その名を全て書いておくとウィリアム・ローワン・ハミルトン【William Rowan Hamilton】で60代初めに亡くなったアイルランド生まれの数学者、物理学者です。とくにハミルトン形式という定式化で名を残しています。
神童として幼少時代を過ごし、少し早い時代のラグランジュ、ラプラスの仕事を学んでいきました。今でも初学者がラグランジュアン、ハミルトニアンと学んでいきますがハミルトニアンをラグランジュアンの後に学ぶ方が混乱が少ないと思います。ラグランジュの仕事の上にハミルトンの仕事がなされたと考えて下さい。特にハミルトニアンは16歳でラプラスの「天体力学」を理解し、問題点を指摘したと言われています。ただ理論を教科書から学んでいるだけの学生とは大きな違いですね。物事の本質をつかもうと努力している姿が伺われます。
光学への数学の応用、ハミルトニアン、数学理論による自然現象の予言、解析力学の創始、代数系の基礎付けなど、前半生の業績は非常に華々しく、「ニュートンの再来」と呼ばれた当時の評判に恥じないものがある。
ブルーム橋にある四元数発見の碑文。散歩の途中閃きを得たハミルトンは、四元数を定義する式を橋に刻み付けた。
複素数を実数と演算規則により公理化していたハミルトンは、複素数を三次以上に一般化することに心血を注ぎ、十年程を経た1843年10月16日、ブルーム橋 (en) にさしかかった所でついに四元数の概念に到達する。四則演算を保存しない四元数
肉汁まみれの論文の中で四次元に関しての数式群が見つかりましたが難しく間違いもあったので長い事、長い事、百年ほど意味が理解されませんでした。彼らしい最後だった気がします。そんな人生を歩んだ人です。ダブリンのブルーム橋にある石碑には彼の業績が刻まれています。そこで彼は四次元量を考え出したと言われています。i2 = j2 = k2 = ijk = −1での話から始まる物語です。
〆
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2022/01/05_初稿投稿
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