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2013年07月08日

木地師の里から終点、八日市へ


「小さい写真5枚まで」という制約があるので、
こちらから大きい写真12枚をご覧ください。
iPadのiPhotoジャーナルで作成しました。



b.ところで、きのうの話の続きなんすけど、明治初期までは木地師の集団は全国各地にまだ存在していて、20〜30年ごとに、良質な木材を求めて山々を移住してたそうです、

ウィキペディアから「木地師」の項目
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%A8%E5%9C%B0%E5%B8%AB

a.そうか、そんな山の民が、まさにこの地で誕生したわけか、

b.そのようですね、

a.自転車で景色見るだけじゃ分からなかったなあ、何かありそうな気配はしてたけど、そんな重要な場所だったとは、

b.それでは峠を下っていきましょう、

a.おお、ここからはブレーキ握るだけで、深い谷へどんどん吸い込まれていくばかりや、

b.しかし深い谷ですね、

a.愛知川(エチガワ)を流れる水がより深く谷をけずるんだなあ、

b.良質な木材を求めて山々を移り住んだ木工ろくろ集団「木地師」、その発祥の地と言われる蛭谷(ヒルタニ)の集落から政所(マンドコロ)へ、



a.政所まで来ると、ひさびさに家々や人々が集まって暮らしてるし、ほっとするなあ、

b.これが愛知川か、なにか気品がある、



a.京都を遠く離れた惟喬親王(コレタカシンノウ)がここに住もうと決めた土地だから、そりゃ良い場所に決まってるよな、

b.しかし、ここからはかなり写真が少ないっすね、

a.このルートは何度か走ってるから、だんだん撮る枚数も減ってきて、

b.じゃあ、永源寺ダムや永源寺もすっ飛ばしていきますか、

a.双子葉(ソウシヨウ)、

b.このイカしたビルは、



a.東近江市役所の永源寺支所、平成6年に建てられたそうや、

b.美術館みたいやなあ、ここまで美的なんだから、いっそ右端の出っ張りもスッキリ削って左右対称にしたらどうやろう、

a.周囲のミドリも建築を引き立てるなあ、税金とはいえ、ひたすら美しい、

b.そんな東近江市役所の永源寺支所から数百メートルあたりの風景、



a.広々として、もはや山というより丘ですね、

b.ずっと山の中を走ってたから、平野のありがたみをしみじみ感じる、

a.「田に映る木立(コダチ)の影に安堵(アンド)する」、

b.平野だから神社の森もそれと分かる、何神社ですか、あれは、



a.地図と照らし合わせてるけど、今となってはよく分からん、もうしわけない、

b.ここら辺から、だんだん疲れてきたんだな、きっと、

a.山から平野に出ると、安心や疲れから気持ちが弛んできて、早く最寄りの駅から帰りたくなるんや、家に、

b.だったら、近江鉄道を使ったら、

a.そうだなあ、八日市(ヨウカイチ)から近江八幡まで近江鉄道を使えば、JRともスムーズに乗り換えできるし、無理せずそうするか、

b.じゃあ、今回の旅のまとめをお願いします、

a.JR米原駅からびわ湖に出て、彦根港から城下町へ向かい、中山道の高宮宿の西を流れる犬上川をさかのぼり、犬上ダムからさらに上流へ、峠を越え、木地師発祥の地を抜け、愛知川の左に広がる田園に沿ってこのあたりでいちばん大きな都会、八日市でゴール、

b.でも、実際はJR安土駅まで走ったんじゃないすか、

a.そう、でも今から振り返ると、近江鉄道の八日市駅から輪行するのがバランス的にはちょうど良いような気がする、距離を競うわけじゃないんで、カメラ構えるの億劫(オックウ)になってきたら、そこで切り上げるのが頃合いかと・・・


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書物中心ですが、なかには木のコマも登場したりして、なかなか興味深いもんです。

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