大崎八幡宮(おおさきはちまんぐう)は、宮城県仙台市青葉区八幡にある神社である。旧社格は村社。社殿(本殿・石の間・拝殿)は国宝に指定されており、どんと祭の裸参りで知られる。
拝殿(国宝)
祭神
応神天皇、仲哀天皇、神功皇后
江戸時代に仙台で盛んとなった卦体神(けたいがみ、十二支の守り本尊)信仰に伴い、乾の守り本尊である阿弥陀如来とされたことから、現在でも戌亥歳生まれの人からの崇敬を集めている。
石鳥居(宮城県指定有形文化財)
社名・歴史
創建年代は不明であるが、社伝では坂上田村麻呂が宇佐神宮を鎮守府胆沢城(現岩手県奥州市水沢)に勧請し鎮守府八幡宮と称したことに始まり、室町時代に入り奥州管領であった大崎氏が自領地内(現宮城県大崎市田尻町)に遷したため、大崎八幡宮と呼ばれるようになったという。
大崎八幡宮御社殿 拝殿 石の間 本殿
文化財
国宝
本殿、石の間、拝殿(1棟) - 慶長12年(1607年)竣工。昭和27年(1952年)国宝指定。解説は既出(「社殿」の項を参照)。
重要文化財
長床(1棟)
登録有形文化財
社務所
旧宮司宿舎
神馬舎
選択無形民俗文化財
能神楽
社殿。手前が拝殿、奥の屋根が本殿で、これらの間を「石の間」で繋ぐ。
交通
どんと祭の日は、パークアンドライド用の駐車場が開設されたり、仙台市都心部との間などに臨時バスが運行されたりする。1941年(昭和16年)から1976年(昭和51年)までは仙台市電・八幡神社前駅が最寄り駅だった。
バス
仙台駅西口バスプールの10番乗り場(定義、作並温泉、白沢車庫、芋沢、大沢・青野木、茂庭、西花苑)、または、15番乗り場(南吉成団地、国見ヶ丘)より、仙台市営バス[840]・[844]・[845]・[846]・[850]・[855]系統に乗車し、「大崎八幡宮前バス停」下車。
仙台市地下鉄南北線・北四番丁駅付近の「二日町北四番丁バス停」より、上記系統に乗車し、「大崎八幡宮前バス停」下車。
仙台駅西口バスプールの10番乗り場より、仙台市営バス[X820]系統に乗車し、「大崎八幡宮前バス停」下車。
仙台駅西口バスプール15-3番乗り場より、仙台市営バスるーぷる仙台に乗車し、「大崎八幡宮前バス停」下車。ただし、瑞鳳殿、仙台城址、青葉山、宮城県美術館を経由するため、これらの施設を巡った後に立ち寄るのには便利だが、仙台駅前から直接訪れるためには、上記の路線バスの約2倍の所要時間(43分)がかかることに注意。
鉄道
JR logo (east).svg仙山線
東北福祉大前駅から北参道まで徒歩12分。
国見駅から表参道まで徒歩15分。
無料駐車場
北参道前にある。普通車:約70台、タクシー:4台、バス:2台
駐車場の出入口は、市道宮脇通線、市道小石沢通線、市道鈴虫荘公園前線がつくる変則五叉路に坂道で接続し、実質的に変則六叉路を形成しているので出入りに注意。
所在地 宮城県仙台市青葉区八幡四丁目6番1号
位置 北緯38度16分21.1秒 東経140度50分42秒
主祭神 応神天皇、仲哀天皇、神功皇后
社格等 村社
創建 不明
本殿の様式 権現造
例祭 9月14日 - 17日
主な神事 松焚祭(どんと祭)
2022年10月21日
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