2024年10月15日
キユニ26の謎とは?改造された車両の秘密を探る。
引用先 http://hasekasuga.sakura.ne.jp/tetsudo/kansai/06a_0001.html
今回は、キユニ26とはどんな目的で登場した車両のなのかというお話です。
●キユニ26はなぜ?登場したのか。
引用先 https://tom64.blog.fc2.com/blog-entry-1028.html?sp
キユニ26は使い勝手の悪かったキハ26 300番台や
400番台を使い勝手のいい郵便荷物車にした車両になります。
●キユニ26が登場したのはローカル線の無煙化が絡んでいた。
引用先 https://ameblo.jp/inkyoise/entry-12222626274.html
キユニ26が登場した主な理由は、これまで蒸気機関車で運転していた地方の幹線で
運転していた普通列車をディーゼルカーに置き換えたのはいいのですが、
その関係で郵便や荷物を運ぶ車両も必要になりましたが、
これまではキハ10系からの改造車で足りていましたが、それが足りなくなった
ということで新たに改造することとなりましたが、その際に選ばれたのがキハ
26ですが、その中でもキロ25やキロハ25から格下げされた普通車は
使い勝手が悪かったということで、キユニ26やキニ26などに改造されましたが、
この辺はキハ10系のキロハ18がキユニ15などに改造されているのと
似ていますし、特ロのスロ60や並ロのオロ35などがマニ36などに
改造されたのと似ているのではないでしょうか。
マニ36も最初は特ロのスロ60や並ロのオロ35などのから改造された車両も
多くありましたから、
ディーゼルカーでも使い勝手の悪い車両が、最後は郵便荷物車に改造される
というのは、国鉄時代にはよくあることでしたが、
それだけ地方の幹線の輸送量もひっ迫していたということもキユニ26が
登場した背景にありました。
●キユニ26には元になった車両の違いで複数のバリエーションがある。
引用先 http://c5557.photoland-aris.com/0001/kiseisen1978-5-9.htm
キロ25やキロハ25などの格下げ車から改造されたキユニ26ですが、
どんな車両があったのかということについては3種類の分類
することができます。
・キユニ26 1 - 8・10 - 13・17
キロハ25から格下げとなったキハ26 300番台から改造されたこのグループは
2種類ありますが、
細かく見ていきますと、
キユニ26 1〜3、6はキロハ25の1次型で普通席の部分がバス窓になっています。
キユニ26 4〜5、7〜8、10〜13、17はキロハ25の2次型から改造されたグループ
で、普通席の窓が1段窓になっている点が、キユニ26 1〜3、6との大きな
違いになります。
・キユニ26 9、14、18、23、25
このグループはキハ26から改造されたグループですが、キユニ26の中でも
少数派の5両となっていますが、
その内訳はキユニ26 9、14、23がキハ26の1次型から改装されたバス窓の車両で、
キユニ26 18、25はキハ26の2次型から改造された車両になりますから、
キユニ26の中でもキハ26の2次型から改造された車両はレアな車両に分類
することができますが、
キハ26のオリジナルの車両から改造されたキユニ26はグループ全体で
見た場合でもレアな車両になります。
・キユニ26 15、16、19〜22、24
このグループはキロ25を普通車に格下げしたキハ26 400番台からから改造された
グループで、キユニ26の中でも特に多いグループですが、
キロ25から格下げとなったキハ26 400番台はキユニ26に改造された車両以外にも
九州で使われていたキハ26 600番台がありましたが、キハ26 600番台は車内が
ロングシートになった車両で、晩年は2両が首都圏色となり国鉄が終わりになるころに
廃車となりましたが、
それ以外のキハ26 400番台は廃車となりましたが、元が2等車でありましたが
シートピッチが狭かったということもあり、
普通車に格下げしても使いにくかったということでしたが、
そうした使いにくい車両から改造されただけに
キユニ26も細かな違いがありますが、この点については
キハ17から改造されたキユニ17といい勝負ではないでしょうか。
キユニ17も3種類に分類することができますから。
●キユニ26には北海道に配属された車両もある。
引用先 https://blog.goo.ne.jp/mhiro15
キユニ26は北海道にも配属された車両もありましたが、
北海道にはキハ10系から改造された
キユニ17 1が旭川に配属されていましたが、
それ以外のキユニ17、18はすべて本州で使われていました。
北海道に配属されていたキユニ26はどの車両だったか
というと次のようになります。
キユニ26 20
キユニ26 21
キユニ26 23
キユニ26 24
キユニ26 25
北海道に配属されたキユニ26ですが、5両のうち4両が北見に配属されて、
24番だけが深川に配属されていましたから、
北見に配属されていた車両は今は廃線となった勇網線などで使われて
いましたし、24番は深川に配属されていたということで、
深名線などで使われていたのではないでしょうか。
●キユニ26で見られた色には何色があったのか?
