2019年06月17日
義兄弟のこと
電話に出なかった。つづき。
私には兄弟がある。同じ親から生まれた血筋の兄弟ではない。人生を歩む、生きるという道をゆく義兄弟のことです。兄さ(アニサ)とか社長とか呼んでくれる。
私が電話に出なかった人と「隣組」で一緒である。その兄弟から電話が来た。「何かありましたか」と言う。実は私が電話したからだ。彼は、脳こうそくで1度入院している。その時は電話に出ることはなかった。きっと具合が悪くて出れないのだろうと推測して、それ以後電話しなかった。
「わざわざ電話してもらって悪いね。具合はどう」
「好かったり・悪かったりで、まだ生きてます」
「生きてりゃいいのさ。ところでここの所〇〇が家に来たり、電話が来たりで迷惑してる。あの家は何かあったのかな」
「何にもないですよ。俺は彼との付き合いはとっくに止めてる。あんなお調子者は付き合っておれん。金持ちや勢いのいいのに擦り寄ってばかりで、とてもじゃないがあんな者と一緒にいると、俺の評判まで悪くなる」
「そりゃそうだな」
そんなことですべて分かった。近いうちにどちらかの家で飲むことにした。
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