2016年03月12日
南シナ海の西沙諸島に地対空ミサイルが出現
南シナ海の西沙諸島に地対空ミサイルが出現しました
以下の報道記事では航行の自由作戦をけん制する目
的か?、となっています。記事は2月17日の配信で
す。
ミサイルが設置されているところは西沙諸島にある
ウッディー(永興)島です。8基のミサイルが確認
されたということです。ウッディー島の場所が分か
る地図は、防衛省のページにありました。
中国が海南島を拠点に南シナ海へ進出するとしたら
いい位置にあります。早くから人民解放軍が軍事的
な拠点を目的として建設を始めたようです。中国内
の行政では海南省三沙市ということになっています。
人口約1000人は軍関係者です。
表明でしたが、やはり軍事的使用もあるようです。と
いうか、ウッディー島は1974年に占拠したときから
軍事目的です。軍事的基地だということを明確に知ら
せたかったのかもしれません。アメリカの民間衛星が
ミサイル8基を確認したということです。
ウッディー島は中国の南シナ海戦略の実行拠点と思っ
ていいでしょう。アメリカ海軍の航行の自由作戦をけ
ん制するためにミサイルの配備をしたと思われます。
アメリカの軍艦がウッディー島に近づかないように
したのでしょう。
しかし、ミサイルの威力はそれだけではないように思
われます。ウクライナ東部ではマレーシア航空の旅客
機が撃墜されました。今回確認されたミサイルはミサ
イルとしては防衛型のようですが、航空機にとっては
十分脅威でしょう。
南シナ海の主権は中国にあると主張する中国政府は、
ウッディー島から海南島までの海は中国の完全な内海
と思っているかもしれません。そういう表現をするこ
とで国内には富国強兵政策や軍事的な予算を正当化で
きるという効果があるかもしれません。
中国軍、西沙諸島に地対空ミサイル8基を配備 米「航行の自由作戦」を牽制か
産経新聞 2月17日(水)10時16分配信
【ワシントン=青木伸行】米FOXニュースなどは16日、中国軍が南シナ海のパラセル(中国名・西沙)諸島にあるウッディー(永興)島に今月、地対空ミサイル8基を配備したと報じた。
米民間衛星が撮影した画像で判明した。今月3日の時点でミサイルは見られなかったが、14日に撮影された画像には管制レーダーとともに映っている。
米政府筋は、射程125マイル(約201キロメートル)の移動式防空ミサイル・システム「紅旗(HQ)9」だとしている。
HQ9はロシア製の「S300」に極めて類似している。部隊の規模は2個大隊。
パラセル諸島は中国が 軍を駐留させ、滑走路を整備し戦闘機を配備するなど実効支配しており、ベトナムと台湾も領有権を主張している。
米海軍のイージス艦は先月30日、同諸島で「航行の自由作戦」を実施しており、これへの対抗措置として今回、ミサイルを配備した可能性がある。
中国はスプラトリー(南沙)諸島に造成した人工島で、軍用機も離着陸可能な滑走路3本の建設を進め、すでに1本は運用を開始している。
米政府はスプラトリー諸島でも今後、軍事拠点化の動きが、「防空識別圏」設定の潜在性と相まって加速するとみて警戒している。
米国は再三、南シナ海における中国の軍事拠点化にくぎを刺してきたが、中国が意に介していないことが改めて浮き彫りになった。★
中国軍、西沙諸島に地対空ミサイル8基を配備 米「航行の自由作戦」を牽制か
産経新聞 10時16分
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