引用先 https://www.kanorail.com/DC_local/kiha55kei.htm
キユニ26で、キロハ25の後期型から改造された車両ですが、
2色塗りの旧一般色でありましたが、1978年以降からたらこ色
と呼ばれた朱色1色に統一されましたが、
キユニ26 5番だけが急行色でありましたが、
この件については謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)
のキユニ26にも出ていますが、
トミックスで製品化されたキユニ26も急行色の車両でしたから
キユニ26でも急行色の車両は本当にレアな車両で、
さらにキロハ25の後期型から改造された急行色ですから
さらにレアな車両だったということになります。
ちなみに急行色のキユニ26ですが、
ヤフーでキユニ26で画像を検索していきますと、
キユニ26 1も急行色であったということははっきりしていますが
キユニ26 1はキロハ25の前期型を改造した車両になりますが、
実際に撮影されたキユニ26 1の画像がこれになります。
引用先 https://blog.goo.ne.jp/mhiro15/e/ee5a0cdae30ca04eaceb381b9187b8bc
キロハ25の前期型から改造されたキユニ26もこれから先製品化
されてもおかしくない車両の一つではないでしょうか。
急行色のキユニ26についてさらにヤフーで画像を調べていきますと、
1979年の3月31日に高松駅で撮影されたキユニ26 18の画像がアップされていますが、
キハ26の2次型から改造されたキユニ26 18も急行色でしたが
四国に配属されていたということで運転台の前面に補強がついていました。
キユニ26 18は晩年はたらこ色になりました。
引用先 https://blog.goo.ne.jp/mhiro15
急行色のキユニ26は他にも2番、3番もヤフーの画像で調べていきますと
アップされています。画像は急行色のキユニ26 2になります。
引用先 https://aucfree.com/items/l1105537377
これらの車両はキユニ26 1と同じく紀勢本線や参宮線で使われていましたが、
キユニ26 2はたらこ色の画像がありましたから、
引用先 https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:JNR_kiyuni26_2_kochi.jpg
キユニ26 3も最後はたらこ色になったと考えられるのではないでしょうか。
●キユニ26の一般色もついに製品化されることになった。
引用先 http://c5557.photoland-aris.com/0001/kiseisen1978-5-7.htm
キユニ26ですが、トミックスではキハ55が製品化された際に
製品化され、
2022年に改良品が登場しましたが、この時も急行色でしたが、
2025年の3月に一般色のキユニ26が製品化されましたが
鉄道好きの一人として思ったのは一般色のキユニ26の
製品化は遅かったのではと思えてなりません。
そうなるとたらこ色のキユニ26も製品化されるのでしょうか?
一般色のキユニ26がキハ20の改良品が販売されるのに合わせて
製品化されたのですから、
それであればたらこ色のキハ20系の改良品が製品化されるとなれば
たらこ色のキユニ26も製品化されてもおかしくないのではないでしょうか。
この辺はトミックスしだいですが、たらこ色のキユニ26もあっても
いいのではと一鉄道好きの一人として思います。
●キユニ26も結果的には使い勝手が良かった。
引用先 https://raillab.jp/photo/382222
キユニ26は使い勝手が悪かった車両から改造された郵便荷物車でしたが、
かえって郵便荷物車に改造されてからの方が長く活躍したということになります。