2008年11月16日
ドクダミ
ドクダミ
1.ドクダミとは
ドクダミとは、ドクダメ(毒矯め=毒を矯正する)あるいは十薬(ジュウヤク=十種類の効能があるといわれることから)などと呼ばれるドクダミ科の植物です。 古くから生薬やお茶としても利用されていて、利尿作用や動脈硬化の予防作用などが知られています。
2.成分
特有の臭みがあり、デカノイルアセトアルデヒド、ラウリールアルデヒドといった抗菌作用を持った成分が原因です。これらの臭み成分は、乾燥させると揮発したり酸化されてなくなります。ただし、臭みとともに抗菌作用も失われることになります。
その他に、クエルシトリン、イソクエルシトリンと呼ばれるフラボノイド成分があります。それらは利尿作用や動脈硬化の予防作用があるといわれていて、乾燥させても失われることはありません。
また、カリウムも多く含まれていますので、ナトリウムを追い出して血圧を下げる効果が期待されています。
3.安全性
カリウムが多いので、人工透析されている方や高齢者で腎機能の低下した方には腎臓に負担をかけることになりますから、注意が必要です。
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