リモダンに続き、PSコントローラーをモチーフにしたリモコンで動かすリモコンロボットになっており、操作性もリモダンを踏襲している。PS2になりグラフィックの向上もあり、より戦闘は派手になってる。
難易度はリモダンと比べると大幅に下がっており、リモダンと違い基本的にビルが壊されてもプレイヤーに損害無し、敵のロボットヴォルガーラもリモダンと比べて弱い。ビルを壊しても賠償が発生しないため、結果的に破壊神プレイも可能で更地プレイも余裕。
ヒロインは貧しく、またヒロインのバイト先も破壊可能で破壊されるとヒロインがどんどん貧窮していく、そして栄養失調で倒れてしまう話もあり。
パッケージに描かれている3人が主人公なのだが、いかんせんどれを選んでもシナリオに影響なし、また選んだ主人公以外は出番なし、つまり外見と声が選べるだけ。シナリオはアニメなら4クール分の話数を売りにしているが、実際はAパートBパート分の話をそれぞれ1話にしているために、それほどの分量があるわけではないので実質25話分くらいのイメージ。
リモダンでもあったが、一応主人公にも戦闘力があり、途中からグレネードで戦闘が可能になる。
街はリアルスケールで描かれ、また前作とは違い、街を戦闘以外で歩き回るイベントがある。そして逃げ回る市民が表現されている。そして市内を走る無人パトカー、よく機人に潰される。
またこのゲームのエンジンなどがTHE地球防衛軍に使いまわされており、地球防衛軍のコストを抑えることに貢献している。
世界観
ネクタル放射線という放射線が宇宙にあり、それ故に生物は宇宙に出たとたん死んでしまう世界、そのため人類は宇宙に進出できない、結果人類は地球で孤立している。それを人はネクタルの障壁と呼んだ。そのため宇宙人が地球に来ることもないという世界。
あらすじ
生物をすべて殺してしまうネクタル放射線によって地球人が宇宙に出ることはできない世界、異星人もまた地球に来ることはないとされていた。しかし突如出現した巨大ロボットにより、イタリアが蹂躙される。そして日本にもその巨大ロボットが出現、攻撃を仕掛けてきたのだった。
かつて世界有数の兵器産業月岡インダストリーの社長の子だった主人公は、その人型兵器「ヴォルガーラ」に襲われ、幼馴染の奈々穂とともに窮地に甥ちいる、そこに通信が入り、人類保全財団へと呼び出されるのだった。そして現れた蓬莱博士なる人物にコントローラーを託される、しかし蓬莱博士もまたヴォルガーラの攻撃で吹き飛ばされるのだった。そして財団に到着した主人公を待っていたのは機人と呼ばれる巨大ロボットであった。月岡が破産したのはこの巨大ロボットを作っていたからであり、なぜこのようなものを作ったかというと、ヴォルガーラに対抗するために機人にすべての資金を注ぎ込んだためであったという。
主人公は機人を操作しヴォルガーラを撃退するのだった、そして数回にわたってヴォルガーラと戦うが、またも危機に陥る、金がなくなったのである。政府と契約を結びヴォルガーラ討伐報酬を得られるようにし事なきを得る。しかし自衛隊はヴォルガーラの攻撃でほぼ壊滅、日本の守りは機人だけが頼りという状況になってしまうのだった、そして主人公の前に現れるかつての婚約者や謎の機人ヴァルドルなど、果たして機人はヴォルガーラに勝つことが出来るのか。
登場メカ
リモダンに引き続き遠隔操作、LR歩行、必殺技前に決めポーズ(グランドチャージ)などだいたいの特徴が踏襲されている。変わったのはデザインくらいで、10年から20年ほど新しくなった。
機人
ネクタルの障壁によって宇宙に進出できない人類に代わって宇宙進出をするためのロボットになる予定だったが、ヴォルガーラの侵略によって対ヴォルガーラ用の兵器とし転用される。
宇宙に人間が進出できないため、コックピットはなく、遠隔操作で戦闘を行う。
ヴァヴェル:月岡直人、涼、結衣
火のアルケミックドライブを搭載した機人。変形能力はない。シナリオ的に完全な主役メカで、ヴァヴェル強制出撃ミッションもある。装備もまた主役メカ的なものが多く、ドリルやアサルトナック(ロケットパンチ)などいかにもって装備。前作のヴォーダンの武装とほぼ同じである、しかしライオールの方が攻撃が速いのであまりヴォーダンみたいに使えない。
ジェネシスシステムという人類を間引くシステムが搭載されている、が最終的にその暴走を止めた。
ライオール::月岡直人、涼、結衣
風のアルケミックドライブを搭載。可変戦闘機型。高速だが装甲は薄い。モデルはもしかしたらグロイザーXの可能性もあるかもしれない、根拠として武器にスカイトーピドーという武装が搭載されているため、いかんせん作ってるところがマニアックなところなのでないとは言えない気がする。
