を履行することを支持する」と述べ、急進的な民主派らによるデモの封じ込めを後押しする立場も示した。
また習氏は南シナ海問題などを念頭に「いかなる外国も、われわれが核心的利益で取引すると期待すべきではない」と強調した。 ★
中国・習近平氏「一国二制度、絶対に揺るがない」 異例の言及、香港デモ封じ込めへ“お墨付き”効果? 独立機運高まり強硬姿勢
産経新聞 1日(金)20時13分
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<中国>「領有権は一歩も譲らず」習氏、共産党95周年演説
毎日新聞 7月1日(金)19時24分配信
【北京・河津啓介、上海・林哲平】中国共産党は1日、党成立95周年を祝う式典を北京の人民大会堂で開催し、習近平・党総書記が重要演説をした。
習氏は外交政策について「中国は国際秩序の擁護者だ」として国際社会との協調姿勢を強調した。
ただし「我々は決して自らの正当な権益を捨てはしない」とも述べ、南シナ海、東シナ海の領有権問題などの「核心的利益」を巡っては一歩も譲らない立場を示した。
また、習氏は党の業績を振り返りつつ「初心を忘れてはならない」と繰り返して党の腐敗や規律の緩みに厳格に対処する姿勢を強調した。
経済成長の鈍化、貧富の格差、環境汚染などの課題が山積する中、5年後の100周年を成功裏に迎えるため、党内の引き締めに力点を置いたとみられる。
習氏の重要演説は約1時間20分に及んだ。習氏は党の腐敗を許せば「執政(与党)の資格を失い、歴史から淘汰(とうた)されるのは避けられない」と指摘。新中国建国や改革開放政策のような過去の業績に頼るだけでは、共産党統治の正統性がゆるぎかねないとの危機感をにじませた。
習指導部は今年に入って、党、軍幹部の反腐敗運動にとどまらず、全国規模で党規約の学習運動を展開するなど末端党員にまで綱紀粛正を徹底している。
中国共産党は1921年7月、上海で第1回全国代表大会(党大会)を開き、結党を宣言した。
中国各地では95周年に合わせて党の宣伝活動が盛んに行われており、上海では1日、第1回党大会の記念館がリニューアルし一般公開された。
大規模な展示内容の変更は17年ぶりで、米、露で収集した資料など従来の倍近い約280件を展示。過去の指導者らの写真の前で入館者が追悼するコーナーが新設されるなど、党への「忠誠」を促す狙いもうかがえた。 ★
毎日新聞 1日(金)19時24分
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読売新聞 8日(金)14時30分
中国外相「判決、拘束力ない」=仲裁裁判めぐり米国務長官と協議
時事通信 7日(木)10時14分
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