荏柄天神社(えがらてんじんしゃ)は、神奈川県鎌倉市二階堂にある菅原道真を祀る神社。鶴岡八幡宮の東方に位置し、鎌倉と神奈川県横浜市金沢区六浦を結ぶ金沢街道に参道が接続し、参道入口から300mほど入った小台地にある。
鎌倉時代初期より鎌倉幕府との関わりが記録に見え、武家政権の守護神として、鶴岡八幡宮とともに信仰された神社である。関東を中心に茨城県、千葉県、埼玉県に数社の分祠、愛知県に2社、広島県に1社の分祠がある。境内から南西約200mに、源頼朝が鎌倉に入り邸を構え幕府を開いたとされる大倉御所があり、谷を挟さんで約300m西側の丘陵には史跡法華堂跡(源頼朝墓・北条義時墓)がある。
境内
拝殿・幣殿 - 1923年の関東大震災で損壊し、1936年(昭和11年)の本殿修理のさいに再建された。
本殿 - 三間社流造、銅板葺き。元は鶴岡八幡宮若宮社の本殿であった。国の重要文化財。
手水舎
社務所
古札奉納所
御輿蔵
かっぱ筆塚 - 漫画家の清水崑が、鎌倉に在住して以来の神縁を感謝し、自ら愛用した絵筆を納めている。表側に清水崑作の大きな筆を担いだ河童の絵、裏側には川端康成の「かっぱ筆塚」の字が刻されている。
絵筆塚 - 横山隆一などの漫画家が建立し、154人の漫画家によるカッパのレリーフが付けられている絵筆塚。青銅製で高さ3.2m、直径1m、重さ800kg。
大銀杏 - 推定樹齢900年の大銀杏。社伝によると「天神画像」が天降った地を、踏まれないように銀杏を植えたと伝わる。
やぐら - 本殿向かって右の山肌に、二箇所の横穴のやぐらがあり内部で繋がっている(内部へは立ち入り禁止)。また、昭和時代までは天園ハイキングコースの入口があった。
所在地 神奈川県鎌倉市二階堂74
位置 北緯35度19分33.1秒 東経139度33分51.5秒
主祭神 菅原道真
社格等 旧村社
創建 長治元年(1104年)
本殿の様式 三間社流造
2024年04月24日
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