あらすじ
突如地球に現れた敵(カラス)は地球にリング状のSTPFという物体を建設し始めた、そこに飛来したクラマと呼ばれる物体がカラスを攻撃、リングは破壊されるもその一部が残り、地球人に究極的忌避感という非常に気持ち悪い感情を与え続けていた。そして落下した構造体からはキッカイと呼ばれる敵が誕生する。このキッカイは学習能力があるため羽などを学習させたら一気に世界中に広がってしまう、なので仕方なく特別攻撃機ダイナミックフィギュアを使い、学習を最小限に留めながら駆除していくことになったのだが…。
登場メカ
ダイナミックフィギュア
日本が開発した特別攻撃機、キッカイに対して走馬灯を去勢措置(要は記憶をフィードバックさせずに破壊する)ことに特化した人形兵器。
キッカイ
雄種と雌種に分かれており、雄が情報を集めて雌が子供を生むというスタイル。彼ら?は地球上の様々なものから学習して能力を付加していくため、羽を学習させないために周辺に飛行機を飛ばしては行けない事になっている。走馬灯と呼ばれる記憶を司る器官を一定の手順で破壊する、これを去勢措置というのだが、それで学習した情報をフィードバックさせずに駆除することが出来る。
感想等
読めば楽しめるんだけど読み始めるモチベが上がらない、ボリュームの有るコマンドRPGの折り返し地点見たいな感じ。
一応クラマの正体とか読むのに必要な最低限のフックは有るのですが、総勢800p位有る分厚い作品を引っ張るにはフック不足。
真面目な作品でキャラも薄く、これは設定は細かいけど設定だけになっているキャラが多いため、さらに描写が細かいもののもう少しテンポよく勧めてください感。何かファフナーの前半の脚本のまま最終回を迎えてしまった感じ。
適当に読んでも細かい上に硬い割には情報の欠落がほとんどない作品なので、一行の情報は意外と少ない、反復の多い作品に見られる読了感で実は難易度は低い作品、なので何故か難易度が低い感じがない、何かぬるいけどZ判定フォトリアルと複雑な操作で難しいゲームと思われている洋ゲーとかに有る有る感。
Amazonのレビューが賛否両論だけど、本当に納得できる、要所要所は悪くないのにその間のテンポが悪い感じ。楽しませる方便としての設定が、設定のほうが本体になってしまった作品という感じ、90〜00年代有る有る。
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