●製品詳細
先ず何と言っても、見た目が中々カッコ良いですね。 今回、見栄え等は特に選定時の考慮には入れて居ませんでしたが、 矢張りポイント高いです。 カラーバリエーションの多さも魅力的です。
本製品は「ワイヤレス」ですので、当然電源を必要とします。 本製品には単三電池x1が付属して居ります。 fig. 07 の位置に電池を入れて使用します。 電池カバーが少々硬く開け難いかもしれません。
fig. 07 単三乾電池x1を使用
fig. 08 レシーバー
仕様によりますと、本製品の通信範囲は「木製机(非磁性体)/半径約10m、スチール机(磁性体)/半径約2m」とされて居ります。 尚TV、BDプレイヤー等の赤外線リモコンとは違い、 無線(ラジオ)で通信する本製品の場合はレシーバーがマウス本体から見えない場所に在っても問題ありません。 今回レシーバーは取り敢えず fig. 08 の様に延長コードに挿して机の脚にテープで貼り付けて使用する事にしました。 これは筆者はPC筐体を机の上等では無く、別のラックに置いて居り、 また普段2台のワークステーションに対してキーボードとマウス1台ずつを所謂 「CPU切り替え器」で共用して居る為です。
fig. 09 に本製品の「ブルーLEDセンサー」を示します。
サンワダイレクトの「マウスの選び方」ページに由りますと、 青色の光は赤色や緑色の光より波長が短く、空気中の分子にぶつかりやすい為、反射率・拡散率が高く、わずかなホコリや凹凸を照らし出すことが可能(要するにセンサの感度が高くなる?)なのだそうです。 また同ページの性能比較表によれば、 ブルーLEDには他の何れの方式よりも多くの利点があるようですね。
●所感
で、実際使用してみた感想ですが、 個人的には、これでもちょっと小さいく感じますね…幅(1-3ボタン付近の)もそうですが、殊に厚みが足りない、と感じました。 もう少し長さがあれば、また違った感じだったのかも知れません。 同じサンワサプライのMA-ERGW6の様な特殊な製品以外にも、 高価格帯の商品にもう少し大きな物がある様ではありますが、 これ以上大きなサイズの物を望むなら海外ベンダ(例えば Logicool 等)の製品から選択する事となりそうです。 参考までに、fig. 11、fig. 12 に以前使用していたマウス(これは結構手に馴染んでいたのですが…)と本製品の比較を示します。
fig. 11 マウス比較画像 その1
fig. 12 マウス比較画像 その2
その点を除いて本製品に特に不満はありません。 Amazonに「動作が遅い」旨のレヴューが投稿されている様ですが、 少なくとも筆者はその様な感じを受けませんでした。 マウスパッドでも、直に机の上でも、紙の上でも、 何れの場合も全く問題なく動作して居ります。
「5ボタンマウス」である本製品には、本体親指側側面に「戻るボタン・進むボタン」が装備されて居ます。(fig. 10 左上他参照) これはWebブラウザの「戻る・進む」、 あるいは Windows の「画像プレビュー」のページ送りと同等の働きをする物ですが、 当方の場合正直(今の所)それ程使う機会がありません。 まあ、まだ使い始めてそれ程時間が経って居ない事でもありますし、 これは馴れの問題かもしれません。
fig. 13 ホイールボタン、カウント切り替えボタン
fig. 14 レシーバー収納スロット
本製品にはマウスの感度を調整出来る「カウント切り替えボタン」が装備されて居ます。(fig. 13) 無論これはオペレーティングシステム側で調節する事も出来ますが、 ワザワザ「コントロールパネル」(Windows の場合)を開いて…という手間を掛けずとも、 手元のボタン一つで切り替えられるのは矢張り便利なものです。 まあ、それ程頻繁に弄る様な性格の物でも無いのですが…。 出来れば現在の設定が何処かで確認できる様になっていると有り難かったです。 参考までに、筆者は一番遅い(カーソルがゆっくり動く)設定(500dpi?)にして使用して居ります。
fig. 14 に「レシーバー収納スロット」を示します。 本製品を利用しない時に、ここにレシーバーを挿して置く事が出来ます。 当然ながら、レシーバーは本品使用時に端末のUSB端子に挿して居る筈ですから、 本機能はほぼ端末を移動する時くらいにしか使う事は無いでしょう。
これも先述の通り、本製品には電源スイッチが付いて居らず、 暫く操作をしないと自動的に「スリープ」モードに入る様になって居ます。 これもズボラな筆者には大変都合の良い機能です。 スリープモードから復帰する場合は、L又はRボタンをクリックします。
●まとめ
本MA-NANOH11シリーズは、 豊富なカラーバリエーション、 手に良くフィットし、且つ見栄えもするエルゴノミックデザイン、 必要十分以上の豊富な機能、 それで居て比較的リーズナブルな価格、と バランスの取れた良い製品だと思います。
ワイヤレスマウス入門用、 低予算で高機能な製品を探している、 大き目の(ワイヤレス)マウスが欲しい、 と、いった方々に特にお薦めです。
●追記
本製品について「動かない」「電源」等のキーワード検索から本ブログへお越しの方が結構居られる様なので、 追記します。
本製品には電源スイッチの類は付いて居りません。 その代わり(?)暫くの間(具体的な時間については説明書にも記載が在りません。5〜10分程度ではないでしょうか)マウスを操作し無いと、電池の消耗を抑える為「スリープモード」に入ります。 マウスを動かすことで元の状態に戻りますが、復帰までに少々時間が掛かる様です。
尚、使用中に突然動かなくなった、と言う場合は、 先ず「電池切れ」だと考えてください。 電池の持ち時間についてですが、当方も厳密にテストした訳では無いのでハッキリとした事は言えませんが、 同種の電池を使用した場合でも、どうも使用の仕方、状況等によりまちまちの様です。 アルカリ電池使用で1ヶ月位持った事もあれば、1週間程度で動かなくなって仕舞った事もあります。 兎に角、何れのケースも電池を交換すれば問題なく動きました。
まあ、何れにせよ、ヘビーユーザーなら結構な頻度で電池交換が必要になりそう、という事は確かな様です。 と、いう事で筆者は本製品の電源として「エネループ」を愛用して居ります。
即ち、予め充電済み電池を複数本用意して置き、カーソルが動かなくなったら即交換!と言うわけです。 先ほど「突然動かなく…」と表現しましたが、 完全に動かなくなる前にある程度の「予兆」の様なものがあったりしますので、 更に進んで、少しでもマウスの挙動が気になったらその場で交換するようにしておけば、「ここぞ」という時に作業不能に陥ることを防ぐ事が出来ます。
エネループを…
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ところで、Amazon で「エネループ」を検索すると、Amazonベーシック 充電式ニッケル水素電池 なる商品が目に止まります。 中身は要するにエネループと同じ物の様です。 専用の充電器は特に用意されていませんが、 当然の様にエネループ様の物が使用できる様です。 同等品(世代が少々古い様ですが)で価格も(少しですが)安いので、こちらも選択肢に入れてみては如何でしょうか?
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