このゲームは敵が技を繰り出す前に敵ををはったおすのがセオリーなので、結果的に動きが速いライオールが一番使いやすいという状態。これは前作リモダンでもその傾向があり、遅さが売りのゲームだからこそ早いロボットが有利という状態になっている、一応ヴォーダンのポジションはヴァヴェルなのだが、ヴァヴェルよりライオールのほうがパンチが速い。飛行能力があるが、リモダンと違い上に乗ることが出来るので、上に載って一気にヴォルガーラのところまで急行できるので楽。
とりあえず初っ端飛行形態でヴォルガーラに接近し飛び道具を食らわせてファントムシステムを作動させて遊ぶのが私のお約束だった…。
グラング::月岡直人、涼、結衣
土のアルケミックドライブを搭載。戦車型。鈍足ハイパワー。武装の多くが実弾武装であり、と微動が多い。動きが鈍いという弱点があり、殴られる前に殴るというのがある種セオリーのゲームということもあり、結果的に一番使いにくい。また武装の一つディトネイターが当てにくい。また遅いうえに戦車が引っかかりやすい、姿勢が低く遠くから見にくいという弱点もあり、なかなか現場に急行させにくい。
その性質状4車線の道路をフルに使って走るため、市民が吹っ飛ばされていくのを目にする。
ヴァルドル:奏也
第四の機人、他と違い財団の管理する機人ではなく、ストーリー中での選択はできない。たびたび主人公の前に現れている。終盤にナレーションで大活躍するも最終的に敗れている。
ヴォルガーラ
生物を滅ぼすネクタル放射線を超えて地球に襲来したロボット。機械であるがゆえに地球に襲来ができた。また地球において宇宙怪獣を再生するなどしてネクタルの障壁を超えることもできていたりする。
戦闘においてはファントムシステムというシステムを搭載し、遠隔攻撃をワープで避けることが出来る、そのためパンチなど接近戦に持ち込んでファントムシステムを破壊する必要が有る。
ロボット同士がどつきあうという部分を正当化しつつ、昔のロボットアニメにおけるとりあえず最初に撃ったビーム(ゲッタービームとかジーグビームとか)は割と外れるというお約束をシステムとして再現したものだと思われる。
レイバラー
リモダンにおけるモードルポジション。ヴォルガーラの下っ端。労働者階級らしい。あまり性能はよくなく、戦車くらいなら圧倒するも機人にはあっさり張り倒される。
バリュエーションは豊富だがどれもぶっちゃけ弱い。
ハーリアー
レイバラーより大型重量級のヴォルガーラ。バリュエーションは多いがやっぱりあまり強くない、ガラハッドポジだがガラハッドと違い気を付ける部分はあまりない。サイクロン・ハーリアーに至ってはガードしてるだけで戦車の自動攻撃で勝てた思い出。
センチュリオン
一般ヴォルガーラの中では上位種。
バロウ
軍将機の一つ、格闘戦に特化している。ぶっちゃけ私の記憶だとこのバロウだけは割と強かった。攻撃速度が比較的早いためだと思われる。
フォー
軍将機、ファントムシステムが徹底強化されている。
フーガ
軍将機、毒ガス攻撃を得意とする、めんどくさい。
ブロゥ
最強の軍将機、ヴァルドルを破っている。
アスモダイ
ラスボス。最大サイズかつ性能も高いが、いかんせん大きいのでこっちの攻撃が当てやすいという問題がある。
その他
戦車: 黒杉信一郎、山野武
自衛隊の戦車、ヴォルガーラに対抗できるものではないが、砲撃を当てまくれば最終的にハーリアー程度なら破壊はできる、シナリオによってはほぼ戦車の攻撃だけでヴォルガーラを破壊可能なものがある。
大体いつも戦車に乗ってるコンビが毎回何かしら会話をして色々と現状なんかをプレイヤーに伝えるのがお約束みたいになっている。戦車コンビは大体の戦車がヴォルガーラに破壊されても生き残りエピローグまで生き残った。
こうが
自衛隊の巡洋艦。対ヴォルガーラ用の最終兵器っぽい感じだったがあっさり沈められた。
天門
衛星兵器で条件を満たすとラスボス戦で使用される。リモダンと比べてあまり敵が強くないため、普通にプレイすると発動条件が満たされない可能性が高い。
パトカー
無人パトカー、よくヴォルガーラにやられている。
感想等
面白さはリモダンのものを踏襲しています。より派手により大味になってる感じも。難易度は下がっているためか、リモダンはあれこれ40回くらいコンティニューした記憶があるのですが、こっちは私が覚えているのは対将軍機に1回だけ。
とはいえこういったニッチかつターゲットが明確なゲーム本当に出なくなったなぁ、こういったゲームが出てた時代はゲームが楽しかった。
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