2009年02月01日
プロポリス
プロポリス
1.プロポリスとは
プロポリスとは、ミツバチが植物の新芽や樹皮などをかじりとって巣の補修などのために塗り固めた樹脂状物質です。プロポリスという呼称は、ラテン語のpro(=前、防御)、ギリシャ語のpolis(=都市)から命名されたようです。古くから民間薬、強壮剤として世界各地(特に欧米)で用いられてきました。
ミツバチは、本能にしたがって特定の樹木から選んでプロポリスを集めているようですが、どのような基準で選んでいるのかはまだ解明されていません。巣の衛生環境を保つために抗菌作用のある植物から選んでいるのではないかという推察もされているようです。
健康食品としては、樹脂状のプロポリス(原塊といいます)から水やあるいはアルコールで抽出したものを液体のまま製品化したものが主流でした。しかし、特にアルコール抽出された液体製品は、歯や使用したコップにヤニ成分が付着しやすいことから、最近では濃縮してカプセルに充填したもの、つなぎと混ぜて錠剤あるいは顆粒状にしたものなど様々な形態のものが出回るようになりました。
ポリフェノールの仲間であるフラボノイド類や桂皮酸誘導体類を含んでいて、それらの成分は、抗菌作用や抗酸化作用、抗がん作用、抗炎症作用などを持つことが報告されています。
2.成分
産地によって、含有成分の傾向がヨーロッパ・中国系とブラジル系の2種に大別されます。ヨーロッパ・中国系は、ポプラを主体とする起源植物が由来とされ、フラボノイド成分が豊富とされています。一方、ブラジル系は、アレクリン(学名:バッカリス・ドラクンクリフォリア)を主体とする起源植物が由来とされ、桂皮酸誘導体類を多く含んでいます。
3.安全性
古くから民間薬として利用されてきたものなので、安全性は高いものと思われますが、体質によっては、アレルギーを起こす方がいらしゃるようですので、アレルギー体質の方は、ごく少量から試してみるなど注意が必要です。
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